ユーリーさんのレビュー一覧

王位継承戦にマフィアの大規模抗争と旅団のヒソカ狩りと混迷を極める中、まさか回想が挟まれるとは。旅団結成の経緯に関する話ですが、色々と意外であると同時に流星街を含む彼等の仲間に対する思いに強い説得力を感じる内容だった。パクノダの制約もグッと来る。一方船の方では面白そうな能力が明かされたり、モレナ側を巡る動きが興味深い。

ミッチー&まりんと共に合同ライブ。それぞれの思いが色々とすれ違いながら陰キャのTENと絡んでいくのが面白い。天音が風邪を引いた話からの展開が上手く、ここからサブキャラへ焦点が当たっていき、まりあのギャル友達の掘り下げ編。まほろの悪意無くフリーダムに天音を困らす展開が良い。やよいとTENの意外な繋がりも今後どう活かされるか楽しみ。

良い塩梅にサブキャラにスポットが当たり始めた。それでもメインは早乙女と音無の二人というところは揺るがないバランスが好印象。マネージャーさんは真面目そうで変態、早乙女妹は姉同様熱烈なTENファン、アイドル仲間も上手く話に絡んでくる。終盤仲違いがありますが、いつの間にかそんな展開が始まるほどの関係になっていたというのもポイント。相変わらずドタバタの百合コメです。

音の姉と菊乃の会話から二人が音をどう思っているかの話。菊乃のセリフがカッコいい。
そして文化祭。自分のかわいい声が見た目と合わないことにコンプレックス抱く新キャラ登場。さらに喋れない音も含めて劇をやることになる展開。自分が菊乃にしてもらったように、今度は音が誰かを助けようとするのが熱い。そんな音の背中を押す菊乃、のはずが表情の演技力に問題があるという問題発生が面白い。
劇がどうなるか気になる文化祭準備巻です。

くま回想編の締めからですが、くまがルフィに掛ける思いの強さ、そしてサニー号を守っていた件についても回収されます。現代に戻ってからは怒涛の展開。くまの姿をしたパシフィスタ達がボニーに牙を剥く最悪の展開、それを覆す盛り上がり。更に事態は混乱を極め、この戦いに参戦してくる顔ぶれに度肝を抜かれました。まだまだ盛り上がりそうなエッグヘッド編です。

クリスマスイベント。お姉さまを誘おうとした藤山さんだがお姉さまはそのお姉さまと会う約束をしており、ショックを受ける藤山さんに対して主人公が悲しみながら「百合だ」と百合オタ全開の安心感。しかしお姉さまの内心がそれだけで王道百合として成り立つクオリティの百合というのもこの作品ならではの凄い所。単なる百合コメでは終わらない。なかなか良い感じの濃い新キャラも登場して主人公自身の百合も動き始めそうな第二巻です。

主人公が百合オタクであり、あくまで自身はモブとして百合を見守りたいというスタンスでありながら百合に巻き込まれていく展開が新鮮。お嬢様学校がギャルに影響されるのを危惧して奔走するメタな行動が勘違いを生む展開が面白い。当人がメタな百合コメを炸裂させている傍らで、周りのキャラは王道な百合を展開させていて二重に楽しめもする。

長女と教え子が二の腕と胸の感触の話が良かった。胸も筋肉質で固いんだろうと言われ触らせる展開、そしてリアクションが見どころ。
次女と課長が進展しそうでしないすれ違いがもどかしい。それでも今巻は二人で出かけたり家に行ったりとイベントは発生。
三女は幼馴染に対する意識の仕方が少し変わってきた印象。
四女は相変わらずイケ女ヘタレな先輩との絡み方が上手い。
残念ながら最終巻という事ですが一巻の路線通りの安心して読める百合作品です。

妹のソシャゲ課金の為にバイトを始める姉と言う相変わらず安心と信頼の姉バカ。そんなバイト先にも濃いシスコンの新キャラがいたり客として母親が来てしまったり。バイトで買ったプレゼントとしてペンをもらった母がドキドキしていたりと母の同人ネタも健在。そしてそれがまさかラストのネタに繋がるとは思わなかった。最後まで仲の良いタイトル通りの姉妹百合コメディです。

前巻で登場した妹の後輩が遊びに来ることになったが、恋敵(?)的立ち位置にもかかわらず想像以上に可愛い後輩にニヤける姉が良い。特に「お姉ちゃん」と呼ばせようとする辺りは安心のシスコン。それでも妹の方が可愛いという一途というか姉バカなのはブレない。そしてオチに使いやすいのか母親の出番が増えた印象。ますます濃くなる百合コメディです。