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「Charisma Lash Type-R」 へのレビュー


    •  本作は、東方の主要キャラ六人のテーマ曲を華美にアレンジした本格オケアレンジのアルバムです。
       パーカッションが迫力のサウンドを支え、弦楽が音楽を設計し、管楽がメロディを描く仕様で、にんじんわいんさんお得意のロックテイストとは異なるフルオケ仕様ですね。
       随所でコーラスが取り入れられているのも特徴的でしょう。

       この「Charisma Lash」シリーズ、DLsite では既刊が同時発売されていますが、制作時期は違っていて、HACW-TA1030 (30作目)の Type-R の初出は2014年のようです。
       その内容はフォルテでガンガン攻める、まさしくラスボスアレンジの数々。煌びやかなフルオケのサウンドが楽しめる一枚となっています。
       編曲は換骨奪胎が色濃く、断片化されたメロディが踊っていますね。

       それぞれの曲は大変魅力的なのですが、一方で、通して聴いてますと聴き疲れしやすいのが難点でしょうか。
       バッハオマージュの色合いが強い「亡き王女の為のセプテット」、たぶん超強いラスボスなんだろうね……な「少女綺想曲」、あえかな弦楽の始まりが美しい「幽雅み咲かせ墨染の桜」など、本当に魅力ある楽曲が多いのですが。
       抜け感さえあれば、とその点のみ惜しまれるところです。intermezzo の類があれば良かったかもです。

       というわけで、評価に悩んだ一枚でしたが、半額セール時の購入ということも含めて5評価を付けています。
       ちなみに、にんじんわいんさんのHPからSoundcloudに飛べばシリーズの全ての曲の試聴ができますので、気になる方はそちらをお勧めします。

       余談ですが、「フルオケのフォルテに伍するコーラスか……」とその点にファンタジーを感じております。
       こうした音楽が実現する点でも、打ち込みには生演奏とはまた別種の可能性がありますね。実際はフルオケ超強いんで。
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