穂積さんのレビュー一覧

昨日今日で発明された真新しい概念ではないのですが、本作はメイドであり許嫁でもある「嫁イド」です。
なおかつ3人の女の子が同時に奉仕するハーレムなので、メイドハーレムの側面と3人の許嫁が正妻の座をかけて股間を奪い合う側面も併せ持っています。
一方で、恋敵を激しく罵るほど険悪ではなく、基本的には仲良くしながらも隙あらば出し抜く女同士の牽制が見所でした。

また、表紙イラストでは左の黒髪の女の子のツンデレ具合も可愛くてお勧めです。
他の2人が主人公に好意的で今や遅しと抱かれたがっている反面、この黒髪の子だけは淫行に気乗りしない様子です。
なんなら嫌悪感をむき出しにして罵って来ると言っても過言ではありません。
それが口車に乗って、入れずに外側でこするだけのはずが純潔を奪われて以降は一気に態度が軟化し、ツンがデレに変わった様子が萌えをそそりました。

そして、半ばトロコン(トロフィーのコンプリート)かのように情熱的なHが興奮を誘います。
3人のメイドは仲が良くてもライバルなので一人が潮吹きをしたら、自分もしたいと躍起になり競うような熱い喘ぎがエロさの合体攻撃でした。
それでいて、近頃流行りのオホ声とも一線を画する可愛い喘ぎなので、そっち方面が苦手な人でも安心のハーレムでした。

半ばでっち上げやハニートラップみたいな狡猾な罠によって、拒否できない社会的束縛を課されたわけで少年が一方的な被害者と思いがちです。
しかし、男のくせにセミロングの髪で、華奢な小柄の、並みの女子生徒よりも可愛らしい容姿は立派な罪です。
一見すると横暴かつ理不尽な先輩女子に標的にされた可哀想な少年かと思いきや、「あまりにも可愛すぎる」と言う生まれ持った罪の代償を払う時が来たにすぎない物語です。

罪はまず労役刑で償わなければなりません。
運動部のボール拾いや掃除などは地味に体力勝負で、冗談抜きに何らかの苦役とも思えるような辛さがコマの端々に織り込まれています。
その疲れた体に目が覚めるようなエロを否応なく強要される没入感は秀逸でした。

運動部女子の更衣室の片づけは火照った体の少女が汗が浸み込んだユニフォームを脱ぎ捨てて無防備な姿をさらす中での役得まみれの仕事です。
ただでさえ目のやり場に困る空間なのに、誘惑まじりのセクハラまで降って来て健全な男の子なら反応して然るべき状況が出来上がっていました。
先輩女子はそんな醜態を許すはずもなく、より厳しい拘束を強いられることになるものの、それはそれでMにとっては嬉しかったりします。

しかも、彼女らは少年の股間が拘束されていると知った上で、誘惑をあからさまに強めて彼をもてあそんで楽しんでいる節がありました。
特に左右から2人の女子が密着し、おっぱいサンドイッチに太腿コキの挟撃は勝ち目のない必殺技でした。
加えて、彼が女性の臭いによって欲情するタイプの変態だと気づかれてからは脇や足裏などの特に臭気の強い部位を容赦なく使い、執拗な匂い攻めが極めてフェチを刺激しました。

一人プレイ中にふと窓の外を見て半裸の美女が空中浮遊してたらビビッて萎えちゃいそうな気がしなくもないですが、仮にしぼんだとしても容易に再点火すると確信できるエロさでした。
困惑したままの少年にすり寄り、女の香りや耳への刺激で興奮を誘う実力行使が流石はサキュバスって感じです。
また、座っていた少年をあえて立たせてまで身長差を分かりやすく示したのも好感触で、おねショタらしさを際立てていました。
それに伴って、少年に初めてのおっぱいの弾力を堪能させ、甘えるように乳を吸う彼の可愛さに満足げな表情が妖艶な授乳手コキでした。
しっかりとパイズリまで完備し、少年の股間を埋もれさせる乳肉の存在感には目が釘付けです。
そして、待ちに待ったメインディッシュを頬張ると言わんばかりに下の口を広げ、女性上位な体位でゆっくりと腰を落として合体する仕草が色気の到達点でした。
しかも、激しくおっぱいを揺らしながら一発搾り取っただけでは満足いかず、ギブアップを訴える少年にはお構いなしで杭打ち騎乗を連続し、快感に歯を食いしばるほど味わい尽くす姿が非常にエッチでした。
結果として少年には過剰な快感を強いることになっているものの、少しM気味なおねショタをお望みなら丁度いい塩梅でした。

