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フリー作品の方の「執事の催眠」「吸血鬼催眠」「執事の催眠2」を聴いてからこちらの作品を聴かせていただきました。
冒頭の方の台詞で執事のことが出てくるので、フリー作品の方を聴いておいた方が違和感はないかもしれませんね。

吸血行為の末自らも吸血鬼になってしまう、といったオーソドックスな吸血鬼の流れではありますが、無理やりな描写などは一切なく
愛し合っているが故に同意の下で、という感じでした。
ただ私の場合ですが、前述した通り執事の催眠を事前に聴いているので
あっさりと迷いを断ち切って全て受け入れるという気分にはなれず、切なく背徳的な気持ちになりましたが
ストーリーとしてはそれもまた良しかなと。

導入部分に関してはとても丁寧なので、問題なく催眠に入り込むことが出来ました。
この作品の一番好きな部分はやはり、吸血行為のところですね。
本当に噛みつかれるわけではないので当然痛みはないのですが、「ドクンドクン」という血管の脈打つ音と血を飲み込む音がとても臨場感があり、
本当に血を吸われているような錯覚と脱力感を伴った気持ち良さを感じました。

アダルトパートに関しては愛撫の部分が個人的には満足でした。
欲を言えばもっと全身を愛撫する描写があれば良かったとは思いますが、
その分こちらのサークルさんの他の作品と比べて下の方の愛撫が長かったので、前戯が好きな方にはオススメです。

一般的に考える「吸血鬼」のイメージを裏切らない、オーソドックスだけれどそれが良い、素敵な作品だと思います。