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≪『同人』としての評価≫

18禁でなくて良くないっスか?そう思う程重厚ストーリー。
記憶喪失の『人間』が何故エルフの守護者?本当は何者?
守護者に纏わる恐ろしくそして悲しい真実とは?
エルフでありながら帝国武将として戦う女エルフは一体?
帝国の強武力化、世界制圧の裏に隠された本当の目的は?
物語の始まる遥か古に起こった『災悪』とは?
そして、生きとし生けるモノの『本当の敵』は何か?
今時プロでもこんな濃いストーリー書ける人余りいない。
クリエ-ター気取りにこれをプレイさせて自身の甘さ、プロ意識の無さを猛省させたい位です。

『魔剣士○ーネ』の様にストーリーとチュートリアルがリンクしている親切設計ではないので最初内政や戦闘システムにやや戸惑いますが、体験版で序盤〜中盤初め位プレイ出来、慣れたら製品版にデータ引き継げる点高評価。
製品版は戦闘とイベント目白押し、個性的な敵味方多数、思惑、徐々に見えてくる『真実』、出会いそして『別れ』。
エロ部分は(絵柄がドツボならともかく)後宮迄あるのにかなり大人し目、過剰な期待は禁物。

純粋にSLGとしてプレイするなら買いですよ!!


≪ややネタばれ、個人的願望≫

同人故の限界でしょうが、やはり所々安易さが目に付きます。
ファナシス、シールナーズ、ヴァンチキル戦は、闘う必要があってもこっちから戦争を仕掛けては帝国と変わらない。
支配領土が増えれば内政ももっと複雑化するべきで、登場キャラももっと自己主張していいと思う、19人武将を雇用出来るが特技が重用、無用キャラが明確過ぎる、それぞれの個性や能力を活かせる戦場、連戦すると疲労して武将交代できたり・・・言い出すとキリが無い。

同人ゲーで其処まで言うのは我侭、酷だと思う、けど本当に同人で終わってしまうのが残念です。