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Recensione per ウラオモテ彼女

    • 素直に、自分の感情・欲望を表現出来ない男・女
      が、互いに理解を深め、激しくカラむ”東西”先生、
      短篇十二本を収録した、ワニマガジンさんからは
      二冊目の作品集。
      印象に残った収録作品は、同じ飲食店で働いてい
      る、メガネ・男子な”広川”と、制服のタイトスカ
      ートが良く似合う”高山”。チャラそうな支店長と
      二人で歩いている”高山”を見かけた”広川”は、自
      分の想いを彼女に届けようとして・・・な、短篇
      「逃げてよ高山さん」。半ば強引に手をつないで
      も、ホテルに入っても拒否や抵抗をしない”高山”
      の本心が、”広川”だけでなく、読者側をも喜ばせ
      る、お話でした。
      読んでいて感じたのは、テレや見栄もあり、本心
      をさらすことの出来ない、不器用な主人公たちを、
      繊細に表現している点。互いの本音・本心を知り
      カラミが激しくなる男・女の姿を、微笑ましく描
      いていました。
      ぱきっとした絵柄も記憶に残る”東西”先生の一冊。
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