作品紹介
雨宮黎夜は、外見も声も性自認も男の大学生。
ただし股間だけが違う。男性器はなく、熱を持って開く女の穴がある——カントボーイ。
毎朝七時四十二分、満員電車の同じ吊革。後ろから密着する熱、シャツの下で摘まれる乳首、スラックスの内側を滑る指。拒否していた声が、クリトリスを責められるたびに「んぁ」「ん゛っ」「んほぉ」と壊れていく。人混みの中で潮を吹き、人前でイき、それでも次の朝には同じ車両の同じ位置に立ってしまう。
終電のほぼ空になった車内で奥まで貫かれ、中に放たれ、腹の内側に熱が残る。ホテルでは自分から脚を開き、「孕む」「孕ませて」と囁くようになる。男に戻れない自覚は、痛みから習慣へ、習慣から定着した事実へ変わる。
文字数11527文字
ただし股間だけが違う。男性器はなく、熱を持って開く女の穴がある——カントボーイ。
毎朝七時四十二分、満員電車の同じ吊革。後ろから密着する熱、シャツの下で摘まれる乳首、スラックスの内側を滑る指。拒否していた声が、クリトリスを責められるたびに「んぁ」「ん゛っ」「んほぉ」と壊れていく。人混みの中で潮を吹き、人前でイき、それでも次の朝には同じ車両の同じ位置に立ってしまう。
終電のほぼ空になった車内で奥まで貫かれ、中に放たれ、腹の内側に熱が残る。ホテルでは自分から脚を開き、「孕む」「孕ませて」と囁くようになる。男に戻れない自覚は、痛みから習慣へ、習慣から定着した事実へ変わる。
文字数11527文字





