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七色に変化する登場人物の表情が、観ていて飽きない作品
の世界観を成立させている”カイシンシ”先生・七冊目の作
品集。
印象的な収録作品は、ヒロインに苦手科目を教えてもらっ
ていた主人公君。無言で彼を見つめるヒロインに、居たた
まれなくなった彼が・・・な「目は口ほどにものを言う」。
無条件で主人公君を”受け入れてくれる”、ヒロインが愛ら
しい作品でした。
収録されている全ての作品に共通して、主人公とヒロイン
が相思相愛な恋愛関係を、既に確立した上で、ストーリー
進行するので、サクサクとカラミが展開しますが、猫の目
の様に変化する二人の表情と、互いの”想い”を感じさせる
会話が、カラミに彩り(いろどり)を添えています。読了後、
”ほんわか”した読後感を味わえる一冊。