レビュアーランキング:
-
(役に立った数:32件)
投稿数ランキング:
-
(総レビュー数:10件)
最強・最悪の色仕掛け作品(私調べ)が漫画になりました。
大まかなシナリオは音声版と同じで、嫉妬によって孤立させられた天才少年が、それに目を付けた先輩の色仕掛けによって作品も才能も何もかも奪われ破滅していきます。
尺の都合か展開が早めに再編成されてこそいますが、
主人公が心と頭を侵され大事なものを失いながらボロボロに壊れていく背徳感や、その清算をさせられる屈辱、絶望の描写は強烈かつ濃厚であり、サークルさんの得意とする破滅と引き換えの快感をお腹いっぱいに味わえます。
特に音声版では状況からしかわからなかった、主人公本人がいかに先輩に溺れ壊れていったかの描写は非常に素晴らしいので、
誘惑されて堕落してしまう、弄ばれ壊されてしまう、悪意に滅茶苦茶に蹂躙されてしまう…といった背徳感ある展開が好きな人には是非お勧めしたい作品です。
逆に注意点としては、(旧作でもこうなることは仄めかされていたのですが)この物語の最後にはオリジナルよりも残酷で、より具体的な破滅が待っています。
この作品は先輩の邪悪さを際立たせるためか、非のない主人公が理不尽に壊され、馬鹿にされ、一切救われる可能性なしに破滅していく…というシナリオになっているので、それを受け流せる人か、倒錯として楽しめる高レベルの人でないと心にある程度ダメージを受けることでしょう。
旧版でも言われていましたが、特に学校等で孤立したトラウマのある人には終盤の展開は大分苦しいかもしれません。
最後に、この作品は単体でも当然素晴らしいのですが、やはり音声版とあわせることで互いに補完しあってより完全になるように思えます。
あちらも非常に素晴らしい作品であり、このサークルさんの作品が気に入った方なら買って全く損はないと思いますので、是非セットで購入し真っ黒で底無しの絶望を楽しみましょう。現時点ではなんと5割引きセールも行われています。(ダイマ)
2016年12月24日
これより強烈な破滅の快楽と絶望、トラウマを与えてくれる色仕掛け物が他にあるのでしょうか
自分がぐしゃぐしゃに壊されていく展開自体が非常に強烈で、特に焦らされた末に薬で思考力を奪われた状態で快楽を餌にされ、先輩の妹に言葉責めと乳首責めを、先輩にフェラチオをされながら正気を失ったような状態で自分自身の絵を真っ黒に上塗りするという四章は、自身のアイデンティティに直結する絵を描くという行為そのものと全身全霊を注ぎ込んだ絵の両方を自分自身の手で取り返しのつかないぐちゃぐいちゃの状態に破壊していくということで圧倒的な絶望と破滅と快楽を感じられ非常にオススメです。
「破壊される快楽」というものが好きな方はこの部分だけでもこの作品を買う価値があるのではないかと思えます。
また、少年の破滅を不可逆のものにする手順がかなり丁寧に作り込まれていて
元々孤独で消耗していた彼に好意的に擦り寄って薬と快楽で縛ることで思考力を奪い、欲情によって絵に集中できなくなる条件付けや自身への好意と依存、周囲への疑心暗鬼を刷り込んで後戻りすることも救われることもなくなるように「準備」した後
才能、作品、プライド、名誉と彼を支えている物を何もかも徹底的に破壊しつつ、作品や技術等奪う物を奪い、絵を描くという行為を汚した上で絵を描くことへの恐怖をも仕込み、
最後に何もかも失いかつ何もできなくなった彼を「キミは私が好きで妄想して夢見ちゃったんだよ」の一言で捨て挙句ストーカー行為を働かれていると触れ回るという展開はそれ自体が本当に見事です。
助かる道を探しても何も見つからないその凄まじさは破壊される過程における快楽と最後の絶望を本当に強めてくれて非常に印象に残る作品でした。
他の方も書かれているように台本が付属していないことだけが残念です。複数人に嘲笑されるなどで聞くのが辛い所もあるしお金を出してでも欲しいのですが…
2018年01月27日
2015年08月15日
古いファンの方は大抵夢想したことがでしょうが、超人たちとアメコミヒーローの共演というだけでかなり眼福な作品です。
個人的にはマグ○ートーとネプキンのクロスボンバーが一番の盛り上がりでしたw
なお、ジェロニモが結構頑張ったりもしますのでジェロファンの方には貴重な作品になるでしょう。
2015年08月15日
瀬戸内さんにしては控えめなボリュームで、主に扱われるのはグランベリアとサラの二人のみですが、内容は相変わらず面白いです。
特にグランベリアが可愛いくてたまらん。
どこかの水羊羹とは違った、そして普段見られない普通の可愛さを見せてくれますのでそういうのが好きな人にはお勧めです。
あとこちらの方が重要かもしれませんが瀬戸内さんは回を追うごとにサド顔描写に磨きがかかってます。
レビュアーが選んだジャンル
2015年01月06日
2015年01月06日
2015年01月06日
2014年08月27日