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「BLUE GIANT SUPREME 5」 へのレビュー

    • 2023年07月11日
      レビュアーオススメ!
      シュプリーム5巻は一種衝撃的。
      分かる人には分かっていたことでしょうが、衝撃的なほどファーストコンサートは失敗に終わっています。

      大がここまで大きくクラッシュしたのは、おそらく仙台のファーストライブ以来じゃないでしょうか。
      リーダーである彼の浮つきに、メンバーそれぞれの緊張と通じ合わない創意によって、6割の客が帰る大失敗に終わっています。

      これだけのメンバーが揃いながらも、これ。
      やはりセッションというのは難しいのだなと、強烈に描かれた5巻でしたね。

      (とはいえ、さすがに10日でファーストライブへ、というタイトなスケジュールはなかなか厳しかったわけですが)


      今巻は、前巻の巻末で出てきた「誰やねん、お前!」なボリスの甥、ガブリエルが登場。
      彼は意外なキーマンで、バンドのサポートメンバー(運転手)として良い味を出してくれてます。

      実際のところ、今のメンツで移動の足は絶対的に必要。
      ベルリンでライブをやって稼ぐ、という選択肢が事実上消滅した以上、金策の手はなく、鉄道での移動はかなり難しいわけで。
      窮地に陥った空中分離状態のバンドに、今は走り続けろとツアーの道を示したガブリエルは本当にキーマンでしたね。

      そしてそれも、ボリスと大の個人的な関係があったればこそ。
      大の人を惹きつけていく魅力があればこそであり、少しずつバンドメンバー(というかブルーノ)はリーダーとしての大を認めていっているように見えますね。


      正直、個人的にはかなり驚かされた一巻でした。
      ただ、面白いですね。

      ここからどう這い上がっていくのか、楽しみです。
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