アビスの呪いについて語っているシーンが印象に残っています。
探索する者が人である以上、この呪いから逃れるのは不可能とのこと。
人では戻れないとされている深界7層のことも詳細に書かれています。
よく調べたものだなと感心しました。
人力で上がれなくても、風船か何かで上へ飛ばすことならできます。
機械を使った可能性もありそうです。
人間の知恵というものが窺える話だなって感じます。
この呪いをものともせずに、下から上がってきた人が二人います。
一人はレグという名の少年です。機械でできた少年って感じがするので、呪いが効かないのもわかる気がします。
二人目が主人公です。呪い除けの遺物のおかげで、下から戻ることができたと書かれていました。感動的な話になっていたせいか、読んでいるうちにジーンときました。と同時に、権力者の冷酷な態度に腹が立ちました。
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