未佐樹さんのレビュー一覧
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蟲使いというと思わず「風の谷」を思い出す人が多いと思いますが。
自分は感じたのはボーモン夫人の「美女と野獣」です。
小説という形態で挿絵もついていますが。
蟲使いの素顔はありません、マスク姿はあります。
文章で書かれているので、豚の獣人で醜いだろうと想像できますが。
普通のモンスターでも十分異質です。
でも、醜い獣人、しかも臆病だなんて。
読んでいて、興奮しました。
蟲達に犯されて快楽に満たされているヒロイン、その姿を蟲使いはいつから見ていたのか。
これが現実なら気持ち悪いストーカーだと思ってしまいます。
でも、これは人でない生き物も存在する異世界でのことなのです。
読んでいると自分がヒロインになりたい。
禁断の快楽を味わいたいと思ってしまいます、
ヒロインと蟲使いはずっと一緒にはいられません。
でも、春が、収穫の季節がくれば、もしかして偶然に出会う事もあるかと考えると。
読後、期待をしてしまいます。
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2009年09月10日
このサークルさんの作品は幾つか読みましたが。
ある意味、大人の女のファンタジーと言っても良いと思います。
汚いものと美しいものと、人と異なるモンスターが絡み合う、数少ない作品です。
人外やモンスターが人間の女性と絡むと、そこには幸福になれない悲観が漂ったり、感じられます。
この物語に出てくる女性達も、それはあります。
行為に溺れているのが、モンスターのせいなのか、自分が欲望に負けたのか。
答えが出せずに身を任せています。
「小さな盗賊」と「知識の泉は黄昏時に」のヒロインは若く、未熟な部分をつけ込まれて快楽に溺れてしまいます。
盗賊のヒロインは快楽に溺れてしまいます。
それこそ、どっぷりと頭のてっぺんから足の爪先まで。
でも、知識のヒロインは、悪魔は虜にできなかったのかと思わせるラストです。
多分、機会があればこの悪魔は彼女を狙うかもしれません。
でも、救いが在るような気がします。
悪魔の快楽に存分に身を任せた後、寸前で拒むような気がします。
それは彼女が若くて抵抗出来る体力があるからではなく、自分が大切だからというわけでもなく。
女、だからです。
若くて、少女と呼ばれる年頃でも、女の狡さは持っていてほしいのです。
一番のお気に入りは「岩場の受胎」です。。
このヒロインにはできるなら騎士のままでいてほしい。、
そして、夜な夜な岩場に通って欲しいと思います。
彼女にとって、禁断の情事は毒ですが、薬でもあると思うからです。
イラストからはスケベとやエッチとかいう感情や言葉は感じられず。
淫猥・蜜月の情事という雰囲気を感じてしまいました。
モンスターがあまり喋らないので、ますます、そう思ってしまうのかもしれません。
次の作品はどんなものをと、期待してしまうサークルさんです。
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モンスターが好きで、異種姦に興味があるなら買って損はないとお勧めします。
ヒロイン達が、最初は嫌がっていても段々と気持ち良くなりモンスターの与えてくれる快楽の虜になっていく過程がいいです。
ヒロインは皆、肉感的な体月をしています。
少女という程幼くはなく。
けれど熟女というほどに熟れてしまった果実でもなく。
ヒロイン達の肌、色遣いが、肉を感じさせ、欲を漂わせている感じがします。
モンスター達と関係を深めて、抱かれていくうちに、人間の男では我慢出来なくなり。
彼女たちは貪欲で淫らになっていくんだと感じさせてくれます。