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著者 | 南風鈴 |
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出版社名 | メディレクト(旧 古川書房) フォローする |
レーベル | 古川ノベルズ |
販売日 | 2014年11月21日 |
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シリーズ名 | 友達の兄貴 |
年齢指定 | |
作品形式 | |
ファイル形式 |
専用ビューア
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ページ数 | 68 |
ジャンル | |
ファイル容量 |
1.98MB
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作品内容
「俺、孝太郎さんみたいな兄貴が居てくれたらって」「お前が俺の弟だったらよかったのによ」
数年ぶりに再会した、友達の兄貴と部屋で二人きり。昔は無愛想なはずだったのに、なんだかやけに世話をやいてくれて…。年明けに起きた、スケベなハプニングをきっかけに、彼らはまるで本当の兄弟のように、その距離を近づけていくのだが…。
G-men No.110に掲載されたゲイ小説作品を配信開始!
正月休みに帰省した善之は、親友の宏和から届いていた年賀状をきっかけに、久しぶりに会いに向かう。その家で迎えてくれたのは、宏和の兄貴・孝太郎だった。かつて一緒に自転車を二人乗りした古い記憶の甘酸っぱさが、善之の胸に込み上げる。元野球部員だったはずの面影は薄れ、すっかり体に脂肪が乗って、むさくるしくなってはいたが…。
善之は孝太郎と二人きりで、外出中だった宏和の帰りを待つことになる。途切れがちな会話に善之が気まずさを感じていると、孝太郎が「俺の部屋に来ねえか?」と誘ってくる。退屈しのぎに二人が観始めたのはアダルトビデオだった。「お前、チンポ勃ててんじゃねえか?」「こ、孝太郎さんこそ」「確かめてみっか?」男同士の軽いふざけ合いのはずが、次第に妙な雰囲気になってしまい…。
『孝太郎は横這いのまま自分で乳首を弄くっていた。顔を顰め喘ぐ表情が何とも愛おしく、その顔に近付きたい一心で俺はもう一度ヨイショと孝太郎の体位を整え、仰向けにひっくり返す事に成功する。そしてすぐさま上半身を倒していき、その孝太郎の顔に獣よろしく愛撫を始めた。孝太郎の顔はしょっぱかった。俺は孝太郎の頬や、鼻や、瞼をレロレロと舐め上げ、目一杯味わった。「んん、んああ…よ、善之…」孝太郎が俺の名前を呼んだ。始めて呼んでくれた。耳元で囁くように、とろけるような息遣いとともに、唾の臭いを伴いながら俺の名前を呼んだのだ。孝太郎は俺の愛撫に負けじと、俺の耳に貪り付いてきた。クチャクチャと音を立てながら、「善之、善之!」と、俺の名前を何度も連呼し、そして俺達はどちらともなく唇を重ねた。もう、どれくらい唾液を交換したかは分からない。ただ一つハッキリしているのは、俺の口の中は孝太郎の唾液でヌルヌルの極地になっている事だ。俺は一旦唇を離す。「俺、信じられないっす。まさか、孝太郎さんとこんな事できるなんて…」「何だよ、まだ俺の味がわからねえってのか? じゃあ、もっとくれてやるよ」孝太郎はそう言って俺の首に腕を巻き付け、俺を力一杯引き寄せると、再び唇を重ねてきた。ドクドクと送り込まれる孝太郎の唾液。俺は喉をならしてそれを飲み込む。「ん…んっぐ!」「んん、どうだ、うめえか?」俺は返事の変わりに繋がったままのチンポにビクンと力を込める。「んぐ!」口の中で孝太郎の舌がビクッと反応を示した。俺はそのまま腰を突き出す。』(本文より)