にしんパイさんのレビュー一覧

前作「アンブロシア」から舞台を現代に移し、友達のため、街のために一人密かに戦う魔法少女をテーマにした傑作。

およそ魔法少女というテーマについて思いつく限りのシチュエーションが詰め込まれており、主人公に感情移入して楽しむスタイルの方に非常におすすめできる。

ヒロインが戦いを続けられなくなるパターンは数多く考えられるが、なんとこの作品ではそれぞれのボスに負け続けることで発生する個別BADENDの他に、徐々に蓄積していき、ついに陥落するタイプのBADENDも複数用意されている。是非思い思いの最期を迎えてほしい。

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ゲームシステムはオーソドックスなRPGだが、前作に続き豊富な装備の数々とさらに自由度の増したスキルビルドでお好みの魔法少女を作り上げることができるはず。

難易度は5段階に分かれていて、最も難しい「Crisis」にすると最初は雑魚にも苦戦することになる。しかし理不尽な難しさではないので、成り立て魔法少女が少しずつ強くなり、ついには道中の敵など物ともせずに活躍する流れが見たい方は、ゲームに慣れたら試す価値はある。時間はかかるものの、そうした先で手塩にかけたヒロインが陥落する瞬間のカタルシスもまた格別だ。

最初のビジュアル発表からずっと待ち続けてきました。
ついに完成して発売されたということで感無量です。

シンプルな操作で楽しめる雰囲気重視の横スクロールアクションです。
前半はファンタジー系でよくいるモブ敵が多いのですが、
後半になるにつれて、テーマである名状しがたき恐怖を体現した存在が増えてきます。
同じステージで複数回やられることで、
段階的にシーンが進行していくことも多く、
特に最終ステージの作りはかなり凝っていて必見です。
今後アップデートで追加ステージも予定されてるそうなので、
買って損はないと思います。
というか、このクオリティの作品は年単位で1本あるかどうかなので、
ドットエロに興味があるなら必修です。

『逢魔ガ刻・弐』が難航している中で配信されたタイトルだったので、前作ファンとしてお布施気分で購入しましたが、これがとんでもない、良い意味でのトラップでした。

ツクール作品にありがちな面倒な部分がうまく簡略化されていて、さくさくと進めていけますし、各種シチュエーションも題材に相応しいものが一通り揃っています。
精神的に残るようなタイプのものもないので、ハードなものにトラウマがある方も安心してプレイできるのではないでしょうか。

玉石混淆のR-18同人RPG界において、この作品の完成度はトップ10に君臨することは疑いようがない。
それは体験版をプレイしてみるだけでも、すぐさま感じ取れることだ。
とはいえ、時間が少しでも惜しい方のために、いくつか具体例を列挙しておこうと思う。

【システム】
　掃き捨てるほどあふれかえっているツクール系ではなく、敢えてノベルゲーム用の基幹システムを改造した結果、この作品は驚くべきユーザビリティとストレスフリーを獲得した。経験ある方ならピンとくるかもしれないが、これはいわば昔のゲームブックをPC上で再現したと言えるだろう。

【ストーリー】
　魅力的なキャラクターと重厚なバックグラウンドが織りなす物語はとても同人RPGの枠に収まるものではない。本筋のシリアスさと豊富なサブストーリー、コメディタッチな掛け合いが見事に調和し、ゲームとしての楽しさを盛り上げてくれる。

【シチュエーション】
　実用的な話もしておこう。美麗な一枚絵による十分な長さの専用イベントの数々はもちろんのこと、優秀な着せ替え要素のおかげで、立ち絵のみのミニイベントも、様々な楽しみ方が生まれて飽きさせない。

【戦闘】
　TRPG風の戦闘システムは珍しいものの、初めて触れる方でもすんなり馴染むことができるだろう。多岐にわたるクラスと装備の組み合わせで、ファンタジー世界に則したロールプレイはまさに思いのままだ。

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結論として、この作品はファンタジー映画界における「ロード・オブ・ザ・リング」のように、R-18同人RPG界において一つの金字塔を打ち立てたと言って過言ではない。
発売から3年経つ今なお、続編を熱望する声が絶えないことが、その確かな証左ではなかろうか。

1周目、徹底してエロイベを避け、ハクスラRPGとしてクリアした感想です。

楽しく遊びたければ、釣りは縛りましょう。
完全にバランスブレイカーです。

本来借金を返済するためのエロイベ導線が軒並みこの圧倒的金銭効率により破壊されます。また真面目に毎日50回手動でやろうとすると、これはこれでゲームテンポを著しく損なうので、おそらく救済処置ではあるものの、無いものとして考えることをおすすめします。
(どうせなら上限回数を20回程度にして、釣り装備揃えたら自動でクリティカルするようにしてほしかった)


今回初めてパーティ戦闘かつTRPG風のバトルシステムになりましたが、かの名作「プリサク」を思い起こして、懐かしく感じました。
シンプルながら各戦闘スタイルごとに明確な特徴があり、装備も多種多様で、ダンジョンでお宝漁りをするのが非常に楽しかったです。
エニシアちゃんにしても、もっといろんなビルドを試したくなりました。

一方ですごろくダンジョンはどうしても目的地に最短距離で向かうことを目指すため、道中に無駄なルートが多く、広さに対し進み方が遅すぎました。
細かいテキストを見るためだけに、遠回りしたり、探索回数を分けたりする人は稀でしょう。この広さならば、移動はデフォルトでサイコロ2個くらいがいい気がします。

