三巻まで無料から読みだして、一気に全巻購入までして
一通り読んでからココに感想を書く。
この作品には、いわゆる初期ボーナスやチートは存在しない世界に降り立った「一動物である人類」が、現代社会の人間が今まで培ってきた知識と技術を制限付きでどうにかこうにか頑張っていく話である。
存在しえたらこんな生物で、こんな社会性をもっているであろうという
実にその手の設定好きには、もうたまんねぇ作品となっています。
某種族レビュアーズとか好きな方には、とってもおすすめ。
この作品の良い所、ってか作者の上手い所は
その種族の社会性ってモンを丁寧に描写している事で
作中で描写される「人間病」などの描写や
現代社会が患っている問題に通じる内容も
別の種族、思考形態の側からスッパリ描写・解説されている様は
正直にとても新鮮でした。
異世界モノと思って読みだしたのとは予想外の嬉しい誤算で
非常に知的好奇心を刺激されたし、己を省みようとも思えた娯楽作品です。
そして、最後にコレだけ書いとく、オリツエさん、マジかっけぇぇわ。