うんたーぜさんのレビュー一覧

エステティシャン二人同時に施術してもらえるというのが本作の特徴で、左右同時に囁かれるだけでなく、一人とシックスナインあるいはセックスしている傍ら、もう一人が耳元で囁いてくれる展開が多く、ヒロインが二人いることをフルに活かした内容だと感じました。
また、シックスナインしているヒロインの声は遠く、耳元で囁いているヒロインの声は近くに聴こえるため臨場感があり、バイノーラル音源を活かした内容でもありました。
二人のヒロインは性的な経験が豊富なお姉さんと、初々しくそして処女の新人という対象的な組み合わせだったのも良かったです。

本作唯一の問題点、というと大げさになってしまうかもしれませんが、はヒロインの喘ぎ声だけボリュームが大きいことで、いきなりボリュームが上がるので聴いていて少しビックリしました。
5コースと6コースが該当するので、音漏れが気になるような環境で聴くなら特に留意しておいた方がいいと思います。

本作の一番の魅力は何よりもヒロインのサーシャさんのキャラクターで、彼女のおかげで非常に癒やされる作品でした。
お互いの緊張がほぐれていく過程や、仲が深まっていく過程が実感しやすかったので、最初は控えめな性格だと思っていたサーシャさんが、徐々に大胆になっていくことに違和感が無かったと同時に、彼女との仲が深まったというのを実感できました。
音質も素晴らしく、バイノーラル定番の耳かきのトラックだけでなく、一緒に布団に入ってヒソヒソ声でイチャイチャするシーンも、サーシャさんが直ぐ側にいるように聞こえる素晴らしいものでした。

JKママに甘やかされるバブみを扱った「JKママシリーズ」。本作も過去作同様に天使のようなお嬢様JKに甘やかされる内容となっています。
聴き手は受け身状態で耳かきにエッチにとひたすら癒やしてもらう展開なのですが、ヒロインは自分のことを「(まりあ)ママ」と呼び、聴き手のことは「ぼっくん」と呼ぶので非常にバブみを感じられました。

Cureシリーズでは架空のものから実在のものまで様々な職業のお姉さんが登場しましたが、本作はマッサージ師というオーソドックスな職業ながら、メインはアロマテラピーという音声作品には非常に挑戦的な施術内容となっています。
当たり前ですが、残念ながらアロマの香りを楽しむことはできませんが、アロマバスに入る準備のための身体洗いや、バスに浸かりながらのマッサージ、アロマオイルマッサージを楽しむことができます。
恒例の最後のエッチなトラックも、最初の身体洗いで焦らされた上に、更に乳首責めで焦らされるという軽いM向けの内容ですが、ノーマルな人でもしっかりと楽しめるマイルドなものでした。
マッサージ師の佳織さんはサバサバした年上のお姉さんといった良い意味でフランクな接客で、距離感が非常に近く感じました。
実際に聴き手よりも年上という設定なのですが、それが一層感じられる口調でした。

歩サラさんの声とヒロインの菖蒲さんの性格の組み合わせが素晴らしくマッチしており、非常に癒される出会いでした。
耳かきをメインとした健全な夕の部と、色んな意味で大人向けの夜の部の2つにわかれています。
ゆったりした癒される喋りと声の菖蒲さんは、オーソドックスに癒やされる夕の部の方が似合っていると感じたのですが、その菖蒲さんが夜にはちょっと大胆になってエッチなサービスをしてくれるというのも素晴らしく、2パートに分けることによって菖蒲さんの魅力が更に増していました。

本作はエロ方面に力を入れた作品となっており、天使のようなナースに精液検査&癒やしてもらう通常ルートと、精液検査に不合格になってしまい、Sなナースさんに射精管理されてしまうM向けルートの二通りの展開があります。
通常ルートでは定番の耳かきがボリューム満点で用意されており、エロと癒やしのバランスの素晴らしいルートでした。
M向けルートではSなナースさんに罵られながら射精管理されるルートなのですが、通常ルートの方にも登場した新人ナースも登場します。
気弱で優しい(?)妹とSな姉の組み合わせの双子は面白く、片方からは罵られ、もう片方からは同情されるという非常に珍しい体験ができました。
それ以外に台詞の一切ない耳舐めオンリーのフォルダーも用意されており(要公式HPで追加ダウンロード)、シロクマの嫁のハイクオリティな耳舐めだけをひたすら聴きたいという人には嬉しい特典でした。

ゆったりとしたヒロインの喋り方が特徴的だった他のまほろば庵シリーズと比べると、本作のヒロインの小春は感情表現豊かな喋り方で、過去作と比べると印象が違っていました。
そそっかしい部分も多く、勘違いして慌てることが多いのも魅力的な部分でした。
シリーズに登場する姉妹の中では長女なのにお姉さんっぽくない小春ですが、お酒を飲むと性格が変わって妖艶な雰囲気になるという二面性も面白かったです。
もちろん、まほろば庵シリーズのコンセプトである「癒やし」に関しては過去作と比べても負けず劣らずのハイクオリティとなっており、個人的には中の人やヒロインのキャラクター性がシリーズで一番好きだったので、シリーズ中では一番気に入りました。
本作のヒロインを演じておられる桃山いおんさんは、商業向けのアダルトゲームで活躍しておられる声優さんですが、同人音声作品の出演というのは珍しい(現状では本作のみ?)です。
ADVゲームとは違った桃山さんの演技を聴ける機会なので、桃山いおんさんのファンの方にもオススメできる作品だと思います。

抵抗できない状態でサキュバスにエッチなことをされ、射精してしまうと負けという「勝ち目あるの?」と言いたくなるような戦いに挑む音声作品。
男性受けの作品ですが、サキュバスの目的はあくまでも射精させることであり、調教することではないので、エッチの内容自体はオーソドックスなものばかりです。
同様にサキュバスの性格もオーソドックスなもので、射精させようと誘惑してくる台詞は、油断するとコロッとイッてしまいそうな妖艶さがありました。
また、勇者(聴き手)は性的な経験は皆無の設定なので、経験豊富な年上に誘惑されるような雰囲気もありました。

巫女さんは全てのシーンで触手に犯されていますが、それ以外にも人間に奉仕させられたり見世物にされるシーンもあり、周りに味方は一人もいないという絶望的なシチュエーションが良かったです。
触手が詰まった人間一人が入るギリギリの大きさの箱に巫女さんは入れられるので、丸呑みに通じる部分があり、触手好きだけでなく、丸呑み好きの人も刺さる内容だと思います。

他のまほろば庵シリーズもそうなのですが、ヒロインのゆったりとしたテンポの喋り方に非常に癒される音声作品でした。
ヒロインの冬音ちゃんは人見知りのせいか、少々感情が読み取りづらい喋り方なのですが、色々とお世話されていると、彼女の優しい人となりが感じられ、淡々とした話し方からも感情が読み取れるようになってくるのが良かったです。