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呼びだして、そしてその待ち合わせに遅れたという些細なことから際限なく広がる勘違い。
思い込みから勝手に自爆し、性癖を暴露していく様は正に芸術的なまでの間抜けさで、むしろ癒されてしまう程。
シチュエーションの耳新しさと、そこに合わさった可愛らしい声色と演技のレベルの高さはさることながら、それを陰ながら支える数々の効果音がしっかりと作られており、臨場感を高めるうえで大きな役目を果たしています。
SM要素を含んだ作品は得てして明るい雰囲気とはかけ離れているものであるという印象があり、余り馴染みのあるジャンルではありませんでしたが、この作品に関してはそんな先入観とは異なり、他作品に見られるような退廃的な内容ではなく、ハードなプレイとは裏腹に終始明るく甘い雰囲気を感じることができました。特に、余人が割り込むことを良しとせず、あくまで二人の世界としてのプレイを望んでいるというのが良かったです。
私のように暗い内容が苦手な人間にとって、ヒロインがツボに嵌れば、行為的なハードと心情的なソフトを両立したこの作品は正にベストだと思います。
加えてエピローグの展開はこの作品の設定ならではのもので、鮮やかな伏線回収も相まって、感心しつつも思わず笑ってしまいました。
稀に見る良作だと思いましたので、叶うならばその後の話に期待したいです。
面白そうだとは感じてはいたものの、過去にダンジョンRPGで失敗した経験があったので、中々購入に踏み切れないでいましたが、思い切って買ってみるとビックリ。
痒いところに手が届くシステムで、全滅してもリスクは全くと言って良いほどになく、敵はまずまず強いですが、愛……つまりはゲーム内におけるお金を消費することで、どんどんキャラクターを強くしていくこともでき、探索もスムーズでストレスフリーです。
イラストもそこらにある美麗を謳うカードゲームなんかよりも綺麗だし、音楽も良い。
下手に高い金を払って他のゲームを買うよりも、2000円程度でここまでの高いクオリティと満足感を味わえるこの作品は文句なくおすすめできます。
やりこみ度も高く、正にお値段以上と言えるでしょう。
2014年06月27日
普段は中々見ないようなジャンルなのですが、勢いのまま購入。
内容に関しては、概ねサンプル画像通りで、ジャンルに即した感じで進んでいきますが、特に不快感を感じることは無く、きちんと興奮を誘ってくれます。こういったものに抵抗感がないのであれば、すんなりと受け入れられるのではないでしょうか。
しかし、ワタシは前述の通り勢いのまま購入したので、ジャンルをしっかりと見ておりませんでした。故に、中盤から見え始めてくる展開にはビックリ。正に衝撃的。
後半に関してはワタシは苦笑いでしたが、それもきちんとジャンルにありますし、前半に関しては文句ありません。
もともとマニアックな内容ですので、好みに合うのであれば十分おすすめできると思います。
2014年06月16日
ワタシは前作を聴いた上での今作でしたが、やはり、そのほうが感情移入とかその他諸々の面で効果的かな、と思います。
小町である夏希は、明るく元気な女の子といった印象ですが、今作でもそれをしっかりと踏襲しながら、R18ならではのエロティックな面も併せ持っています。
完全にそういうお店という訳ではないので、行為に制限などありますが、逆にそれが良かったりもするのかな、と思います。
個人的にはあまえてくるというよりも、小悪魔的な印象を受けましたが、それもまた良し、といった感じです。まあ、可愛いので良いのでしょう。
方言も特徴的で愛嬌があるので、個人的には前作も聴くことをお勧めしたいです。
2014年06月16日
ヤンデレ系統ということで購入。
内容に関しては説明書き通りで、ヒロインは本当に一途で独占欲が強く、愛が深いです。
意に添わぬ事があった時の声の調子の変化は、平常時の明るさとはテンションが全く異なり、その差にドキッとさせられます。
しかし、多少病んでいると言っても、やはりそれは愛ゆえのことであり、弟を痛めつけたりだとかということは一切ありません。それはあくまで最終手段であり、その時には自らも共に、という覚悟があるのです。
血を、スプラッタな場面を見せれば良いのだという安易な考えではなく、この絶妙なさじ加減が心憎いです。
後半に入ってからは終始あまあまで、不幸な結末を迎えることもありません。余りにラブラブすぎて、夜に聞いてしまうと眠れなくなってしまう程です。
結論として、この作品は時間も長く、とてもおすすめです。
ヤンデレに興味が、でも余り痛いのは……という人も特に満足できるでしょう。
モノは試しとサンプルを聞き、そこでドキッとしてしまったので思わず購入。
聞いた感想としては、満足。
自らの彼女が同じ屋根の下にいるというのに、その妹の突然の甘い誘惑に逆らえない……という背徳感がしっかりと感じられます。ワタシはこの類の作品は初めてなのですが、音声を聞いていて、このような、どこか胸を圧迫されるようなゾクゾクを感じたのは初めてかもしれません。
ただ、欲を言うならば、一目ぼれ、という設定ではなく、以前から何度か会ったことがあり、笑顔の裏で計画していた、という風にしたほうが、このような行動に出るまでのプロセスとしては現実味があって良かったと思います。
それと、それが趣向とはいえ、リスナー側の人間がオチてしまうしまうのが少々早く、割り切るのも突発的かな、と思います。彼にもう少し誠実な面を際立たせたほうが、「彼女は裏切れない……だけど」といった、じわじわと這い上がってくるような背徳感を味わえたかな、と思います。
しかし、それを抜きにして見ても、買ってよかったと感じたことは間違いありません。
キャラクターとの声のマッチの具合もいい感じでしたし、年下に手玉に取られる感覚と言うのは新鮮でした。
長さもなかなかにありますし、個人的におすすめできる作品です。
2014年06月03日