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【フルカラー53ページ】
浪人生である僕は、家と予備校との間を往復するだけの毎日を送っていた。
しっとりとしたその声を聞くと、真夏の暑さを一瞬だけ忘れることができた。
外気の暑さを忘れて、自分の身体が熱くなるのを感じる。
母・晴海。息子である僕が言うのも面はゆいが、落ち着いて上品な感じの美人だ。
二十代半ばにしか見えないその外見もさることながら、何よりも目を惹かれるのは、その胸元である。
ぐんと張り出した乳房はEカップ。手の平に収まりきらないほどの豊かさを誇っていた。
思春期にさしかかる頃、僕は自分のある特殊性に気づいた。
他の男子たちが女の子たちに興味を示しているのに対し……
僕の関心はひたすら母にのみ向けられていた。
母の成熟した肉体を見るたびに、僕の心の中で恋情の炎が燃え上がっていたのだ。
そして数年前、両親の離婚から始まった母との二人きりの暮らし。
喜びさえ覚えていたその時間は……しかし母の再婚で終わりを告げた。
僕の将来のためを思っての再婚だったのかもしれない。
だが、僕の心は荒れに荒れた。勉強にも全く身が入らず、受験にも失敗してしまう。
忍従だけを強いられる浪人生活。
その鬱憤を晴らす方法は、たったひとつしかない。
妄想の中で母を○すことだ。母を裸に剥いて、豊かな乳房にむしゃぶりつく。
豊穣の象徴である乳房を揉みしだきながら、いきり立つ男根を打ち込む。
もう何百回と繰り返した妄想。
それでも、母の乳房を揉みしだきたいという欲望は少しも衰えない。
駅へ向かう途上で、僕のモノは痛いほどに勃起していた。