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数多くのBADENDを嗜んできた自分ですが、ここまでひどいBADENDは稀ですね。初っ端から手足の腱を切断と肉体的にもリョナに近い陵辱ですが、それ以上に心を抉るえげつない陵辱劇に戦慄すら覚えました。
説明文を読むと複数のBADENDのオムニバスの様に感じますが、実際は一人の少女騎士の悲酸極まる結末を描く一本道のストーリーになっています。その過程で彼女の同僚騎士や仕えるべき姫君に降りかかる惨劇が描かれる、という構図です。
騎士として再起不能の体にされ憎むべき異形の子を孕ませれるヒロインですが、真の絶望はその先に待ち受けています。まさに死より辛くおぞましい結末、今作は余程のサディスティック、もしくはマゾスティックな方でなければ耐えられない怪作だと思います。