2時間近く長い作品ですので細部まで感想言ってるとキリがないので、極力絞るとすればTrack05がお気に入りです。
なぜなら乳搾りだからです。
妊娠中期くらいの膨らみ始めのお腹を意識させつつ、それ以上に胸の成長を際立てるシナリオでした。
元から豊満だったバストが妊娠によって一回り大きくなったのを少し自慢げに披露し、その感触の堪能を促すお姉さんが妖艶でした。
しかも、乳を揉まれる最中に「自覚してるけど理解してない」様子がエッチでした。
つまり、乳房の奥から何かが湧き上って来る感覚を自覚している反面、それが何なのか理解できずに焦ったような声に女体の神秘が感じられて妊婦Hの醍醐味でした。
いや、妊娠中なんだから出るのは母乳に決まってるでしょとは思うものの、初めての妊娠で初めて母乳が出る瞬間なんて案外そんなものなのかもしれないと思わせる演技でした。
そして、母乳が出ると言う事態に慣れたら、それを存分に使ったパイズリに移行し、母乳の存在が効果的なHには大満足でした。

また、このストーリーは一見すると会ったばかりのお姉さんから急に好意を向けられて、あっと言う間に隷属的な体の関係に至る、男性に都合の良い棚から牡丹餅かと思いきや、意外と別の可能性も匂わせるのが上手く出来ていました。
主人公本人が無自覚なだけで、お姉さんからしてみれば玉の輿に乗ったとも、鴨が葱を背負って来たとも考えられるのは個人的には嬉しいシナリオでした。
少し怖いくらいの打算的な女の野心は妖艶さに通じ、むやみやたらに好意が降って湧くよりも面白い物語でした。

語弊を承知で申し上げると、リメイクのリメイクのリメイクのような印象です。
いえ、リメイクのリメイクのリメイクのリメイクのほうが正確なのか、もうどこを原典とすべきか迷う所です。
まず作者様が有名商業誌に連載していた「ゾクセイ(BJ076447)」があります。
それを成人向けにした「オトナのゾクセイ(RJ175341)」があります。
さらにゾクセイの設定に縛られずリファインした「近所の○学生の男の子が私の胸をチラチラ見てくるので…セックスをしてあげた話。(RJ174469)」「2(RJ215465)」があります。
ついでに、それらに連なる作品群として「オトナのゾクセイLate2015(RJ176506)」「おっぱいで…イッちゃうの?(RJ181811)」もあります。

本作はシナリオの大筋や母娘と少年の関係性だけ見れば上記と類似した建て付けです。
もっとも、各作品を見比べても分かる通り、主要3人のキャラデザは変わっており、雰囲気は違って見えます。
何よりも最大の違いはボリュームです。
全年齢フロアの商業単行本を除けば上記は全て俗に言う薄い本なので、それぞれのページ数はたかが知れていて全部合計しても標準的な商業単行本にも届きません。
しかし、本作は一本の長編ストーリーとして150ページもの濃厚な逢瀬を描き、満腹感を確約できるのが最大の特徴です。

そして、この長さは陳腐なカサ増しなんかではなく、隣のお母さんの優しさとエロさを際立てる効果を生んでいます。
少年の好意に気づいて助け舟を出してくれる優しさ、不慣れな彼をリードしてくれる優しさ、彼の要望に応えて様々な体位をしてくれる優しさなど包容力が限界突破です。
最初の一回だけかと思いきや巨大なおっぱいを間近に見てエロさが増し、中を見せるように広げた股でエロさが増し、ピストンの衝撃で揺れる爆乳でエロさが爆発するインフレ状態を体現していました。

本作は複合的です。

まず、ミニスカポリスと言う古典的ながらも決定的なフェチです。
仮に胸が標準サイズや控えめだったとしても美脚がまぶしい婦人警官と触れ合えるコスチューム特有の背徳感は色あせません。

