がんもどきさんのレビュー一覧

完全な女尊男卑の理が支配する世界で生きる主人公が、ひょんなことから唯一女性に対抗できる手段を手に入れる所から始まる、
『レベルを上げて物理で殴る』　反逆のRPGです。
ちなみに、主人公のレイジ君は喋らないタイプの主人公です。彼の代わりに相方が小粋にトークしてくれます。

『レベルを上げて物理で殴る』の通りどんどんレベルを上げていくのですが、自動的にステータスが上がるのではなく、
レベルが上がると得られるポイントを割り振って、ステータスを上げていくと言う成長システムです。
このポイントは特定の場所で自由に割り振りを変更する事が出来ます。
そして、各ボス戦では、それぞれに合わせたステータスの割り振りが必要になると言う面白いシステムです。
どの位レベルを上げたかにも因りますが、ボス戦はとても良い戦闘バランスだったと思います。

ストーリー部分もとても面白かったです。キャラも皆魅力的でしたし、クオリティの高い立ち絵がストーリーをより良い物にしています。
一度見たイベントはスキップ出来る等、冗長にならない様にする仕様も良い所ですね。

そして、全てを殴り倒した後にエンディングなのですが、『レベルを上げて物理で殴る』以外の方法での結末も・・・。ここから先は是非プレイして確かめて見て下さい。
プレイ時間は全てクリアで8時間程度でした。
シナリオ・システム・CG等、全てが高クオリティな良作RPGです。とてもオススメな作品です。

このサークル様は現在多忙な様で、残念ながら作品制作等はやっていないとの事ですが、
また何時か、続編や新作等が作られましたら、是非プレイして見たいと思います。
ちなみに、私は青い娘がお気に入りです。(出番が少なくてちょっと残念。)

ハゲ、マッチョ、パンツ一丁、国中の殆どの人から忌み嫌われている、そんな男が主人公です。この時点で何か色々とぶっ飛んでますが中身はしっかりと作りこまれた王道RPGです。
全体的にあっさりとしながらも、シナリオが面白く、キャラも魅力的でその上マルチエンディング。しかも全てのエンディングにCG付きなのはかなり嬉しい所。

この作品の特徴の一つとして成長システムが有ります。
上に書いてある通りヒロインとHすることによってステータスが強化されると言う物で、仲間3人とHすると仲間が、特定のヒロイン4人とHすると主人公が強化されます。
代わりに主人公のレベルが下がりますが、ステータスの上昇分はそのままなのでヤればヤるほど強くなれます。
ラスボスを倒すまでなら割と簡単に行けますが、クリア後の隠しダンジョンはひたすら強化しないとザコですらきついレベルです。むしろここからがこの成長システムの本番と言った所でしょうか。

隠し要素全クリア、全エンディング制覇でプレイ時間約20時間。かなり長く楽しませてもらいました。

ちなみに今作クリア後、続編『降魔の迷宮』で使えるスペシャルパスワードが出ます。向こうは色々とパワーアップしていて今作共々オススメです。良ければ一緒にどうぞ。

RPGとしても、とても面白い作品です。絵柄が多少人を選ぶかもしれませんが大丈夫な人にはオススメです。

捕獲できる女の子モンスターはどれも可愛く、とにかく多いです。換金アイテム的な扱いなので仲間として連れて行くことは出来ませんが、コンプリートするだけでもとても楽しいです。

パートナーは二人からどちらかを選んで決めます。やり直しは出来ないので慎重に選びましょう。
謎解きが苦手な人は小さい方を。探索を少し有利進めたい人は大きい方を選ぶのがオススメです。もちろん好みで選ぶのもOKです。
スキルはアイテムで覚えさせる形式なのでどちらでも同じ様に扱えると思います。

ゲームの難易度は少し高めです。戦闘で手に入るお金は少なめなので基本的に捕獲したモンスターを売却することになります。
ただ、捕獲可能な状態にすると能力が強化されるので下手するとそのまま全滅したりします。こまめなセーブは忘れずに。

道中、色んな場面で解決方法を選ぶ事になりますが真面目にやるもの外道にやるもの自由です。中には取り返しの付かない事になったりもしますが主人公君は淡々とこなしますので大丈夫です。主人公君マジクール。
他にも素材集め・ドロップ狙い等のやり込み要素もたくさんあります。

発売からもうすぐ5年になりますが、今でも十二分に楽しめる作品です。是非プレイして見て下さい。

良く見かける子たちが可愛くなってヒロインに。タイトルも凝っているのが良いですね。

まず最初にコピー用紙等の大きい紙5～6枚と筆記用具を用意することをお勧めします。
というのもメインとなるダンジョンがとにかく広い。その上仕掛けも盛り沢山で、特定のヒロインが必要な仕掛けも多く有るマップを覚えきるのは困難です。
また、制限時間が有るので無駄行動を無くす為のマッピングをお勧めします。

