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「二次元ドリームマガジンVol.82」 へのレビュー

    • 体験版の一寸法師少女にキャッチされて、とうとう二連続購入してしまったゲドマガ本誌。前号に引き続き、かなりのボリューム感を感じました。

      全体テーマは「丸呑み」とのことで、前作「機械姦」に引き続き非常にニッチなテーマながら、ボリューム感と手堅さを両立してくるのはさすがKTC。性癖別アンソロジーをいくつも編んでいるだけのことはあります。特に「丸呑み」アンソロジーは既にVol4まで発売とのことで・・・ニッチといいつつ読者諸兄には人気のご様子、日本の未来は明るい。

      丸呑み作品の中での個人的な一押しは、やはり購入動機となった一寸法師少女の物語、冬扇「一寸先は闇堕ち」。
      一寸法師の末裔である退魔し少女が家宝の小槌を手に鬼に挑むが、あえなく一飲みにされ、鬼の体液(アルコール成分含)で発情させられて胃袋で触手に犯し狂わされる・・・という筋立ての短編。
      一寸法師というテーマ選定、和風な退魔衣装が食道を降る中ではだけるチラリズム、小槌の使い方(ぺたんこ⇒ロリ巨乳への体形変化)、快楽に翻弄されて乱れ狂うヒロインの蕩けた表情、迫力ある見開きフィニッシュと、作劇から作画まで、丸呑みというテーマに併せて計算されつくされた逸品。作者さんの発想力に思わず膝を打ちました。

      小説作品での一押しは、ドリームノベルズの新人ライターさん、ヤミヨ氏の短編「精霊歌姫セイレーン・ミカ」。個人的に堪能させてもらっているpixiv連載作品に連なり、ヤミヨ氏の変身ヒロインものへのこだわりが凝縮されている。守るべき一般市民の衆人環視の前で陵辱され・・・というシチュエーションだが、特にフルカラーの美麗な挿絵と構図のすさまじいえろさが、ヤミヨ氏の文章を引き立てている。

      「丸呑み」の他に触手系、あにゃる、産み付けなどの要素もちりばめられていて、全体として見ると丸呑みを中心に各属性を手堅くまとめた安定感がある素敵な一冊。
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