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2010年02月25日
この歌い手の方は、熱意や意欲の感じられる、
同人らしさの強く出た、良い歌唱だったと思います。
また、声質の方も、良い意味で鋭さのない、丸く柔らかな感じで、
うるさく感じることがありませんでした。
曲のほうでは、「紅楼」のアレンジである「永遠に傍に」が特に印象に残りました。
「紅楼」のボーカルアレンジはあまり数がないので、物珍しさもありましたが、
しっとりとした切なげなバラード系で、なかなか聞かせるものがありました。
値段も手ごろですので、
東方の男声歌曲に抵抗感が無ければ聞いてみても損はないと思います。
2010年02月19日
全体的に上述のような、可愛らしくさわやかなポップソングが多めに感じました。
ほぼすべての曲で、違うボーカリストを起用していますが、
アルバムコンセプトに合う声質の方を集められており、
全曲を通して一貫した世界観が感じられ、安定感があります。
自分の感想として気になりましたのは、
「信仰は儚き人間の為に」アレンジの『夢の翼』、
「少女さとり」アレンジの『FULL MOON』などは、
格好よく、迫力のある歌声で特に琴線に触れるものがありました。
値段に見合う高いクオリティを持ち、同人特有の奇抜さをあまり持たないので、
同人音楽や東方アレンジの初心者にもお勧めできると思います。
迷われるなら、サイトのほうで視聴が出来ますので、訪れてみてもいいかもしれません。
2010年02月18日
6曲目「さくらさくら」のアレンジが図抜けていると感じました。
芸能ポップと比べても遜色ない安定した歌唱力と、
ダンスミュージックのような軽快なリズム感が秀逸です。
こちらのサークルでは、多数の東方アレンジ盤を製作されていますが、
その中でも特に値段が安く設定されていますので、
東方に興味のある方は試してみるのもいいかと思います。
2009年07月07日
こちらのサークルでは、数少ないフルボーカルアルバムの一つです。
多様な歌い手の方がおり、曲のジャンルも様々なものがありますので、
多少偏った趣味の方も、ニーズに沿うものがあるかと思います。
冒頭曲「紅ノ海」の試聴PVがサイトの方にありますので、
一度見てみるといいかもしれません。
2009年07月07日
サークルのサイトに置いてありました、眠り桜という曲のPVを見て購入を決めました。
この曲は、わざわざフルで置いてあるだけの事はあり、
珠玉の出来と感じました。
9曲入りでこの値段ですので、同人音楽、東方アレンジなどのジャンルに興味があれば、
手に取るのもいいかと思います。
2008年12月26日
値段のわりにはシナリオの尺が長く、且つ多岐にわたっており、
思ったよりも長く楽しむ事が出来ました。
サンプル画像を見れば分かるように、画面の構図が少々変わっており、
画面下半分にメッセージウインドウ、左右上部にフェイスアップ、
中央に全身図が表示されるという仕様になっています。
これにより、主人公(主観人物)が基本的にいずれかに表示されているため、
主人公自身もキャラの一人として見ることができ、、感情移入がしやすいかもしれません。
一枚絵CGは一切使われませんが、キャラの表情パターンがかなり豊かであるため、
あまり気になりません。
絵そのものはかなり癖が強く、手放しに可愛いという感じではないので、
人によって好き嫌いはあるかもしれません。
全体に粗も目立つものの、燃える王道を貫く良作で、
安価でもあるため、バトルものが嫌いでなければ損をすることはないと思います。
2008年12月22日
始め30分ほどの間、キャラのテンションがまるでラブコメのようで、
若干不安を感じましたが、中盤以降はきっちりと定石を押さえた純正なホラーだったと思います。
夜中にトイレに行くのが怖くなる、というほどではありませんが、
背筋がうす寒くなる怪奇現象が起こり始めます。
また、カニバリズム(人食い)のような猟奇的表現も出始めますので、
耐性の無い人は要注意でしょう。
とは言え、最後はすっきりと綺麗に終わり、読後感が良いので、
怖いのは嫌いという人も問題ないかと思います。
作中に選択肢のようなものは全く無いため、
迷うことなく先に進むことができます。
惜しむらくは、話が全て立ち絵キャラのみで進み、
一枚絵などは全く使用されないのは少し寂しいかなと感じました。
2008年10月17日
良くも悪くもコテコテの時代物とは一線を画する作品です。
キャラのノリや性格、特に口調が砕けすぎていて、
舞台をそのまま現代に移しても通用しそうなほどです。
横文字の使用が特に凄まじく、当時にはあり得ない単語を当たり前のように使います。
あまりの言語的暴挙が、呆れを通り越して大変に楽しめました。
物語は至極、真っ当で外連味なく、よくまとまった良質の作品だったと思います。
史実を土台にしており、実在の人物も何名か登場するので、特に、
戦国時代九州系の歴史に詳しい人物なら物語に対する理解がより深まるかと思います。
タイトル画面で流れる主題歌が卓越した出来映えで、
時代物、という作品像を壊さず、かつ堅苦しくなく聴ける、
良質のポップスだと感じました。
体験版か、サイトの方で無料フル試聴ができるので、
ゲーム歌曲が好きな人なら一度聴いてみるとよいかと思います。