ゲーム全体としては周回プレイ推奨の作りになってます。一週目はどこに何が有るか解らずレベルも低いので制限時間内にやれる事が限られます。
2週目からは引継ぎが有りますし、ヒロインを攻略する度出来る事が増えていくので何度も繰り返しプレイするタイプのゲームだと思います。
苦手な人にも制限時間が消えるイージーモードが有りますので、それでコツを掴んでからプレイするもの良いと思います。

多少難しいと感じる人もいると思いますが、全体的に作り込みが凄くやりこみ要素も多い作品なので長く楽しめると思います。

ちなみに余談ですが、このゲームの前にこの作者さんの過去作(フリーゲーム)をプレイしていた私はアーティファクトで爆笑しました。気になる人は作者様のページからどうぞ。

まず驚いたのがドット絵の凄さです。
マップ全てがドット、キャラもドット(表情差分も多し)、敵もドット、極めつけにCG全てにドット差分があるという。これだけでもどれほどの手間が掛かっているのかとホラー要素外でも恐怖させてくれます。
そしてこのマップが探索時の恐怖を際立たせます。

鮮明でない分恐怖を煽るマップ。→ 変わる雰囲気、狭まる視界。→ 来てる!なんか後ろから来てる! → えっ、どこ!?逃げ道どこ!? → ギャーッ!!
ということを何度も味わわされました。ええ本気で怖かったです。
このゲームは難易度が高い方なので油断すると結構簡単に仲間がやられてしまいます。そしてそれを繰り返しているとキャラがロストしてしまうので、戦闘やイベントでの緊張感は中々のものです。

2週目からは引継ぎがあるので探索自体は大分楽になります。それでもかなりのボリュームなので途中知らないイベントがいきなり出てきたりするのがまたびっくりさせてくれます。
ギャラリーを100%にしようとするとかなりの時間を吸い取られるのでゆっくりやるのがオススメです。ちなみに私はコンプリートするのに22週・63時間掛かりました。周回数とプレイ時間は累積されるので是非100%を目指して見て下さい。

前作の『エリカ☆クエスト』の続編ですが、プレイしていなくても特に問題無いです。とりあえず、赤い娘は良いキャラになったと思います。
前作から、主人公が顔無し台詞有り男主人公に変更されました。割と好みの分かれるタイプなので御注意を。

前作からパワーアップした立ち絵やCGがとても良いです。特に表情が素晴らしく、笑顔や笑顔()や驚愕やら絶望やら、どのシーンでもとても良い表情をしています。
ただ、Hシーンは普通な物も有りますが、ハードな物はガチでハードです。エグいです。きついです。耐性の無い方は本当に御注意下さい。
時限式の物は、敗北シーンも含めて事前に注意が出るので取り逃す心配は有りません。

RPGとしての難易度は易しめです。
各ダンジョンの最初と最後で全回復出来るので道中の消費を気にせず進めます。お金が貯まりにくいですが、拾い物だけでなんとかなる位の難易度です。

クリアまでシーンコンプリートして6時間位。各ルートクリア後はそのままの状態で分岐前まで戻れます。
非常にスピーディーなストーリー展開と、通常会話とハードな場面との空気の違いに戸惑いながら、CGの素晴らしさに感心したり寒心したりする。そんな感じの作品でした。

言動も行動も性格も、THE・ならず者と言った感じの6人が主役のRPGです。
高尚なものは一切混ざらない会話と、容赦の無い凌辱シーンは実にならず者と言った感じです。

元々がザコの代名詞の様な奴らなので、最初は蜂やネズミと死闘を繰り広げる程の悲しい位の弱さです。敵はザコも含めて火力が高めなので回復を怠るとあっさりやられます。
ただ、レベルは上がりやすい&回復費用は安い&ボス1人目を倒すと戦闘回数によって全回復出来る様になるので結構テンポ良く行けます。
ザコ戦はテンポ良く、ボス戦は装備やメンバーを考えて挑む、良いバランスの難易度だと思います。

プレイ時間はクリアまで4時間程でした。2週目要素は有りません。
ゲームバランス的に凄く真っ当にRPGしているのと、主役6人の一切ブレないねじ曲がった行動原理とで変な笑いがこみ上げてくる。そんな感じの面白い作品でした。

RPGとしては特別な仕掛けはないシンプル構造です。
お金がやや貯まりにくいがレベルは上がりやすい。道中のザコに苦戦はしないが敗北シーンの為かボスの攻撃力がやや高め。
位なので、難易度も簡単です。

