ゆきぐにさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:12件) |
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投稿数ランキング | - | (総レビュー数:10件) |
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2010年11月11日
ふたなりカップルが、仲良く性処理に浸るお話。
箱庭っぽい耽美系の設定と、精液ドロドロの抜き系エロが組み合わさった独特の雰囲気。
基本的に、エロを楽しみつつ、未読シーンを探していくゲームだと思います。
適当に読んだりしながら条件を満たすと、新しいシチュエーションが追加されていきます。
選べるエロシーンが増えていくのは楽しいし、既読シーンでも、別の展開に結びつく可能性があるので、つい繰り返して「実行」ボタンを押してしまったり。
数値の駆け引きなどの要素はほとんど無くて、空いた時間に気楽に進められるのも、ゲームに合っていると思います。
ヒロインはどちらもふたなりですが、性格の違いがエッチに反映されていて面白いです。
彩は挿入などの男性系、御影はその逆に傾いているようです。
シチュは、責め役を入れ替えての口姦やセックスの他、オナホ装着、鼻責めなんていうマニアックなものも混ざっています。
また甘々なだけでなく、時折シリアスでピリッとくる場面も。
ストーリーは前面に出ませんが、色々と想像できる感じ。
個人的には、御影たんが可愛くて一押し。
2010年11月10日
隣の席にやって来た、偉そーな転校生・黒川真鈴。
得意の家事で、身の回りを世話するうちに、なんだかちょっとずつ仲良くなっていく主人公・優志。
しかし、『吸血鬼』という彼女の本性が、学校生活にトラブルを呼び込むことになり……、という感じのお話。
日常描写がしっかりしていて、学園ラブコメの世界が立ち上がっています。
生活能力の低い真鈴のご飯を作ったり、一緒に自転車で登校したりと、こそばゆいお仕え生活に浸れました。
吸血鬼という題材ですが、バトルなどの気配は皆無で、ふたりの恋模様や学校での事件なんかが、お話の軸になります。
エロでは、体操着・ドレス・スク水と、着衣エロにこだわりを感じます。
真鈴は変身能力を身につけていて、エッチもお嬢様形態と金髪美女形態で、二種類あるのも特徴。
キャラ立てが出来ているので、キャラを気に入りさえすれば、尺以上にエロが楽しめると思います。
個人的に、優志と真鈴の、真面目なやりとりの部分にちょっとびっくり。
基本はあくまで明るい作風ですが、どことなく雰囲気があって、長く胸に残りそう。
レビュアーが選んだジャンル
2010年11月02日
凌辱モノ。高飛車お嬢様・沙希が友人に裏切られ、スキー場外れの別荘で調教されていくお話。
官能小説をメインに活躍されている作家さんということで、全体的にそういう雰囲気が強め。
キャラ萌えは控えめですが、スピーディーな展開と、途切れ感の無いエロシーンが魅力です。
シチュは、丁寧口調の男性と、彼に服従する女性による、レイプ・耐久ペッティング・SM系アナルセックスなど。
気の強い沙希が、目一杯抵抗しつつも、快楽漬けになっていく様子はエロエロしい。
全体的に、ハードでネッチリした責めが多いと思います。
後半はレズっぽい展開が多めなので、属性持ちの方は特に楽しめるかと。
また挿絵が力作で、盛り上がる場面では、成年コミック仕立てで4ページに渡って書き下ろされています。
2010年06月15日
短編集。収録作は、アンドロイドもの、姉弟もの、双子、ブルマ、少年などなど。
ほぼ全編、シュールギャグがこれでもか、と自己主張しているのが特徴的。
初めて読んだときのインパクトは強烈でした。
センスは凄いし、オチまできっちり貫く姿勢は見事ですが、純粋にエロ漫画を楽しみたいという方は、購入前に一考したほうがよろしいかと。
とはいえ、ネタばかりではなく、押さえるべき箇所ではきちんとエロいという印象。
特に、女の子の柔かそうな肌や、汗にまみれた表情なんか秀逸。
ばらばらした黒髪の表現も見事なので、ロングヘア好きにもおすすめ。
エロさとくだらなさ(褒め言葉)の融合が、独特のテンションを生み出していて、勢いで最後まで読まされてしまいました。
個人的には、ブルマ+動物園の話が妙にツボ。
2010年02月08日
親の再婚で、年下の幼なじみ・亜梨栖と、家族として同居することになった主人公・俊也。
はじめは、ワガママな妹とそれを許しちゃう兄、という関係に満足していたのですが、亜梨栖の悩みに首を突っこむうちに、成り行きで一線を越えてしまい……、という話。
ヒロインの亜梨栖が魅力的。
あっけらかんと悪びれない態度だけど、時折もろさや素直さも覗かせる、という等身大の女の子像が、丁寧に形作られています。
