ミノさんのレビュー一覧
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ついに逆NTRがジャンル化された今、良作をご紹介します。
本作は黒ギャルがヒロインの逆NTR漫画です。
このヒロインがいいのです。王道の外見はもちろん、性格も魅力的。
主人公と出会うシーン、主人公はヒロインの心情を察して行動を起こすのですが、それをヒロインは好意的に受け取り、すごいと評価しお礼もちゃんと言える気風のよさ。人懐っこく、よく笑い、その笑顔もいいという、一緒にいて気持ちのいい可愛らしい女性です。
そして、強か(したたか)です。
主人公を気に入ると、すぐに距離を詰める。即断即決、手段を選ばず女の武器を使って獲物を奪いにかかる。行動が早いのは戦いの基本ですね。逆境にメソメソするより気持ちを前向きに切り替えて強か(したたか) に生きる姿は、推しとして応援したくなる性質であり、時代に合ったヒロイン像ではないでしょうか。ただ待っているだけの女が勝てるわけがありません。
本作のヒロインはそんな強か(したたか)で可愛い、強可愛い(したたカワイイ)魅力があります。
「強可愛い(したたカワイイ)」、新ジャンルにいかがでしょうか?
漫画としても良くまとまっています。
逆NTRといっても、いきなり質の悪い女に引っ掛かり浮気して破滅して終わるような構成ではないので続きが読みたくなります。
冒頭から心をつかむシーンを入れるなど、導入部からエロシーン、そして続きが気になるエンディングまで、しっかり描かれているのも好印象です。
反面、ギャルの服と下着とネイルとアクセサリー等の衣装小物類はもっと拘ってほしいところ。作画の都合もあるのでしょうが、衣装小物類があっさりしすぎると落ち着きすぎてヒロインが老けて見えるリスクがあるかもしれません。
また本作は、これから同人作品を制作したいとお考えの方にもおすすめです。
エロい一般漫画でもエロ漫画でもない、エロ同人ならではの「逆NTR」では何が表現できるのか見えてくるかもしれませんよ。
2021年の販売ですが、素晴らしい作品なので遅ればせながらレビューさせていただきます。
同棲とは、それ自体エロいものです。
同じ空間に棲むことで醸し出される生活感が、よりエロをなまなましくさせるのではないでしょうか。
本作はギャルとの同棲いちゃラブHが丁寧かつ巧に描かれています。
たとえば、最初の絵は一見の価値あり。
感動とこれからの期待を主人公視点で冒頭に表現、素晴らしい掴み!
エロシーンの前後の絵も良いのです。ただ描写するのではなく、ちゃんとエロく、そしてヒロインの可愛さが伝わってきます。読み手を飽きさせるイラストがなく、シームレスにヒロインの魅力にひかれ、時に翻弄されながらボリュームある物語が進みます(本作は前半です。後半は『周回遅れの恋とギャル2』です)。
主人公の人生に猫の様に現れたヒロインとの結末を存分に堪能していただきたいです。
読み終わる頃には、またヒロインに会いたくなる方も多いのではないでしょうか。
成人指定のラブストーリーも、性描写が過激な一般向けとエロ同人では趣が異なるものだと考えます。
本作はエロ同人ならではの魅力に溢れた愛と力の入ったラブストーリーに仕上がっており、おまけイラストも可愛いので、もっと評価されてほしいです。
また本作は、これから同人作品を制作したいとお考えの方にもおすすめです。
成人指定のラブストーリーでも性描写が過激な一般向けとエロ同人で作りを比較してみると、きっと発見があるのではないでしょうか。
名作『おしかけ!爆乳ギャルハーレム性活』に待望の続編が登場。
待ちに待った本作は、もちろん素晴らしい出来!
さらにそこには発見が溢れていました。そこから二つご紹介します。
・巧みに背景に溶け込む主人公
読者にとって作品の主人公は感情移入の対象であり、視点です。
感情移入対象は不要という方も、作中の主な視点は必要ではないでしょうか。
多彩な体位や主観客観が入り混じる構図が好評の本作は、主人公の見せ方も巧いのです。
本作の主人公であるおじさんは顔なしセリフもほとんどなし、なのに無機質な駅の階段から疲れ切った様子が、部屋のタペストリーやテレビのアニメ等からオタクなのだと背景から伝わり、それが自然にエロシーンに繋がっていきます。
必要最低限の感情移入、そこからの多彩な視点移動、背景に溶け込んだかのような主人公は共感できるのに読み手の邪魔をしません。
・色彩で表現された「安らぎ」
ギャルたちが登場すると作中に色が溢れます。
単にヒロイン達を区別するための吹き出しの色すら無機質な生活を彩る演出として成立し、そこで色を失ったおじさんは心と体の安定を取り戻していく。
なんて興奮する、刺激的な安らぎでしょう!安らぎって姦(かしま)しいものなんだ!
