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繰り返し描かれる、静かな”キス”が”平こさか”先生の
世界観を、表現している短篇。
幼なじみで十歳年下なヒロインと、彼女の婚約者な主
人公。ヒロインの事を大切に想っている主人公は、結
婚するまで”清い”関係でいようとしますが、かえって、
そのことから不安になるヒロイン・・・なストーリー。
読んでいて印象的だったのは、二人の”想い”が静かに
伝わってくる”キス”シーン。”証し(あかし)”が欲しい
ヒロインの心情を、丁寧に描きあげていました。静か
に”燃え上がる”カラミが、静寂の中から描かれた短篇。