総じて実験作の名の通り、新しい挑戦であり、今後さらなるブラッシュアップに期待しつつ、「淫獄・VeryHard・釣り縛り」でもう一度遊んでみることにします。

ゲームの作りは値段相応にシンプルだが、操作感にストレスはなく、攻略Tipsも画像付きで同梱されているため、つまづくことはない。
エロシーンはステージ中のやられとゲームオーバー時の専用シーンと双方あり、どちらもアニメーションが滑らかで作り込まれている。

正直これらが出来ているだけでもこのエロアクション界隈では貴重なのだが、特筆すべきはシーン内容で、単に各種取り揃えただけでなく、例えば丸呑みなら息もできなさそうな浸かり方をさせるなど、この種のプレイに期待するポイントがそれぞれしっかり抑えられているのだ。

結論、値段もお手頃でクオリティも高い。次回作にも期待したい有望サークルをぜひ今から追うべし。

ラスボス(実質作者)の美学が徹底された素晴らしいRPG

道中様々なバステが登場するので
最後の最期で堕ちることを良しとする場合は
難易度イージーでお好みのバステを
バイキングよろしく選り取りながら進めると丁度いい

ここからは個人の嗜好になるが
ヒロインのコスチューム含め画面内の色彩が派手なので
不完全変身状態くらいのシンプルさが良かったのと
イラストの画風に若干癖があるため
そこが許容できるのであれば、購入をおすすめしたい

前作「卵の鍵」から採用された選択式システムが続投。

相変わらずモブNPCとの会話に意味はないため、
いつまでも選択肢に意味あり気に残っているのは若干の煩わしさがある。
ただ逆に言えば、それくらいしか不満点はない。

前作での面倒な日数設定もなければ、
シーンが存在するステージとただの稼ぎ用ステージもひと目で分かる。
段階的なものも、あとでまとめて見れるため
いちいちイベントが起きてないか総当りする必要もない。

また前作で明らかに足りていなかったバッドエンドも
豊富に用意されており、非常に満足のいく出来になっている。



そして、肝心のネタバレ要素になるが、



まさしくこの作品のタイトルの通り、
「世界の卵」である。

EDで明かされるつながりを知って初めて
なるほど、だから前作主人公に似ていたのかと
膝を打つ感動がある。

なんとなく途中でやめてしまった前作を
再プレイしたくなること請け合いだ。

まだ完全にやり込んでいませんが、繰り返し遊べるのでオススメです。

シスター見習いが僻地で宣教しつつ、友人のモンスター娘を助けるため、奔走するRPG作品ですが、物語背景もしっかりと作られており、感情移入はしやすいと思います。

プレイスタイルの自由度は高く、スキル選択によってある程度の戦闘の差別化も図れます。

ダンジョンの攻略順の目安はあるものの、いきなり難所に突っ込んでお宝装備などを回収するのも可能です。

やり込み要素として合成や釣りがあり、自宅で寝る、もしくは特殊イベントによって日数が経過しない限り、じっくりとダンジョンを回ることもできるので、丁寧に毎日各所を巡れば、少ない日数でクリアすることも可能です。

前作と比べると、ひと目でキャラクターイラストが上達していることが分かる。
主役の主従二人の立ち絵はかわいらしく、表情豊かにころころ変わるので、会話に彩りが絶えない作りになっている。
またマップの作り込みにも目を見張るものがあり、一見複雑のようでも、実はシンプルな形をしているため、探索に無駄に時間を取られることもない。
戦闘バランスについては、装備類が殆ど無いため、物足りないという人もいるかもしれないが、不必要にレベリングを求められないこともあって、個人的には短編RPGとして丁度よい塩梅になっていると思う。

これでさらにアップデートによる追加シーンが予定されているというのだから、まさに優等生すぎる作品ではなかろうか。

1対1では絶対に負けないヒロインが
多数相手の連戦によって徐々に消耗していったり
ふとした油断で捕縛されたりして
そこからの調教プレイによって
だんだん屈服度が上がっていくヒロピンもの

マップ探索が存在しない純粋なバトル特化作品のため
非常に濃密なプレイ体験を得ることができる
一方、堕ちる瞬間のシーンがなく
前後で急にシーンが切り替わったり
一枚絵による最終的なカタルシスに欠けるなど
いろいろ惜しい面が多いことも確か

総じてシチュエーションが好きな方にはおすすめできる内容
ストーリーに関しては次作に続くようなので
システム面の充実はそちらに期待したいところ

類似のシステムのゲームが多い中、Unityを使ったゲームの一つの到達点。
お好みの戦術に合わせた強化カスタマイズにより、繰り返しプレイにも耐えるようにできている。
シーンは各ステージでの敗北のみで、3段階に分かれて徐々に堕ちていく様子が見れる仕組み。
Live2Dにより、従来のアニメーションシーンとは一線を画した臨場感に、様々な面で興奮を隠せない。
良い時代になったものだ。
最後に、最終ステージの悪堕ちシーンは必見であると特筆しておく。

非常に良質なイラストのオーソドックスなRPG。

迷うことはほとんどなく、物語に意外性もないが、
ほのぼのとした主人公二人の掛け合いと
丁寧なシーン描写で楽しませてくれる良作。

戦闘パートはほどよく簡単で、バットエンドが見れるところでは、
一発で負けることができるコマンドが追加されるので、
ストレスになることは余りない。

強いて欠点を挙げるなら、各ルート中に存在する、
同じミニイベントを繰り返さなければ、ストーリーが進行しないという場面が、
ゲームプレイのテンポを損なっているのが残念だ。

シーン傾向は和姦と調教に偏っており、相手も人間のみなので、
人によっては単調に感じる可能性もあるかもしれない。

総じて、同人RPG初心者におすすめできる作品と言える。
買って損はないので、興味があれば試してみる価値はある。