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作者が女性だからか、男性作家によくみられる「単に　男に都合のいいだけのモノ」では無く、
きちんとした考えと目的をもった「少女、ヒロイン」として描かれているのが良いです。
　導入部で、ヒロインは真面目で優しく、正義感のある少女であることが説明されます。
　そのヒロインが魔物に捉えられ、タイトルに偽り無しのハードな責めを次々に受けるのは圧巻です。
　責めも、バリエーション豊かです。
　追い詰められていく感じがいいですね。
　元が美少女なだけに、同一人物とは思えないほどに歪んだ顔が、責めのハードさを表わしています。
　しかしそれだけに終わらずに、漫画の修行をされただけあって、ストーリーがしっかりしているのは魅力です。
　シリーズ物ですが、連続性はありませんから、単品で見ても楽しめます(シリーズでも、最高にピンチな作品でしょうか)。
　でも、この作品を気に入られたら、他の作品も読まれれば、「ああ、こういうことだったのか」と気づくことがあるとは思います。
　ラストまで、一気に魅せてくれる力作です。