次に、ミニスカポリスに襲われる理不尽体験がM向けとして優秀です。
彼女らは仕事と称して少年少女を捕獲するものの、その罪状は無理筋の言いがかりに等しく、国家権力を盾にして公然と逆レイプをしていると言っても過言ではない横暴です。
例えば、その巨大な胸を「いやらしい目で見た」と言う容疑をその場で思いつき、乳の重みで拘束して少年が怯えて抵抗する可愛さで悦楽する変態女なのです。
彼女らの陵辱標的もとい捜査対象は男に限らず、少女を捕まえては服を剥き、その股にぶっとい乳首を挿入して純潔の血を流させておきながら、その理由は「女性器に何か危険物を隠してるかもしれない」なんて荒唐無稽な適当さがまかり通っています。
だが、それが良い。

そして、彼女らは2人とも興奮に伴って乳がデカくなる体質です。
それぞれ1人目を襲って、もとい捜査にご協力いただいて一回りデカくなり、さらに興奮して人を襲わずにはいられない悪循環に陥るので、もはや通り魔とも言える連続陵辱事件発生です。
最初からデカいとはいえ一応は立っていられそうなサイズだったのがあっと言う間に接地級超乳と化し、捜査手法もその巨大さに見合った体ごとパイズリや乳首丸呑みなどに変化し、理不尽さも変態さも加速度的でした。

しかも、彼女らの乳首丸呑みは一時的な収納ではなく養分として吸収しているらしく、警官の顔をしたマジモンの連続〇人鬼の可能性に恐怖が倍増します。
でも、だから良い。
作中の一連だけで二桁近い犠牲者を出しておきながら、罪悪感を微塵も見せず清々しく、むしろ出し切った爽快感たっぷりの顔をしているので、女性上位型超乳を求める人に絶好の作品です。

いわゆる学校規模ハーレム状態で、男子生徒は主人公一人で、多くの女子生徒に好かれているらしいです。
そんな中でも特に6人の女子生徒が彼を取り巻く、と言うべきか他はモブと言うべきかはさておき、6人でも充分に股間が過重労働です。

(1)初めての女
男一人の環境に馴染めていなかった彼に初めてアタックした女子ってのがアイデンティティかと思いきや、ギャルっぽい見た目に反して重めのトラウマを抱えていて、狂気を孕んで逆レイプ気味に貞操を奪う強引さが恐い女でした。

(2)幼馴染ギャル
登場時こそ(1)の親友ポジかと思ったのも束の間、実は家が隣だったのが発覚したり、幼馴染の初恋相手だったのを思い出したり、徐々にステータスがレベルアップするギャルでした。

(3)気兼ねない友達
男友達のようなバカ話ができる友人がやっとできた喜びがあっと言う間に、やっぱり男と女だったと気づかされ、ラブラブHする告白は微笑ましい青春でした。

(4)科学部の天才
主人公の股間を自分の雌穴で味わって計測し、模造品を量産するヤベェ女であり、後ろの穴も大いに嗜む変態女なので、純情さが漂っていた(1)～(3)とは一線を画するエロさでした。

(5)生徒会長
病的なまでにプライドが高く、負けず嫌いすぎるあまり妙な理論でパイズリや生挿入をしてくれるのが美味しい女ですし、主人公の立派な股間に音を上げまいと虚勢を張って頑張る半べそが可愛かったです。

(6)副会長
お嬢様でもある(5)に付き従う執事の側面もある少女なのですが、男の扱い方を教える役割として事務的にパイズリや口淫を行うのがクール好きに刺さり、生徒会長が負けそうになって焦った顔はクールが消えてギャップ萌えでもありました。

これらが入り乱れて主人公を奪い合い、体験を捧げまくる女の欲情がエロい物語でした。

これは個人の好みの問題なので一概には断言できないのですが、非常に不快感の強いストーリーでした。
いえ、生徒会長が美女を侍らせているとか、彼・彼女らの鼻持ちならない態度とかの観点ではありません。
そこら辺はむしろ復讐性を際立てるスパイスであり、寝取りの醍醐味です。

ただ一点「なんで見知らぬ中年男性と身体同居しなきゃいけないんだ」と言う不快感です。
作品説明にも書いてある通り、主人公の男子学生は人生をあきらて飛び降りた末に、用務員の男性とゴッツンコしてしまいます。
これがフュージョンの結果を生み、体の大部分と意識は男子学生のままだけど、股間とそれに付随する性欲だけはオジサン由来と言う悪魔合体が本作の特徴です。
ここまででも若干のモヤモヤが残るのですが、オジサンの意識は消滅せず一つの体に同居状態になり、結構な頻度で体の主導権を渡すのです。
これは彼氏彼女を寝取られるとかそんな些細な次元ではなく、身体NTRされた状態でハーレムを構築していく作品なんです。
唯一の救いは主人公とオジサンは早々に打ち解けて、前者は体力的若さと学生の身分を提供し、後者は性的な大胆さと商売女との経験値を提供するギブアンドテイクが成り立っている所です。
オジサンは体を奪い取ろうとする悪魔ではなく、むしろ話の分かる助っ人であるものの、「自分の体の中に別の人格が居る不快感」「美味しい所はオジサンが持ってく残念感」までも臨場感が高く感じました。