Hシーンは中盤辺りからかなりハードです。刺したり電流だったりするので耐性の無い方はご注意ください。
強制イベント以外は全て敗北イベントで手前に目印有り。イベント後はゲームオーバーなのでセーブを忘れずに。

プレイ時間は、クリアまで3時間程で、2週目要素は有りません。

正面以外に当たるだけで倒せる簡単アクションで、ゲームオーバーも有りません。ダンジョン内に難しい仕掛けも無いので難易度は易しめです。
敵を倒した後、1歩も動かないと判定が復活しないのでそこだけは気を付けましょう。

Hシーンはスピード感のあるアニメーションが予想以上に良かったです。うん、良かったです。
イベント場所は、ダンジョン内固定の物は各ダンジョンの同じ様な場所に有りますし、敵シンボル関係は最終盤でまとめて回収出来る親切設計です。

プレイ時間は、クリアまで1週1時間前後。回想と回想部屋アイテムは2週目引継ぎです。
内容は少なめですが、手軽に出来る作品でした。

イベントや会話が淡々と進むシナリオと、色々な意味で濃いエロシーンと、豊富なCGの作品です。
特にCGとエロシーンに物凄く力が入っている作品だと思います。

エロに関しては色々な意味で濃いとしか言い様が無いです。後、『ダメ、ゼッタイ。』
とにかく凄かったですが、もう一つ私が凄いと思ったのは敵グラフィックです。
デフォルメされた可愛らしい物・何処かで見た様な物・見た瞬間「うわっ」と思う様な物等、多種多様で素晴らしいクオリティです。
ただ、難易度的に一つの所に留まる事が余り無く、ボス系も一度きりなので、せっかくの敵グラを見る機会が余り無く勿体無いと感じました。
なので、後で見返せる様に魔物図鑑的な物が欲しかったかなと思いました。

最初のイベントが終わるとフリー行動となり、どこ行くのも目的を達成するタイミングも自由です。
難易度はやや易しめ位だと思いますが、気を付ける事が二つ。
レベルは上がりやすいですが、エリアが変わると敵が急に強くなったりするのでセーブはこまめに。(ミミックが実にミミックしてます。)
それと、途中でのイベント毎の目的確認が出来ません。寄り道ダンジョンが多いので忘れない様に気を付けましょう。

マルチエンディングになっており、トゥルーENDに行くとそのままの状態で分岐選択前に戻れます。2週目引継ぎ等は特に有りません。
プレイ時間はクリアまで10時間半程。エンディングを全種見て、シーンコンプリートまで14時間程でした。

ちなみに、世界観が同じの前作もやや難しめですがお勧めです。前作をプレイ済みだと今作が少しだけ更に面白くなると思います。
世界観の設定が実に凝っていて面白いので、またこのシリーズの作品を楽しみにしてます。

前作も素晴らしかったですが、今作は更にパワーアップ。すごい動きます。そして揺れます。
同様の世界観の別地域の話ですが、前作との関わりは殆ど無いので大丈夫です。

前作と同様にポイントを割り振ってステータスとスキルを決めていく成長システムです。詳しい説明が同梱されているので始める前にそちらを参考に。
今作はそれに加えて、前作でも有ったパートナーが強化されて、全ての相手を連れて行けるという豪華なものになりました。

ゲーム難易度はやや高めです。RPG慣れしている人向けの難易度だと思います。
お金と経験値稼ぎで結構な数のザコ戦をこなす事になります。モンスター捕獲やカード収集等の装備集め兼やり込み要素が多いので、それらと並行してやるのが良いと思います。

プレイ中にちょっと気になった点が有りましたので2つ程挙げますと、
ストーリーの本筋はシリアスなのですが、コメディ部分が混ざり切って無い事と根幹に在るのがBFな事で、シリアスにもコメディにも成り切れないモヤっとした感じが。
お金稼ぎやサブイベントでのドロップ依存度が高いので、図鑑にドロップ情報(不確定が???で表示されるアレ)が欲しかったかなと思いました。
(ドロップ情報に関しては、同梱の次回作の体験版では改良されていましたので感謝です。)

プレイ時間は、クリアとコンプリートまで24時間(+セーブ&ロード時間)程でした。2週目要素は特に有りません。
クリア後に図鑑や回想等は全て回収可能ですが、あるクエストの選択肢だけはやり直しが効かないので、そこだけは注意です。(直前に注意が出ます。)

上記の2つだけは気になりましたが、それ以外は文句無しです。今作もとても素晴らしい作品でした。
体験版をプレイして物凄く気になった最終章もとても楽しみです。

ゾンビゲームだからゾンビが1番可愛くても問題無いと思います。

探索メインのゲームとなっています。
経験値が無く、マップ上の色々な物を調べてステータスアップと装備集めをして行きます。
イベント戦闘前に、行ける場所を全て探索してステータスと装備を整えれば、追加シナリオの隠しボス以外は余裕です。

