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「狂乱の王妃フェルメリア」的鑒賞

    • 舞台は狂気が香るファンタジー世界。
      ある条件を提示された、小国の王妃による自慰行為を描いています。
      第三者からの凌辱による快楽責めではなく、あくまでも自発的な行為である点がポイント。

      年頃の娘がいる、妙齢の王妃による自慰行為は、豊満な身体と衣装の高貴さがギャップとなって非常に淫奔で、自慰行為でありながらも見ている側にとっては、あたかも誰かに犯されているかのような錯覚さえおぼえます。

      これは描写の妙とも言うべきところで、大股開きで座り込んだり、かがんだり、四つん這いになったりといった王妃の姿は、セックスにおける体位とほぼなんら変わりはないのですが、しかし、そこに竿役だけがいない。
      それゆえに、王妃の身体だけに注目することができるといったいやらしさがあります。

      絶頂を重ねるにつれ、次第に理性をなくしていく王妃の姿も必見です。
      自慰行為に対する自分自身との同調。といった意味では、王妃と自分との姿が相通ずるようでもあり、そうした面での奇妙な興奮をも感じられる作品です。

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