Tikuwabuさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 677位 | (役に立った数:516件) |
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投稿数ランキング | 454位 | (総レビュー数:421件) |
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BG4巻で、ついに仙台を離れる大。
前半はその様を情感たっぷりに描き、後半は東京の街の簡単にはいかない険しさが描かれています。
大の台詞に「東京は…リアルだな」というものがありますが。
ここでの険しさは本当にリアルです。
お金のない、身一つで上京してきた夢見る若者にとって、東京は決して優しくはない。
玉田の家に転がり込んで、住処に困らなかったのは幸いにしても、バイトして給料が入るのは1カ月後で、練習場に据えた波止場もヤンキーのたまり場になってる。
映画では描かれなかった険しさがふんだんに描かれた後半でした。
ただ、物語としてはやはり、仙台編を完結させる物語の数々は本当に素晴らしかったです。
雪辱を果たしたジャズバーでの一幕。
家族に初めて聞かせる、閉店したスーパーでの演奏。
最後のレッスン日、レッスンせずに師匠が教えてくれた過去と、先輩から後輩への餞の言葉。
宮本大というブルージャイアントに求められた、最初のサイン。
まさにこの作品らしい情感の豊かさ。
結局恋人として、恋人らしい関係にはなり切れなかった三輪さんとの一幕もまた味わい深い。
また、東京編にしても、
「険しさがあればこそ、人情がまた深く染みる」
といった構造を取っているのがまたこの作品らしいというか。
屋形船の一幕などは実にこの作品らしい。
映画では屋台船は舞台背景として、原作ファンに「おっ」とニヤリとさせる程度の存在ですが。
彼の初ギャラへの喜びは、焼き肉屋での一幕という形で引用されています。
そして、第32話「PIANO MAN」。
東京編の主役とも言われ、映画では彼を主役に据えてはどうかと立川監督から提案があったほどのキーパーソン。
そんなピアニストとの出会いが描かれてこの巻は終了。痺れますね。
ノベライズのタイトルがこの回のタイトル、というのもまた渋い。
ここからさらに盛り上がっていく物語を示唆する、強烈な結末でした。
最高過ぎますわ……。
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2023年03月12日
本作は、近未来的な設定で描かれたゲーム式オナサポ作品です。
舞台は病院。手コキ依存症の治療という形で、女医さんにオナサポしてもらえる作品です。
ブレインARという近未来型のガジェットによって、両耳舐めなども体験できますね。
ブレインAR、キメセクの比じゃないほど快感が倍加するらしいんですけど、なんで法規制されてないんでしょうかね……。(笑)
ゲーム設計は 072LABO さんの定番型なんですが(ステイフィールドでの休憩選択・「ヘンタイ」ワードでの再開など)、特徴的なのはオナサポのペース管理をする音声。
「くにゅ くにゅ」という言葉で管理してあって、電子音などと違ってやや柔らかい音声ですね。
それが高速になると倍速処理されて機械的な音になってきて、より強制・管理されている感があって良い塩梅でしたね。
本作の内容は基本的に 072LABO さんの王道な内容なんですが、その中で目立つのが「S向け展開」の導入でしょうか。
詳しくは伏せますが、物語上の展開でサディスティックな「無理やりなエッチ」を楽しめる構造になってますね。
ある種のドキドキ感なども加味された展開はなかなかスリリング。
ただ、人によってはそういう無理やりエッチ展開が性癖的に合わない人も居るかも?
私なんかはそうだったんですが、そこは好みが分かれるかもしれませんね。
ボーナストラック的な「退院後のある日」ではプライベートな女医さんとのやり取りも楽しめます。
クールだった女医さんの素顔まで楽しめるのは素敵な展開でしたね。
1トラックごとに10分程度、全体では90分程度かかりますが個別にはプレイしやすい手軽な構成でしょう。
普段遣いしやすい作品として推薦させていただきます!
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