本編と追加シナリオと共にルートが2種類有ります。展開的には、本編クリア後の追加シナリオからが本番と言った感じです。
引継ぎや周回要素は無く、ギャラリーは共有なのでルート分岐前にセーブ推奨です。
プレイ時間は、本編と追加シナリオの両方のルートクリアで各2時間程度でした。追加シナリオの方は続きを制作中との事なので、楽しみに待ってます。

最後に1つだけ気になった点を挙げますと、敵ゾンビ自体はグロくて怖くて良いのですが、マップ上に大量にいるそれらを相手しても得る物が何も無い為、
ただの障害物になってしまっているのが残念と言いますか勿体無いと言いますか。

第1作目の『レディナイト』と同じ様な作風で、これまでの作品の集大成的な作品だと思います。
過去作で登場した色んなキャラが色んな所で登場するので、プレイ済みだとより楽しめると思います。

ゲーム難易度は最初に3種類から選べます。
ちなみにハードですと、序盤はザコ敵でも全力で当たらないと厳しい位で、中盤から安定して来ますが油断すると一人二人やられる位になり、終盤になると耐性とバフ・デバフをフル活用する様になります。
そして、全体的に属性によるダメージ増減と状態異常の厄介さが強いので気を付けておきましょう。
多種多様なPTメンバーから誰を選ぶかで多少前後しますが、普通のRPG慣れしている方や過去作をプレイ済みの方なら、1週目からハードでもちょうど良い位の難易度だと思います。

今作も『堕落度』と言う数値が有り、名前に反してデメリットが無く、高いと入手アイテム等が増えるので基本的にどんどん堕落させるプレイが推奨となってます。
その過程で国や世界が云々よりもっとエライ事になってる気がしますが、事が終わったらすんなり流してまったりしているこの世界の住民タフ過ぎです。

シーン回想や図鑑や収集系はラスボス撃破後に回収可能で、敗北シーン等の時限式の物は発生させなくても解放アイテムが手に入るので、1週で全て埋める事が出来ます。
また、ラスボス撃破後からアイテム・装備・お金・回想・図鑑・辞典を引き継いで周回も出来ます。

プレイ時間は、1週目難易度ハードで恒例のクリア後隠しボス撃破まで36時間程でした。
ちなみに余談ですが、私の最終PTは【重油・奴隷(聖)・触手・触手(主)・天使・(稼ぎ猫)】でした。

いつもながらの文句無しの作品でしたが、加えてプレイ済みだからこそ解るこのオールスター感。
第1作目からプレイし続けて本当に良かったと思える作品でした。

難解なストーリーも小難しいシステムも戦闘も無いシンプルなRPGです。
売春でお金を稼ぎながら、素材を拾ったり買ったりして、衣装を作ってイベントを起こすという流れになります。

基本的に難易度は簡単なのですが、イベント発生までのフラグ立てに少々混乱する事が有りましたので、少々ヒントを、
○水兵→メイド→制服は順番固定
○水兵:町の更地と隣のおじいさん
○鳥の羽根:右の花壇
○妖精:森の枯れ井戸

プレイ時間はクリアと衣装を全て集めて3時間程度でした。
前作と合わせて色々と続きそうな雰囲気なのでこれからに期待です。

プレイ中に入手出来るリソースが限られていて、ランダム性は一切無しと言うパズル要素の強いRPGです。
全体的に、笑いあり、イチャラブ有りのコミカルな雰囲気で進みます。(シーン中の会話の長さがちょっと気になりましたが。)

アイテムの入手と消費・お金の使い時・モンスターのステータス・イベント発生のタイミング等々、これらを考えて進むルートを選択して行きます。
戦闘で敗北してもゲームオーバーになりませんが、HP管理もパズル要素の1つなので、あんまり敗北を重ねると詰みます。
ボス戦は逃走も敗北扱いになるので、事前のセーブは忘れずに。
詰んだ時用のお助けモードと、ヒントが同梱されているのでクリアするだけなら簡単です。

ゲーム難易度は、初回・難易度ノーマル・ヒント無しで全体の8～9割消費してクリアする位のちょうど良い難易度です。
プレイ時間は、1週目で6時間程度、2週目で3時間程度。試行錯誤のセーブ&ロード時間を加えて各+1～2時間程度ですかね。
引継ぎは特に有りませんが、ランダム性が無いので、1度通しで経験しているとそれだけでかなり楽になります。

ゲーム性の高い、面白い作品でした。次回作を楽しみに待ってます。