【BL作品】楽游町603～その一、双極性障害者の冤罪～(CV:工藤玲司)

【世界観】

楽游町603に所在する某精神科病院。
さまざまな悩みを抱える、精神障害者に対し専門的な治療やケアを行う医療施設。
だが、この街と病院自体に漂う雰囲気は神秘的かつどこか陰鬱で、
ここに入ると、まるでパンドラの匣を開けてしまったように
森羅万象あらゆる事象が起こりうる、禁断の「都市伝説」が紐解かれる。


【あらすじ】

高階侑都は、極度の睡眠障害に悩まされ、
どこか別世界に佇むような街・楽游町603にある精神科病院を訪れる。
そこで、医師の丁寧な診察を受けた結果、
さまざまな検査をする名目で、入院をすることに。
そして、病院での生活が始まるが、
その間に侑都の状態は大きな上下を繰り返し、周囲も自分自身も翻弄される。
だが、侑都は自身が発症したことは記憶になく、
穏やかな日々が続いていると思ったまま。
しかし、侑都の日々はパンドラの匣を開けたにすぎず、
やがて侑都は、衝撃的な事実を知ることになり……。


【キャラクター】

【受け】
高階　侑都(たかしな　ゆうと)
CV.工藤玲司

年齢:20歳
身長:177cm
職業:大学2年生。精神的な病気(本人は睡眠障害だと思っている)で現在休学中。
家族:高校3年生の時、父の不倫が原因で両親が離婚し、以降、母と3歳年上の姉と暮らす。
性格:感受性が高いがゆえに繊細な気質を持った、内向的な人。

周りからの刺激を過度に受けやすい。
高校3年生のときに父が家を出て以降、残された母と3歳上の姉のことは、
とても大事に思っているが、自身の心身の不調で迷惑をかけていることを気にしている。
昔から小説家になる夢を持っていて、受験生でありながら不調の兆しが出てからも、
文学部のある大学受験を何とか突破するなど努力家でもある。
人の言葉を素直に受け取ってしまうことから、医師の治療方針にもすんなり納得し、
精神科病院にて入院することに。
本来は優しく穏やかな性格だが、自身が患っている病気(双極性障害)により、
躁状態のときには狂暴になったり、うつ状態のときには自傷を繰り返したりする。

病状:双極性障害
・ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す両極端な状態。
・しかし発症の時、本人には発症の自覚がなく、通常の状態に戻った後に自分が何をしていたか、
一切覚えていない。また、発症の兆しがわからない点も含め、重篤。
・不眠と過眠を呈する睡眠障害がひどい。

病歴:2年
父親に捨てられたという強烈なショックにより、
精神的・身体的に不安定になったことが最も直接的な原因。
単なるショックに加えて、本人の繊細な性格から自分自身を追い詰めた結果、
重篤な双極性障害を発症してしまった。

【攻め】(リスナー・音無)
年齢:28歳
職業:精神科医
性格:丁寧に患者の話を聞き、冷静な診断をする優秀な医師。
特に、侑都が抱えた心の傷には親身に寄り添い、躁状態でハイテンションなときも否定や拒絶をせずに受け入れ、
うつ状態のときにもそっと寄り添ってくれる。
しかし、ある秘密を抱えていることから、その顔はフェイクである。


【尺:93分】
キャストトーク付き