魔矢文明さんのレビュー一覧

ファンタジー系や時代劇、現代に現れた謎の植物など、二次元系のお話が多いのは当然として、人外の存在が出ないお話が二編あります。
その他のお話でも、凌辱されるヒロインが必ずしも処女でないというのはある意味リアルな設定と言えるかも知れません。
ただ、ヒロインが処女の場合でも破瓜シーンがかなりあっさりしていて、どうやらこの作者は処女にあまり拘りを持っていないようです。そのため、ヒロインは処女でないと…という拘りを持つ人には注意が必要です。

「黒薔薇の騎士」シリーズのコミカライズ作です。
全二巻の小説を一冊のマンガ版にしてあるので、登場人物に違いがあるなど、ストーリーにかなり脚色がなされています。
凛々しい騎士女帝が、公衆の面前で精液を浣腸されてしまう姿には興奮させられました。
一方、豚に処女を捧げさせられてしまうシーンは好みが分かれると思います。
しかし、テンポ良く読ませる内容で、冗長にならず飽きさせません。結末も違うので、小説版既読の方も充分楽しめるでしょう。

ゲームをうまく一冊にまとめていると思います。各話毎に一人一人のヒロインを丁寧に描いていて好感が持てました。いささか、あっさりとブラックヴァルキリーに堕ちすぎの感はありますが、むしろ物語が冗長にならずによかったかも知れません。
イベント内容としては、触手姦と戦乙女をふたなり化してのレズプレイが多めなのがゲームとの違いでしょうか。

強気な女性を凌辱するシチュが多いですが、一番良いと思ったのは表題作とも言うべき「淫刑執行　失望の女剣士」です。
戦争の終結に奔走していた二人の女剣士が裏切られ、輪姦凌辱に掛けられます。
表紙にもなっていますが、凛々しくも魅惑的な女剣士が縄で吊るされたまま股縄を掛けられて身悶える姿は非常にそそります。

人間界で数千年ぶりに復活する魔王を巡って魔王恭順派の悪魔とそれを監視する天使が入り乱れてのHなバトルを展開し、最後は魔王打倒派の悪魔まで取り込んで…というドタバタ作品です。
短編ではなく連載モノなので、主要ヒロイン三人に各話ごとに見せ場があり楽しませてくれます。
凌辱的なシーンはほとんどないので、ギャグ&和姦系が好きな方にはお勧めです。
「姉☆孕みっくす〜姉&死神お姉さんと一週間〜」の短編も二編入っていますが、こちらはイベントの一部をコミカライズしてある形なので、ゲームの基礎設定を知っていないと説明不足な印象を受けてしまうかも知れません。
ゲーム既プレイの身としては、ゲーム本編と一味違うイベントで楽しめました。

短編Hマンガ集ですが、シチュエーションがかなり豊富です。
強姦・和姦・シリアス・ギャグと取り揃えられていて、これだけあればよほど特殊なシチュを望まない限りは当たりがあるでしょう。
強いて言えば異種姦が多いという点でしょうか。
気に入った作品を上げると、
「Dragon Flight」:エルフ姫とドラゴンの和姦。
「さもんxでーもん」:代役でサバトに召喚された悪魔っ娘が流されるままに人間たちに輪姦される。最後は和姦系。
「Melty Mind」:聖騎士に倒された妖術士が亡霊となって仇の聖騎士を操り、卑しいオークに処女を捧げさせる凌辱作。
「はにー・みるく」:魔術師の弟子少女が買い物に行った花屋で魔法植物に凌辱される。
「禍神封淫伝」:捕えた鬼っ娘にHなお仕置き。
「魔法少女キューティーバニー」:なぜかバニーガール姿の魔法少女・キューティーバニーが今回立ち向かうのは、魔法少女と触手プレイするために自らを改造手術した怪人(ある意味、漢)、というギャグ作品。
「Dinner Party」:誇り高い純血種のバンパイアが、見下していた混血種に敗れて処女を奪われて犬にまで犯される凌辱作。

単行本のタイトルにはなっていませんが、内容のほぼ2/3は「ブラックウィドウ黒衣の暗殺姫」のコミック版です。原作小説を未読のため、いささか設定等が説明不足の感はありますが、ファンタジー凌辱の王道とも言える責めの数々は興奮させられます。
特に、肛門と膣内に寄生虫を宿されて魔力も抵抗力も奪われ、どうすることもできないまま産卵させられてしまうシーンが良いです。
もう一つお勧めなのが、冒頭の「暗闇のシスター」。
魔族を苦もなく一蹴する退魔シスターが罠に嵌り、四肢を触手で拘束された状態で媚薬を注入されてしまい、そのまま処女喪失。更に後ろの処女まで奪われて二穴に大量の子種汁を注ぎ込まれてしまいます。ありがちな展開ではありますが、シスターが十字架に架けられたような拘束姿で凌辱されるシーンはなかなか美しいです。

アンドロイドや悪魔など、人外とのHが多めの短編集です。
特にお気に入りなのが、
「未来の子作り計画」:深刻な少子化に歯止めをかけるため、未来からやってきたネコ型アンドロイドが引きこもり男の子孫を孕もうと秘密道具でHするという、18禁版「ドラ○もん」。
「LOVE☆DEVIL」:人間と契約しようとした悪魔っ娘が、契約に従って相手の男が満足するまでHしなければならない羽目に陥る、「あ○っ女○さまっ」の悪魔バージョン。
その他、妖狐や淫魔などとのHもあります。

日常に非日常が入り込む、いわゆるエブリディ・マジック型のお話が多いです。
・猫が人間化
・ゲームが現実化
・幽体でH
・死神とH
・学校に巣くう謎の存在とH
・肝試し中に怪物に襲われて…
・Hな望みを叶えるために悪魔と契約して…
これらのシチュに琴線に触れるものがあれば楽しめると思います。

日常を基本として少し異界に足を踏み入れる作品も交えた凌辱短編集です。
特にお気に入りは、
「はじめてのじょれい」:教室に巣くう悪霊を祓ってみせようと張り切る巫女少女でしたが、初めて自分一人で挑んだ除霊は強力な悪霊には通じず、更には悪霊に操られたクラスメイトや女教師によって集団凌辱されてしまうのでした。
「スケバン曜子」:不良仲間からも恐れられるスケバン・森田曜子はある日を境に弱い者に味方するようになった。その理由は学校の教師と恋に落ちたためでした。
しかし、その事実を知られた不良仲間の一人から脅された曜子は先生の立場を守るため、やむなく一週間だけの限定でその不良と付き合うことにした。
だが当然そのままで済むはずもなく、先生以外に男を知らなかった曜子は圧倒的な快感にいつしか蕩かされ、その事実を先生にバラされてしまうのでした。
更に後篇では、他の男に抱かれた画像を先生に見られたくない一心で様々な凌辱画像を撮られ続け、しかも約束を反故にされてしまいます。男勝りのスケバンが浣腸されて排泄させられるシーンを撮られ、ついには孕まされた腹をビデオに晒すシーンが秀逸です。