そう思えたら、あなたは本当に4人のギャルと暮らしているように感じられるかもしれませんよ。
「安らぎ」は今後、特に重要な表現の一つではないかと考えます。
そういった意味からも本作は、これから同人作品を制作したいとお考えの方にもおすすめです。
丁寧に創られた作品は何度も読み返すことで再発見があり、読者だけではなく、創り手にもよい刺激を与えてくれるのではないでしょうか。
同人作品のお手本である『ラブラブ!マイばでぃ』が究極進化、『ラブラブ!マイばでぃ:クロス』として、いま同人史上に残る「過程が楽しい」ゲームが誕生しました。
何度初めからやり直しても苦にならない程、とにかく過程が楽しい!
だから、エンド後の喜びもひとしおです。
あえて特筆すべき点をご紹介いたします。
・巧みな世界観と演出
世界観とは、作品に対する作者の眼差しであり、作中の森羅万象です。
厳しい現実のある舞台背景、日常を生きる人々、生息する魔物たち、その全てが活き活きとしています。
一見エロとは無関係でも、世界観がしっかりしていると途中でシラケることなく最後まで作品に集中できるため、大変ありがたいです。
演出とは、作者の意図を効果的に伝えることです。
本作ではヒロインに限らず、女性キャラにそれぞれ目的をもたせて能動的に動かす事で、一見で興味がないキャラにもやがて共感がうまれ、いつの間にか好きになるという体験ができます。
なによりキャラとの性行為が女体を使ったオナニーに陥らず、情を交わし合うコミュニケーションであるセックスとして成立しています。
筋書きとしての物語(ストーリー)も大事ですが、作者の眼差しをプレイヤーに共感させ続ける語り部的な物語り性が本作の大きな魅力のひとつです。
もちろん、世界観に彩られたキャラ絵も魅力的で敵を含め一見の価値あり。
たしかに絵は大事ですが絶対ではありません。
キャラ絵が好きか嫌いかというのは、ある意味、出オチです。
正直、絵が上手い人より、世界観や演出や漫画が上手い人の方がはるかに希少なんですよ。
製作の苦楽が伝わる作者SNSも変わらず素晴らしい読み応え。
リアルな呟きから支援まで、各SNSの特徴を生かして活用されています。
個人製作の限界を突破せんばかりのMegrim氏を支援すれば、あなたも伝説に名前を残せるかもしれませんよ。
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RPGで歩くスラムは、単にガラの悪い街でしかない場合が少なくありません。
しかし、スラム・貧民街がテーマのHシーンが散りばめられた本作なら、同人ならではの猥褻な街を散歩することができます。これが楽しい。
Hシーンもそこそこに宿屋に入ったり、怪しい物売りやマーケットを覗いたり、ついつい街を隅から隅まで探検したくなります。
立ちんぼ通りで出会える「マーシャ」が特に素晴らしい!
エロを加速させる背徳・退廃さは一見の価値あり!
「ほぼ1枚のCG(差分除き)で、どうしてあんなにエロくなるのか?」と考えるのは、これから創作をしたい方の参考になると思いますので、多方面にお勧めいたします。
追加アップデートで街がより賑やかになる可能性がある点も嬉しいです。
箱庭にするのは良いアイディア。
残念なのは、もう少し細部を作り込んでいただきたかった事。
せっかく探検したくなる街なのだから、スカスカだともったいないです。
Hシーンを入れなくても、もっと背徳・退廃を低コストで表現できるのではないでしょうか。
街を歩くだけで抜けるゲーム、いつかそういうゲームを遊んでみたいです。
レビュアーが選んだジャンル
真っ赤な肉厚の唇が迫り、あなたは主観的に、もう熟女姉妹から離れたくないとドキドキするでしょう。
たくさんのキスマークに、あなたは客観的に、もう熟女姉妹から離れられないとハラハラするでしょう。
本作は、熟女姉妹によって精を吸い尽くされ、主観的には夢見心地、客観的にはもう戻れない取り返しのつかない恐怖がそれぞれ表現されることでメリハリが生まれ、マニアックなのに出オチにならずに最後まで楽しめます。
きちんと演出された導入、ストーリー性を感じさせるオチなど好印象です。
エンディングもいいです。主人公がただ搾取されて終わりではないところが素晴らしい。
唇は性器、キスは契約、キスマークは押印だと思います。
そんな特別な行為であるキスが好きなら、きっと本作に興奮するでしょう。
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執拗に描写される背徳感と、メリジェーヌが悪の女幹部のままでヒロインとして輝く本作は買う価値あり。
敵の女に誘惑されるという背徳感たっぷりのストーリー、結末が分かっていても読ませるテキスト、衣装の種類が少ないのに表情の変化で魅せる立ち絵、十分可愛らしく描かれている幼馴染みとのドラマ。また、幻想的タッチで描かれた生活感ある背景も出色の出来。キャラクターを引き立たせつつ日常風景を妖しく彩り、よい演出になっています。
これらとキャラ絵が一体になることで本作は、ジャンルやシチュエーションに共感できる人だけでなく、より大勢に向けておすすめできる王道作に仕上がっていると感じました。
「めぐみの下着のデザインが残念」「誘惑されるという過程が大事な作品とはいえ、エンディングやその後の描写にももっと熱を入れてほしかった」と不満もありますが、悪の女幹部がヒロインとして成立しているって凄いことだと思うので、シリーズ化を強く希望いたします。
あなたがRPGをやっていて、次の目的地は大人の街だと知ったら、夜の街に色っぽい女性がいたら、その女性が誘ってきたら、どう思いますか?
