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国産ゲームでは、この手の作品には殆どお目にかかれません。
都内を走る某バスを再現したゲームくらいでしょうか。
海外ゲームのお約束で、車内を歩いて運転席に乗り込み、エンジンを始動したり路線番号を端末に打ち込んだりするところから始まるというように、実に細かく再現されています。
他の車のAIもしっかりしており、ある程度プレイヤーの操作に対応した動きをします。
難点は要求スペックが高いことくらいでしょうか。
右側通行に慣れてしまえば、実に楽しいシミュレーターです。
残念なことに、現代大戦略の続編が途絶えてしまった今、本作品がこのシリーズの最終作となってしまっています。
とはいえ、最終作にふさわしいシナリオの濃さやシステムの充実度となっているのも事実です。
大きな改良の一つは、戦闘攻撃機にも迎撃範囲が設定されたことです。これにより、F-18やF-2、F-35等お馴染みの兵器が航空戦でより活躍できるようになりました。
また、地雷や機雷の設置ができるようになったことで、劣勢時の防御戦闘での幅が広がっています。同時に、敵の機雷原が存在するマップもあり、掃海艇にも活躍の場が与えられています。
敵AIもだいぶ賢くなってきていて、AWACS等が無防備に突っ込んでくるというような現象はだいぶ減っています。
兵器の3D描写に関しては、全部というわけにはいかなかったようで、2Dと3Dが混在している状況です。
歩兵なども2Dのままで、被害を受けると謎の炎上グラフィックが発生するのが少し違和感があります(慣れます)。
個人的に3Dにした意味が一番感じられたのは、水上艦でしょうか。被弾時に艦が揺れ、黒煙を吐き出すエフェクトは、被害を受けていく様子が伝わってきます。
シナリオに関しては、自衛隊があり得ない戦い方をするのはお約束としても、未来予知かと思ってしまうほどタイムリーなものがあり、驚きました。そう、ロ〇アがク〇ミアに…
そのほか、兵器としてF-15FXやタイフーンJといった、話題の(?)ユニットも実装されていて、このあたりを探してみるのも面白いかもしれません。
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Second、3rdとはまた少し違う世界でのお話です。
前作プレイ済みの人は、主人公側の勢力やそれをとりまく環境の違いに、新鮮な気持ちでプレイできます。
一方、前作のストーリーは全く出てこないので、未プレイでもなんら問題ありません。
対空戦闘においてミサイルが万能ではなく、機銃の重要度が高いのはフライトシューティングのお約束ですが、プレイを進めていくことで高性能なミサイルが入手でき、違った戦い方を楽しむこともできます。
対艦ミサイルや貫通爆弾など、武装のバリエーションの豊富さも相変わらずですので、戦術に幅が生まれます。
お決まりのロマンあふれるトンデモ兵器や、空母を主力とするしごくまっとうな水上艦隊も登場するので、時には現代戦のような、時にはSF感あふれる環境でプレイできました。
今回は、美麗なキャラクターの立ち絵と声優さんの名演が雰囲気をいっそう醸し出しており、シナリオパートも一見の価値があります。戦闘前後や戦闘中に挿入されるムービーも相変わらずの出来で、戦況の変化や作戦成功後の達成感をしっかり感じることができます。
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なお、前作でも序盤から登場していたR-12やR-24といった機体ですが、中盤以降のステージでもしっかり活躍できる場面があります。
古い(安い)機体が陳腐化しないで活躍できるというのは、ゲームバランスの設定の良さを感じさせられます。
いずれにせよ、フライトSTGが好きな方には、このシリーズはどの作品も自信を持っておすすめすることができます。
このゲームは、強力な戦車を揃え、敵を蹂躙する爽快感溢れるゲーム…ではありません。
陸の王者である戦車も、歩兵の肉薄攻撃を受けたり、隠蔽されていた対戦車砲の奇襲を側面から受けたりすれば、一撃で撃破されかねない存在です。
歩兵や偵察車、支援を行う榴弾砲など、全ての兵科がそれぞれの役割を果たして初めて、戦闘を勝利に導くことができるのです(例外はありますが)。
弱い存在ながら欠かせない存在である歩兵を初め、戦車以外のユニットも活かす楽しみを味わえるのが本作です。
また、ターン制でありながら「敵前で停止し、狙ってから砲撃」「機を待ち、一気に進撃」といった要素を上手く再現しています。このあたりがどのようになっているかは、体験版で実際に確認してみてください。
序盤では、まともな指揮官がいないソ連軍相手の快進撃を、後半では、押し寄せる敵を少数ながら強力な戦車部隊で食い止める戦闘を体験できます。
同時に、カリウスという人物の魅力をたっぷりと味わえるシナリオを楽しみながらゲームを進められます。
作品紹介を見て少しでも興味が湧いた方には、是非お勧めしたい一品です。
(みんな大好きヤークトティーガーも出るよ!)
