tnpirさんのレビュー一覧

時の流れというのは残酷で、時代も移ろえば人の心も変わるものです。

東方EGを愛する諸君、初めてDDDや恋シリーズを聴いたときのことを覚えているだろうか。甘酸っぱく初々しかった気持ちを思い出せるだろうか。もしくはアールグレイラジオをご存知だろうか。例大祭や新作のたびに更新が楽しみではなかっただろうか。

この作品は、そんな、誰よりも東方EGを愛した貴方のための作品だ。

今作品で声優の砂糖しおさんを初めてしったのですが、その癒される甘いボイスな一方、積極的なロリ声にすっかりメロメロになってしまいました。

人型汎用コンピューターという、すこしSFチックな作品で、購入した『ニーシャ』は労働の報酬としてキスを求めてくるのが特徴です。
ことあるごとにキスを要求され、ここまでキスに全振りした作品もぺーるとーんれいんぼぅすたーさんの中でも多くはありません。

御崎ひよりさんの甘いボイスと、立体音響の編集技術が合わさることで、本当にそこにいるかのような感覚を得られる音声作品でした。

各トラックの展開は、導入の後行為に及ぶというシンプルなものですが、行為の最中のセリフはほとんどなく、喘ぎとSEだけが占める空間となっていました。
しかし、声の音量、距離感、SEの聞こえる場所、種類、それらが巧みに表現されることにより、一切のセリフが無いのにも関わらず、胸元に顔を埋めたのか、体位を変えたのか、抱き合ったのかの一挙手一投足すべてが伝わってきました。

姉のソフィアは4か月、逝かせつづけられ
妹のスヴィアは8か月、寸止め地獄

という概要欄にある通り、蟲によって果てしない快楽を与えられているのに、洗脳によってそれら一切を表に出すことができない姉妹の音声作品です。

無表情とあるように、喘ぎなどはほとんどありません。なにかしらの合図があるときに、少し反応を見せるくらいで、与えられている快楽に対して非常に小さな反応となっています。

姉妹は超能力が使えるので、テレパシーで互いの感覚を共有してもらおうという鬼畜展開はみんな大好きですよね?
絶頂しっぱなしなのに満たされなくて、満たされないのに絶頂しっぱなし。
無表情の裏に隠された苦悶の表情を想像するだけで非常にたまりませんでした。

端的に言えば、これ以上ない「一之瀬りと」さんを堪能できる作品でした。

今まで数多くのりとさんの作品を聞いてきましたが、その集大成と感じるほどりとさんみが詰まっています。
いじわるなことを言われながらも、愛を求める方にはとってもオススメな作品でした!

各トラックのプレイ内容にも、りとさんの性癖もといこだわりが感じられます。

track01では耳元でひたすら囁かれて挑発されるだけで、触ってくれるどころか、息を吹きかけるだけという生殺しでした。
息を吹きかけるプレイ自体に目新しさを感じますが、ひたすら先輩にいじわるしたい真凛ちゃんの個性がみられるところでもあります。
射精なしです。

track02では足コキメインで、その展開への持って行き方も自然でした。壁ドンから始まりますが、真凛ちゃんへいじわるされるのは変わらず、耳舐めをされてしまいます。すっかり興奮した先輩はなだれるように足コキされてしまいます。

track03ンにはリピート一切なしの「好き」連呼があります。すっかり蕩かされてしまった先輩は、直接手で触ってもらえる誘惑に耐えられません。いつ誰が来るかわからない扉に向かって、シコシコ。容赦のない手コキ&カウントダウンボイスで、一気に高められ絶頂に至ります。

track04はプレイなしの会話のみとなっていますが、真凛ちゃんの心境を伺えるプロットでした。是非、聞いて確かめてください。

おまけtrackはこちらがメインと言えるほど、真凛ちゃんの心情が生々しく描かれています。こちらの音声を聞いてイラストの鈴木和さんが表情差分を描いたほどです。

イラストの特典も豪華で、PC用壁紙、スマホ待ち受けにパンストずらしと表情の差分の盛沢山でした。

ずっと応援していた一之瀬りとさんの自サークル記念すべき一作目にふさわしい内容でした。
りとさんの魅力にどっぷり浸かってください。

ブラック企業に務めている主人公が、純愛ヤンデレ少女に監禁されてしまうお話です。監禁を名目に、主人公は仕事を忘れたっぷりと癒やされてしまいます。

ご自身そう仰る通り、バカにするような演技に定評のある一之瀬りとさんですが、個人的には純愛系の演技がとても好きで、この作品はそれを充分に満たしてくれるものでした。

購入を検討中の方へ。
レビューを一切読まずに本編視聴を強くオススメします。






様々なレビュワー様が本作の魅力をレビューして下さっていますので、私はおまけの前日譚について触れさせて頂きます。
この座敷童ちゃん。ヤンデレとあるように相当主人公に入れ込んでいるのですが、本編を聴いた後のゾクゾクとした恐怖は大変素晴らしかったです。
ストーリーテラーをきらっている訳ではありませんが、そのストーリー構成と演出で、衝撃はとても大きいものでした。

両サイドから音声が流れる作品にも、いくつかパターンがありますが、この作品は馬鹿にされながら、焦らされながら、旅館の女の子たちがサービス精神旺盛にヌキヌキしてくれる作品でした。

ひとつ特徴として、没入感を高めるために、アイマスクの着用や全裸待機などがあることです。

やはりトキべ氏は天才と評するに他なく、ここまでダウナー系の作品の完成度の高さは他に見ません。

ゅかさんの演技もやはり素晴らしく、ダウナー系、クール系と言えばやはりこの方でした。

チ○ポ係とド直球なタイトルにも関わらず、内容は甘々プレイのギャップも良かった。ほとんどのトラックが生挿入と抜き作品としても非常に実用性が高い。

音声作品のなかでも5本の指に入る作品でした。

ヤバい。なにがヤバいって、主人公の店長がパンに欲情するところである。変態であることを自覚させられつつも、当然のようにダウナー系電波アルバイトがパンで抜いてくる。今までにパンの感触をここまでこと細かに想像したことがあっただろうか。
抱腹絶倒もののギャグシナリオであることは否定しないが、他のレビュアー様同様評価は非常に高い。抜き作品ではなく、綿密に作り上げられたシナリオに感嘆の息をあげるのみであった。