_NPCsanさんのレビュー一覧

基本はオーソドックスな探索ゲームであります。怪物をかいくぐり新たなアクションを手に入れて探索範囲を広げてゆく的な。ライクな。
ここはエンディングまで完成しておりまずはご安心。
ゲームバランスはかなりハードな印象。ボスはもちろん道中の敵配置も主人公をいじめようという気持ちありありでこれはこれでうれしいんですけども。結果として救済アイテム常時使用してもまあギッタンバッタンであります。
いっぽうでレベルを上げて蘇生でゴリ押すのもちゃんと通用するのでわたくしでもなんとかクリアは可能。
探索面ではこれもまたハード。迷い倒してかなりうろつきましたが、道中の敵キャラから着せ替えアイテムがドロップするのがアクセントとしてありがたかったです。
着せ替えはさすがにドットにまでは反映されませんが、立ち絵をじっくり眺めることもできるのでアイテムを苦労して集めるだけのことはありますよ。

マップは……欲しいなあ! なんだったらエリア配置と接続を線と箱で示しただけのイメージファイルを同梱とかでも全然いいです。
現状は手がかり…例えば「この空白に侵入する方法が回りのどこかにあるはず」のような…にいかんとも欠けているので手探りの時間がたいへんにかかりました。

キャラクタービジュアルは立ち絵、ドット、モーションどれもたいへんに魅力的。敵キャラひとつひとつにも細やかに神経が通っているのを感じられ、特にわけもなくアーマーブレイクしてまわってしまいますね。
あとはもうキャラクターを掘り下げるテキストがあればあるほどうれしいです。今後に大変期待を寄せております。
拠点で会話できる中にはまだ名前もわからない方もおります、イベントを経てそのうち教えてもらえるなどしますととても楽しいんじゃないかと思います。

最後におすすめのカットを申し上げますと死神ちゃんのアーマーブレイクダウンモーションでございます。ぜひご確認いただきたい。

緊縛・くすぐり・おもらし大特化! さらに若干の搾乳、石化、ふたなりを含みます。
メイン要素に惹かれてということでしたら損を感じる暇もないはずであること、まずお申し上げいたします。

このゲームの主人公は、失礼ながら一言でまとめさせていただくと「笑顔を忘れた女の子」でありまして、看板画像のシケ面から基本的にはまったく崩れません、普段は。
それがまあたちまちぐちゃぐちゃのベコベコにひんまげられるわけです。いかにも派手に心身、表情がぶっ崩れる。
搾取です、これはもう。自然な笑顔を見せない人間から感情の伴わない表情を搾取する。よし! って感じですよね。
主人公が寂しい背景を与えられたいっぽうでストーリーは柔らかく、嫌味や雑味が出ないようにという気づかいが感じられるとともに、責め苦を乗り越えるかいはあるなと思えるようなものになっていると思います。

戦闘システムも低難易度かつ単純ながらエキサイトできるフィーバーが楽しく、手数・MP回復のためにくすぐり攻撃の回避難易度を上げるどらどらガードがいい味出してます。
自発的に難易度を上げてリターンをとりにいくのは、たとえうっかりミスしたとしてもまじめにプレイしているご褒美としてくすぐりが見られる仕組みといえますし、必死に戦闘してる感じが高まってぐっときます。
ラスボスくらいになると大マジのマジにここはリスクをとって攻め返さないと……ってチャレンジして失敗してしこたま淫紋付けられたりします。しました。うれしい。

ちょうど発売から1年目になろうというこの頃ですが、気になっていたという方には重ねて損はしませんよとお伝えさせて頂きたいと、そのような次第です。
最後に個人的な喜びをもうひとつ加えますと触手服があります! 要チェックですよ!

ストーリーもレベルデザインもよく整っており、一気にクリアしてしまいました。
クリア後の内容を回り切ってだいたい10時間くらいでしょうか。量的にはそこそこですが内容は大変充実しています。

システムの目玉はこの「パッシブスキル」でしょう。開発状況や獲得したいわゆる特殊性癖、ある種の行為への慣れがスキルとしてもりもり書き込まれてゆき、進行につれてひどいことになってくのがいつでも一覧できます。
ナイトメアガールズから発展してイベント進行条件だけでなくゲーム効果も持つようになりました。
なかでも重要なのが行為に慣れることで得られる耐性スキルですね。特定の趣向(スライムとか触手とかくすぐりとか)に類するトラップにひっかかっても、慣れているので気絶せずに耐えきることができるようになります。
つまり全部受けきるまで意識を保っていなきゃいけないわけです。
ここおわかりになります? ありがたいですよね……。

シーン傾向は、今回ほんと生身の人間相手の行為がない。
テキスト上のものとイベントシーンにならないカットインのみ、
いつもと違って女同士のシーンもないので一段とないです。
人間が出てくるシーンは純粋羞恥・露出プレイ、直接行為は異種・異物ときっかり仕上がっています。

最後に個人的な一押しを申し上げますとスライム耐性によるイキ死にかけるほどの連続絶頂シーンです。システムメッセージの表情変化にもぜひ注目していただきたい。要チェックです。

一気にプレイしとおしてしまいました。クリア記念に。

過去作と比べてシステム面の変化で目立つところは、H経験記録の強化でしょうか。
各種行為の回数、発見した特殊性癖、特異体質などが着々と記録されてゆきます。
それをふまえてか今作は特に魔的なセックスによる不可逆な変化・改造、認識の歪みといった悪影響、日常への浸食に触れるところが多く、わたくしとしては都度うれしい気持ちになったものです。
イベントシーンはネットを介して世界に発信され、改造された心身は治療を受けても「表向きは治った」とエクスキューズ。
きっとあれもこれもふとしたはずみで今後ずっと尾を引き続けるのだなあ。

最後にざっくりとシーン割合をおきますと、
異種4割レズ3割(ふたなり含む)、残りは器具、露出、一般男性多数、ショタ食いといった具合で、これまでの作品に比べると幅が広く、なるほど不貞といえるようなシーンも見られます。
男の存在がだいぶ目立つところがありそこが引っかかってしまう人もいるかもしれません。
総体的には過去シリーズが好きな方なら好きな味がいっぱい入ってます、安心してください。

ターゲットになるヒロインたちは3人ともかなりの強さで、ぼーっとしてるとモンスターなんかあっという間に壊滅してしまいます。
しかしこっちは無尽蔵、手当たり次第に増援を流しこむうちにさしものヒロインたちもじわじわと力尽きてゆく。
その様子を見ていると、その…下品なんですが……フフ……。

基本的には評価さえ気にしなければゴリ押しし放題。
どちらかというとインタラクティブなドット&CG集といった印象。
回想モードがよくまとまっており、なんだったら一周のプレイでオッケーなのも安心。

エロシーンにテキストなどはありませんが、ゲームの幕間に、短いながらヒロイン同士の会話シーンが挟まるので、キャラクターもそれなりに描かれています。