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動きの滑らかさ、ギミックの面白さ、CGの綺麗さは他の方々のレビューにある通り、従来の2D横スクロールには考えられないほどのクオリティの高さです。
そんな中で、自分がこのゲームで最も魅かれた点は『主人公の何気ない仕草の豊かさ』にあったと思います。
武器も何もない。敵の攻撃なんてワンパンでGAME OVER。それどころか2mほどの崖すらもまともに登れないほどにまで虚弱な主人公である『アルプスちゃん』
そんなアルプスちゃんが純粋な心を持った一少女として、必死になって森を抜けだそうとする姿を、このゲームはリアルに表現していると思います。
特に、息せき切って走る姿や、敵の拘束から逃れようとバタ足をする姿、気持ちを落ち着かせながら乱れた衣服を何気なく整える姿など、アクションを起こすごとに見せる一瞬の仕草が、少女らしさを最大限に引き出しているように思えました。
そんな姿を見ていると、ゲームをしているこっちまでアルプスちゃんを心の中で応援したくなりました。というか、実際にそんな気持ちがあったのでしょう、後半の方は逃げるのに必死で、ギャラリーを全く集めていませんでした(笑)
また、仕草が細かいからこそ、ゲームをクリアした瞬間のアルプスちゃんの表情には、こっちまでこみ上げる何かがあったような気がします。
まぁ、何はともあれ「危険な森で、よく頑張ったね」と。
実クリア時間は30分、ギャラリーコンプリートでも1時間程度で全クリできますが、ここまで楽しませてくれた2D横スクロールゲームは初めてです。少しでも面白そうだなと思えば、買って損は無いと思います。
ほんと、ありがとうございました。次回作、期待しています。
2016年08月30日
お嬢様が怪盗という、なかなか変わった作品ではありますが、絵が好きだったので購入しました。
敵に発見された際の戦闘はRPG特有のコマンド方式ではなく、『小さい部屋を見立てた仮想空間』の中にジャンプして、ひたすらお互いで攻撃しあうというものです。仮想空間には出口が存在し、その空間から出れば戦闘から逃げることができます。(ボス戦は逃走不可)
モブキャラの戦闘で一回負けるごとに凌辱シーンに移行し、ライダースーツが一段階破れていきます。三回負けることで初めてゲームオーバーになるので、難易度はかなり簡単と言えます。(ボス戦は一度死亡でゲームオーバー)
謎解き要素や散策要素も非常に多く、ストーリーやマップもなかなかこだわっているので良かったです