その上で、主人公の教えるプレイにどんどん夢中になっていく流れは、やっぱりエロい。
露出・アナルといった調教系のものに発展していきますが、エロの質としては、信頼した相手に無防備な姿を見せるという、純愛系のもの。
主人公の俊也も、なんだかんだ惚れられるのが分かる奴として描かれていて、ジュブナイルとしての読後感にも優れていると思います。
2009年07月27日
状況だけ見れば、自室に学校の知り合いが、メイド姿でやってきて〜、という男のドリームっぽいお話。
なんですが、どうにも主人公は幸薄く、自称メイドたちの身勝手に、始終振り回されることに。
逆に主人公が苦労するというコメディで、けっこう面白いんですが、レーベルの路線からはずれた方向性なので、そこは覚悟しておきましょう。
エロは、経験豊富なちひろ先生と、負けまいと背伸びする委員長が、エロいことで競い合ったり、協力したり。主人公は受け手中心。
個人的には委員長との‘はじめて’が印象的で、初心なやりとりにドキドキさせられました。
後から加わるお嬢様は可愛いんですが、最後はバランスが悪い気がします。
ちひろ先生の前代未聞の設定も含めて、女性キャラの動く理由、みたいな下地に相当こだわっています。
所詮イロモノという感じで読んでいたつもりが、終わってみるとお祭りの後みたいな寂しさがあって、それだけキャラを生き生きと描くという面では、成功している作品ではないかと思いました。
2008年12月18日
生徒会長でお嬢様な女の子が、性に絡めとられて、それまでの日常を失ってしまうお話。
他のわかつき作品と比べると、爽やかさよりも暗さが前面に出た、陵辱系の作風。
ヒロインは、内に色々抱えた難しい子で、弱みを握る教師と関係を重ねるなか、考え方が変わっていきます。
その変貌ぶりはけっこう凄いんですが、心理描写を重ねることで、無理なく描いて見せています。
スタートはゆっくりですが、エロの比率自体は高め。
プレイは苦痛系でない調教に関しては一通りあって、個人的には自慰、おねだり、露出散歩などがお気に入り。
ヒロインと他の子との絡みも。
終盤、バタバタしている印象を受けるのが勿体無いです。
実験作的な側面はありますが、破滅するヒロインの色香と哀しさが、強い個性を放つ一作。
2008年12月08日
ファンタジー。手のこんだ骨太な世界観で、雰囲気は暗く耽美的。
重めのしっかりした文章も嵌っています。
同時に、取っつきにくい印象を与えてしまっている部分もありますが。
エロに関しては、序盤は新人テルテへの初々しい調教、中盤以降は囚われた主人リセーラが受ける過酷な輪姦がメイン。
描写が丁寧で、設定にも工夫が見られ、全体的に非常に濃いです。
アナル、羞恥、連続絶頂、あとは無闇に指定が細かい(笑)ドレス着衣プレイなどが特徴。
ストーリーとエロが上手く絡んでおり、緊張感が保たれた展開が魅力。ラストも印象的です。
出来自体はとてもいいので、この独特の雰囲気に乗れるかどうかが、キモだと思います。
代表作である、魔法少女沙枝で興味を持たれた方は、シリアスを描き切ったこちらの作品も、試してみてはいかがでしょうか。
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2008年12月01日
クールだけど仲間想いな女少佐が、敵に捕まって、性奴隷にされちゃうお話。
設定自体はどうということもないのですが、エロい文章がやたらと流暢です。
また、一冊を通してヒロインが変わっていく様子が、胸中や細かい仕草までみっちり書き込まれており、読みごたえがありました。
全体的に陵辱系なのですが、単に乱暴をするだけというよりも、言葉やいやらしいやり口での、精神面の責めが多いのが特徴的。
シチュエーションでは、フェラが象徴のように何度も扱われます。
そんな感じで、クセはあるけれどエロ小説としての完成度は高いという印象。
単一ヒロインでじっくり描く作風が、肌に合うならオススメ。
2008年10月24日
変則的な変身ヒロインモノです。
全寮制女子高の『特別風紀委員』に所属する主人公・奈緒は、チャイナドレス姿の拳闘士への変身能力を武器に、日夜淫魔と戦いを繰り広げていた。しかし、かつてない強力な淫魔「黒巫女」が出現し、学園が危機に追いやられる中、遂には主人公も捕らえられて……、というお話です。
導入部での、主人公の日常が可愛く描けていて、正直、百合テイストな人間関係だけで一冊になるんじゃないか、とすら思いました。
エロは、抵抗・焦らし・快楽系を中心に、ねちっこく上手に纏まっていると思います。
ただページ数の関係か、サブヒロインの扱いが、ややぞんざいと思えるような場面も見られました。設定がけっこう凝っていただけに惜しい感じです。
とはいえ、絵師の方も良い仕事をしており、非常に安定感のある良作。