レビュアーランキング:
-
(役に立った数:1件)
投稿数ランキング:
-
(総レビュー数:1件)
タイトルを見て一発ネタの馬鹿ゲーかと思いきや、しっかりした作りの良作エロゲー。
この作品のキモは、「探索パート」で女幹部たちの弱点を見つけられたかどうか、またその弱点が「すごい弱点」であるか否かで勝敗結果が変わるところにある。
普段から虐げられている主人公が、女幹部勝利の分岐で「お仕置き」を受けてしまう展開はM心を満足させるし、その後に女幹部敗北で逆に主人公が「お仕置き」するHシーンを回収したならば、普通の作品にはない強いカタルシスを味わうことができるだろう。
エロシーンもしっかり濃厚に描写されていて○ M心もS心も両方満足させられるだけのクオリティがあり、シナリオライターの高い実力がうかがい知れる。日常シーンも安定感がある。
CG面でもむちむちの女体が遺憾なく表現されており、高評価。個人的にはエファナティカの青い肌はどうかと思ったが、実際にしてみるとこれが案外エロい。どっしりとした質量感のある女体と意外にマッチしている。
良い点ばかりを書いたが、悪い点も。まずフラグ分岐がややわかりにくいところがある。攻略サイトなどを見ながらでなければ、全シーンの回収は難しいのではないか。システム面でも不便は感じなかったものの、2010年代に出されたゲームであることを考えると、ややインターフェースに古くささが感じられる。
とはいえ、3,400円というロープライスを考えれば、欠点らしい欠点とは言えない。ボリューム感も手頃であり、買って損はしない作品であると思われる。