年下の女の子との心地よいひと時を楽しむことができます。
少女といえる年齢ながら大人びて、あるいは落ち着いて見えるのは、家でも外でも一人のことが多いからでしょうか。
それでも見え隠れする年相応の可愛さや少しのいたずらっぽさは「あなた」に心を開いていることの証かもしれません。
彼女の言葉に耳を傾け、耳かきに身を任せるうちに、いつしか自然と想いが形となっていくことでしょう…。
約30分の本編ですが、彼女との二人の世界にすっと入り込むことができると思います。
音声作品共通の問題となる「あなた」の台詞が少ない点をうまく活用し、ぐっとくる使い方をしているのもポイントです。
浅見ゆいさんのボイスが落ち着いた(そして少しSっぽい)年下の子の役に見事にはまっているので、浅見ゆいさんの声を聴くのが初めてという方にもおすすめしたい作品です。
ボーナストラックに関しては、心音が入っているもの自体が珍しいという印象を受けました。
自分に心を開いてくれている女の子と一緒に、心音が聞こえるほど近い距離で安らかなひと時を過ごすことができます。
ここ最近聴いた全年齢音声の中でも個人的にダントツの作品だったのでぜひおすすめしたいと思います。
女体化ものでHがなく良質な催眠音声って意外と少ないんですよね…
そんな中で出会えたこの作品、自分の心を解き放って女の子として気持ちよく眠ることができます。
序盤の方で、様々な言い方で「女の子になりたいんですよね」と言われるのですが、それに素直にうなずいているうちにすっと催眠に入ることができます。
翌日しっかり起きなければならない場合、エロありだと聞くのが難しいことがあります。
女体化してハードに犯される系統のものは大好きなのですが、どうしてもそうでない音声が欲しいときがある以上、この作品は手放せません。
2016年01月06日
大戦略シリーズは好みがわかれる作品だと思いますが、多種多様な兵器やシナリオ、腰を落ち着けてプレイするスタイルが好みの人は比較的楽しめると思います。
初代大東亜や最近話題になったパーフェクトのような難要素もなく、(稀に落ちますが)大戦略シリーズの中ではおすすめできる作品です。
大東亜3にはいくつか特徴がありますが、その一つが兵器の鹵獲です。
まず、現代大戦略シリーズと違い、航空機も根拠地から発進できます。つまり、敵根拠地の上空をおさえて占領を行えば、運次第では強力な航空機も比較的容易に鹵獲できます。自分は独軍で開始早々にランカスターを鹵獲して大暴れしました。この「鹵獲が楽しい」という要素は、コレクターとしての満足感を味わえるよい点だと思います。
また、鹵獲兵器を解析(細かい制約はあまりありません)にまわすことで、自国兵器の開発を進めることができます。あまり経験値のたまらないユニット(偵察車や初期軽戦車など)は開発も滞りがちなので、うれしい仕様です。もちろん、実戦投入したり普通に売却したりすることも可能です。
ところで、シナリオ自体は史実がモデルとなっていますが、マップでの敵配置などは多少ことなります。このあたりはAIにも左右されるのでなんとも言えないのですが…
とはいえ、エル・アラメイン周辺の対空陣地など攻略の要となる部分は比較的史実に寄せてあるので、そこまで不満に感じる点でもありませんでした。
おそらくコンシューマ版からの移植なので、PCに少しフィットしていないかな?という点もなくはないです。
(例えば、兵器の生産や売却の数を決めるとき、画面上に上下矢印などは出ないのですが、キーボードで直接数字を打ち込めば任意の数値にできます)
が、少なくとも半額セールのときなら買って損はない作品だと思います。自分は十分楽しめました。
レビュアーが選んだジャンル
今回の目玉は、丁寧に作られた数々の効果音だと感じました。
耳かきが耳元で動く様子、手がマッサージを施す様子、目を閉じればその音だけで光景を思い描けるほどに選び抜かれています。
安心して、落ち着いて聞ける今作は、日々の疲れを癒したいときにゆったりとした気持ちになれる最適な作品です。
「マッサージ店でぼーっと眠くなる感じ」を音だけで味わえるというのはなかなかすごいことではないでしょうか。
個人的おすすめは指名めにゅーの子守歌です。桔梗さんとアリスさん、それぞれの違った魅力を楽しめます。是非子守歌につつまれて安らぎのひとときを過ごしてください。
巷には艦○れ関連の音楽作品があふれています。
そして、オーケストラ、ないしオーケストラ風の作品も数多く存在します。
もちろん良いものばかりですが、ここまでオーケストラの良さが出ているアレンジは少ないかと思います。
「母港」のようなゆったりした曲には、飽きが来ないよう繊細な弦楽器の伴奏がじわじわと耳に作用します。
次発装填、再突入!」のような緊迫感のある曲は、雰囲気を壊さないことは前提で決してその緊迫感に飲み込まれず、随所に優雅な大海原を感じさせるアレンジが加えられています。
そのほかにも、導入部の盛り上がりが最高なあの曲や、決戦へと気分を高めてくれるあの曲など、どれも良いアレンジのものばかりです。