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Recensione per 魔胎都市Xth~Sakuya Chronicle~

    • 10年の長期に渡る人気シリーズ『魔胎都市』のメインキャラの一人である円城咲耶の過去を扱った、シリーズの前日譚的な話です。

      作中最強クラスの実力を持ちつつも過去の敗北調教の後遺症から性的な責めに極端に弱くなってしまったという、どスケベな設定にを持つ彼女に悶々と妄想をさせられていたイチ読者としては遂にその設定が掘り下げられるのか!!と期待値が相当高まっていたのですが、そんなハードルを悠々と超えてくれました。

      気高き最強の退魔師がそれ故に堕ちず、堕ちないが故に心を折らんとより狡猾に、より執拗に、より巧妙に且つ苛烈に責められる様が、竜胆氏の美麗な挿絵と相まって非常に煽情的であり興奮しました。

      80ページの大ボリュームであるにも関らず、結局今作では堕ちきらず後編に続くというまさかの嬉しい展開。今から後編の更なる調教への期待に胸が膨らみます。

      シリーズファンの方(特に円城咲耶ファンは必読と言えます)は勿論の事、今作で『魔胎都市』シリーズを知ったという方にもシリーズに手を出すきっかけとしてオススメです。


      ちなみに個人的には調教が進むにつれ咲耶さんの呼び方が段々辛辣になっていく地の文が好きなので今作も健在で良かったです。
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