ある意味でRPGというゲームに真っ向から喧嘩を売る内容のゲームです。
一度装備すると絶大な力を得られる反面、その時点からレベルが上がらなくなる勇者の鎧。主人公は魔王を倒す為に可能な限りレベルアップした上で鎧を装備しなくてはならないのは自明。しかしそれは「今鎧を装備すれば助けられるかもしれない命」を大事の前の小事として切り捨てる事と同義。罪もない人々だけでなく、時として仲間すらも切り捨てながら魔王を目指す主人公。
これだけなら216円という破格の値段相応かな?と思うかもしれませんが、それだけでは終わらないのです。
喪い、裏切られ、見捨てて見捨てられて……希望が見えたと思えば叩き潰されと主人公のみならずプレイヤーの心もバキバキに折りに来るシナリオですが、だからこそ最後まで諦める事なくやり通して欲しいです。