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「フラストレーションガールズ」 へのレビュー

    • 濃厚なカラミの構図と、ヤリたいけど素直になれないヒロインの
      『心の内側』を、克明に描写するシナリオが、読み手を魅了する
      ”さんじゅうろう”先生、”X-EROS”で掲載された短篇・七作品と
      おまけページを収録した、自身三冊目の単行本。
      印象に残った収録作品は、男子から『早川チャレンジ』と言われ、
      告白されても受け入れない、難攻不落なヒロイン”早川”が、選ん
      だ相手は、コミ障な男子主人公”佐藤”………短篇「ゼラニウム」。
      急にエロスイッチが入り、押し倒してくる”佐藤”を諭しながらも
      受け入れる”早川”が魅力タップリに描かれた、お話でした。
      読んでいて感じたのは、精密な状況設定と計算されたアングルが
      醸し出す濃厚なカラミ。特に、短篇「インプレッション」のヒロ
      イン”中妻”の、押し寄せてくる様なキャラ設定が、エンディング
      での、味わい深さを育んでいるのは、”さんじゅうろう”先生作品
      でしか感じることのできない読み心地だと、感じました。
      カラミの構図とシナリオとが、濃厚な読後感を生む、上質な一冊。

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