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「麗-RAY- 月天夜姫」 へのレビュー

    • 2017年05月23日
      レビュアーオススメ!

       本作は趣味工房にんじんわいんさんが制作しておいでの漢字一文字シリーズの第三弾、東方永夜抄の音楽をオケアレンジした音楽アルバムです。
       発売は前後していますが、「桜 -SAKURA- 紅響楼閣」「雅 -MIIYABI- 幽冥歌聖」に続く作品で、サークルさんが設けている型番ではHACW-TA1007、七作目の作品のようですね。初出はおそらく2008年になるのかな?
       全12曲ながら56分、おおむね各曲4~5分程度の厚みのあるアルバムになっています。
       トラックリストは以下の通り。

      1.月は遠く [永夜抄]
      2.狂乱の蟲王 [幻視の夜、蠢々秋月]
      3.闇にはばたく [夜雀の歌声 もう歌しか聞こえない]
      4.幻想郷昔話 [懐かしき東方の血]
      5.人妖の狭間で [懐かしき東方の血]
      6.魔空閃来 [恋色マスタースパーク]
      7.夜想に木霊する巫音 [少女綺想曲]
      8.狂騒の回廊 [シンデレラケージ]
      9.月都夜想曲 [狂気の瞳]
      10.美しき月の頭脳 [ヴォヤージュ1969 千年幻想郷]
      11.不死の代償 [竹取飛翔]
      12.儚月に想いを馳せる [永夜抄]

       この作品はシリーズの系譜を継ぐもので、クラシカルなオケアレンジにロックやテクノのテイストを加える手法は相変わらず魅力的です。
       オーソドックスな初作、尖っていた二作目を上手く折半した風に聞こえるのですけど、原作のモチーフもあってか、どこか宇宙的な気宇壮大さが宿っていますね。
       また、四曲目の「幻想郷昔話」に見られるように、クラシカルなアレンジも目立っていて、そこでは和の幻想世界がふんだんに描かれています。

       各曲について書くスペースがないのが大変惜しいですが、今回も大変魅力的なアルバムでした。
       全体的に「かごめかごめ」をライトモチーフとして導入しておいでですが、永夜抄から発展した妖しくも儚く激しい音楽世界、お勧めです。
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      2人が役に立ったと答えています

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