それはさておき、作画は非常に優秀でした。
美少女4人の豊満な体と言い、生徒会とは正反対の不良ギャルにも思える容姿と言い、申し分ありません。
しかも、最初は嫌がって敵意や嫌悪感をむき出しにしていた少女が主人公(オジサン)の股間を知ってから、抜け出せなくなり雌の顔に変わる表情の緩急も絶妙でした。

(1)月&木星×ショタ4人
女性1人に対して少年2人なので流石に多勢に無勢かと思いきや、上の口と下の口あるいは左右の乳、女性が生まれ持った二対の性器を上手く駆使して、2人のショタを美味しく食べちゃう大人の女の余裕がエッチでした。

(2)月×ショタ2.5人
金欠だからって弟に金をせびる姉も酷ぇし、姉にAVで荒稼ぎを提案する弟も酷ぇけど、案外やってみたら楽しんでるので明るく見れる物語です。
なお、0.5人なのはジオングみたいな状態の少年が居るわけではなく、ショタ2人を姉が優しくエッチに搾るのがメインでありつつ、撮影担当の弟が我慢できずに部分参戦するので0.5人分です。

(3)金星&水星×ショタ2人
真面目で清楚な印象の強い水星が金星に促されてエッチな世界にハマっていく、羞恥心と快感のせめぎあいがフェチ的です。
初体験に戸惑うショタを置き去りに女の快楽を追求し、激しい杭打ち騎乗をするまでに目覚めてしまう水星が末恐ろしい作品でした。

(4)木星&火星×ショタ2人
少年達の素直な謝罪と真剣な願望を聞かされて驚いた木星と火星が可愛く、お姉さんの器量を見せるかのように夢を叶えてくれるのは包容力の女神でした。
特に、内部太陽系の中では長身と気の強さで怖い印象が否めない2人組が笑顔で女の味を教えてくれるギャップ萌えもありました。

(5)月&金星×ショタ2人
女の体を教えてあげると言わんばかりに、陰部をむき出しにして指で広げて内部すらも見せつけるセーラーの戦士はエロさが爆発で、それを舐めるよう促す寛容さも、月と金星が向かい合っているのでおっぱいが押し合ってる体勢も全てがエッチでした。
しかも、少年の純情さをもてあそび、女性上位な腰使いで楽しげに少年の初体験を食べちゃう淫乱だけど可愛さもあるお姉さんでした。

(6)キモオタ×月
制限文字数の都合上省略。

個人的には体格差や年齢差がお姉さんとショタになっていれば、主導権がどっちであろうと気にしない寛容さを自負しているのですが、そこが命の次に大事な人のために前もって明記します。
両方です。
ショタが攻めている時もあるし、お姉さんが反撃に転じる時もあるので、両方とカウントすべき作品でした。

まず、ショタっぽい彼は女を狂わす良質な股間と魔法による優位性があります。
敗軍の将を捕らえて生殺与奪の権を握る事こそ勝者の醍醐味であり、勇ましい脳筋女だからこそ優越感はひとしおです。
しかも、魔法で抵抗のすべを奪い、無防備に隙を見せた女将軍を犯す征服感が男心をくすぐる瞬間でした。

片や、脳筋女には不屈の闘志と底なしの体力があります。
一方的に犯されて、彼の股間の美味を認めざるを得なかったにもかかわらず、反抗心は衰えず女として堕ちない精神力は流石です。
もっとも、魔法で弱体化させられた中での反撃は生ぬるく、犯し甲斐のある活きの良い雌と言えなくもありません。

最も見所と思うのは体位の転換です。
まさに馬鹿力に物を言わせ、犯され連結したままマウントを奪い取る雌力の見せ場でした。
ほんの今しがたまで剛直に突かれて嗚咽していた女が上に跨り、杭打ち騎乗で激しいピストンをキめ、男女ともに快感が限界に達する捨て身タックルでした。