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「相姦のレプリカ」 へのレビュー

    • NEO劇画の香りを残した絵柄が、インモラルな
      ストーリーを、引き立てている印象を感じさせ
      た”御手洗祐樹”先生、表題作・第一話~第八話
      までを収録した、一巻目。
      印象に残る収録作品は、男性経験の少ない”渚”
      のみずみずしいカラダを抱いて、”響子”の若い
      頃の面影を感じ取った”優星”・・・な、第八話
      「もうひとりのレプリカ」。
      読んでいて感じたのは、実母”響子”への想いが
      すべてにおいて優先される、”優星”の行動。い
      とこの”渚”や、”響子”の実姉”真弓”との関係を
      持っても、絶えず、”響子”を軸に比較してゆく
      ”優星”に、なんだか、切ない、感情を抱きまし
      た。自らの『業』に、身を焼き尽くす”優星”を
      鮮烈にえがいた、ダークなストーリーの一巻目。

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