激重執着大好きですが、これは隕石大爆発級の一方的過ぎる激重執着メリバごにょごにょハッピーエンドです。
最後まで見れば「タイトル…何を待ってたの??」だし、一方的に愛を貫く(物理的に)ハヤメが言う「約束」とは何なのかが解る。
幼少期から転勤族だった為、友人たちの顔を覚えていられないサクマ兄ちゃん。きっと最初は覚えていたんだと思う。だけれど親の仕事という逃れられない運命によって次第に「覚えられない」ことで幼少期の寂しさから心を守っていたんだと思う。
サクマ兄ちゃんもある意味、親からの影響を受けた子。
その反対に、ハヤメは母親からの虐待・育児放棄を受け誰も助けてくれない(第三者からの然るべき所からの通報表現や児相が来た様子もないから出生届ちゃんと出してるのかも怪しいレベル)状況で唯一、普通に接してくれたサクマ兄ちゃんが大好きで、大好きで救いだったのに「約束した」のに「約束した」のに………「約束した」から約束を果たしてくれないサクマ兄ちゃんを迎えに来たハヤメ。
そう、これはメリバ。メリーバッドエンド。
でも我々は事情を知っているからメリバと判断するけど、事情も知らず見聞きするだけなら、ハヤメだけじゃなくて周りもきっと「これはハッピーエンドじゃないか」と思っちゃうくらいに、あまりに…あまりにハヤメが幸せそうすぎる。本当に幸せそう…
例え、その幸せそうなハヤメの心の中が愛憎で満ち溢れていても、例えサクマ兄ちゃんの意識がなくても2人で迎えた朝はこんなにも綺麗で、綺麗で…
でも作中、唯一の救いはサクマ兄ちゃんが快楽に屈服していること。これから待ち受ける日々の中で僅かな間にも快楽に意識を逸らすことが出来るなら、ある種、幸せなのかな…
今後、例の部屋は綺麗になるのか。せめてゴミは捨てような!
今この瞬間もサクマ兄ちゃんは…兄ちゃんのその後の様子を案じながらも、圧巻の重くて最高の作品でした。
ありがとうございました!