だらっさんのレビュー一覧

結果大爆笑の嵐でした。
ダイス運によりプールだらけの家になってしまい、
「どうなってんだよこの家は」
「一流ホテルでもこんな貯水槽ないだろ」
「水道代だけでコービットさん号泣だろ」
とツッコミどころ満載になりましたが、それもまた良し。
本当に戦闘とダイス運が8割を占めるかと思いますので、簡単にシナリオに入れる反面、運が悪いと同じ展開でダレが来てしまう事もありえます。
行先のダイスロールで同じ目が出た場合はGM側の裁量で別のイベントに誘導したり、先に進むためのキーアイテムを渡しても良いかもしれませんね。

オリジナル技能「ニャルラ斗神拳」がネタ要素満載で楽しかったので、これをガンガン回せるようにするのがポイント。
これを取得しているのが前提なので、敢えて取得しないキャラを連れるのも一興(即死の危険性がありますが)
言わずと知れた北〇の拳のパロディなので、そっちを履修してないとネタについていけないかもしれません。

あるいは同人作品で言うなれば、アバドーン。
これはそうした作品のオマージュとしての一面を色濃く持ち、
かつクトゥルフTRPGの要素を盛り込んでいます。
恐怖の存在と遭遇した際のSAN値喪失、
SAN値を消費して使う呪文の存在。
体力と精神の両面を削り取るクトゥルフホラーの要素が良く出せています。

演出がややあっさり気味なのは気になりますが、かなりの力作です。
このゲームの一番のウリはキャラメイクが可能という事でしょう。
技能の組み合わせによってはかなりプレイした感覚が異なってきます。
前衛を務めるも良し、後方から味方を支えるも良し。
貴方の主人公で探索して下さい。