どうせカジノがあるだけでも、モブキャラだとわかっていても、愛らしいヒロインが後ろにいても、ドキッとするでしょう!?
本作は夢魔の「街」を舞台にしたことが功を奏しています!
魅力的な夢魔が路上にたむろする猥雑な街コルネリカを散歩するだけで楽しめますよ
主人公独りでも、素晴らしいヒロインのリリィと二人でも散歩することができ、それぞれの楽しみがあります
魅力的な夢魔が闊歩する危険な街に独り初めてのおつかいにドキドキするもよし、ヒロインと共にじっくり観光するもよし
エロシーンはアニメするのですが、路上などで突然襲われるという状況を動画で表現してくれるので、これも大成功です
夢魔が登場する作品は数あれど、夢魔の「街」にこだわった物が少なく残念に思っていたので、本作の発想は嬉しかったですね
夢魔もの風俗もの等でエロい作品を模索されているサークル様方は、もっと「街」にこだわっていただきたいです。歩いているだけで興奮するような街が表現できたら、作品がすっごくエロくなると思いますよ。
その証拠は本作です
レビュアーが選んだジャンル
ゲーム内容やその素晴らしさは、作品内容や体験版そして他のレビューからすぐに実感できます。
ここでは、10/6のバージョンアップについて。
内容追加として「戦闘中の敵のセリフを編集できる」ようになったのですが、これがスゴい!
セリフ編集をするだけで、ただでさえエロい作品がさらにエロくなります!
セリフをあれこれ考え戦闘を繰り返すだけで、もしかしたら本編より遊びこんでしまうかも。
自作MODはまだまだ敷居が高いかもしれないなか、こういう「ちょい改造」「ちょい追加」できるシステムはとても嬉しいです。素晴らしいアイデア。
文章があるエロ画像が好みの方は、すぐに体験版を試して、気に入ったら購入されることを強くお勧めします。
編集できる箇所やタイミングの妙にきっと感心しますよ!
「ちょい改造」「ちょい追加」というのは、本作のように完成度の高い作品でないと成立しないシステムかもしれませんが、ユーザーに優しい立派なサービスなのだとサークル様に深く感謝いたします。
エロRPGの本質を突く素晴らしい出来でした。
ファンタジー世界でプレイヤーは自由な日常を楽しめます。何をしても自由ですが、やはり個性豊かなヒロインたちの一人を相棒(バディ)にしたイチャラブ二人旅がおすすめ。これがもう、とにかくスゴい。
エロい日常生活を掘り下げきろうとしている作者の姿勢に普通に感動です。フィールドとダンジョン、街と酒場、そして夢のマイホーム、そのどれもが前作以上に作り込まれており、感心してしまいます。
戦闘も、前作の爽快感はそのまま、バディと共に挑む臨場感に興奮します。
装備で変わるグラフィック(!)、多数のカットイン、アニメまでします。
エロシーンも素晴らしいです。
よくある「いきなりイベント発生→CG表示→フィニッシュして唐突に終了」というやつではなく「それぞれの前後の脈絡や物語の連続性を大事に、いかに間を埋めるか」という拘りがみえ、とてもエロいのに作品の1シーンとして自然に落とし込まれています。またそれを主観的に楽しませるような嬉しい工夫もシステムとしてあり、エロRPGとしての完成度を高めています。量もたっぷり。
上記は、ある程度プレイしてみて初めて実感できると思いますので、ぜひ買ってじっくり遊んでほしいです。
もしも初見でキャラクターに魅力を感じられなくても心配無用。最初は興味が無かったキャラがだんだん可愛くなってくる過程を体験できるかもしれませんよ。
また、これから同人ゲームを制作したいとお考えの方、魅力的なゲームとは何かを模索されている方にもおすすめです。
その際、DLsiteさんのブログも併せてご覧になれば、理想と現実に揺れる作者の制作秘話に抜群の読み応えを感じられるはず。
好きなものを好きなだけつくりたい、それが同人の醍醐味であれば、今作もやはり、同人作品のお手本といえるのではないでしょうか。