まずストーリー。これは最高です。
ちょっとバカながらも天真爛漫に育ったルナに、親を奪った師匠が優しく見守る。
ルナは「悪いやつらは吹っ飛ばす!」 そんなルナにあれよあれよと付き従う 新しい"友達"「リコ」を中心とした物語は、この先二人はどうなるのか知りたくて、ついついストーリーを進めたくなります。
フェチ的にも良かったです。
動けなくされて縛られ責められる事に終始しておりそれ以外はありません。
更に主人公だけでなく友達リコが敵に偶然近くにいたから拘束されたり人形にされたりといった巻き込まれ役としての立場もあり、非常に美味しいです。
ですが過度な演出と意地悪なくらいの初見殺し、この2つがすべてを台無しにしております。
まず拘束攻撃、基本的に避けるのは運ゲーな上に一度食らうと数十秒の演出が入ります。 一度見たものでも再び食らうと再度それくらいプレイヤーも拘束されます。
またボスの拘束攻撃は基本的に即死…なだけでなく、既に詰んでいるのにプレイヤーに無駄な行動をさせるのもマイナス+ストレスポイントです
特に「特殊な戦闘方法です、わかりましたか?」と言って「はい」と答えると詰み
詰み状態になった際に出る諦めますか?で「いいえ」を選ばないと詰み
この2つはストーリーの良さをすべて台無しにしております
更に言うなら悪事や上記の意地悪な言動を働いていたボスが倒されてもなんの裁きを受けていないのもマイナスポイントです
ルナちゃん的には「ふっとばしたらもう解決」なのかもしれませんが、多数の死者が出ているシリアスな世界観なのにそれだけで終わりというのはよろしくありません。
結果的に「作者が書きたいストーリー」「作者が作りたいゲーム」「作者のフェチ」の3つをぶち込んだ結果、全部が全部噛み合っておらず、「フェチ、エロを求めてるのにクソみたいなゲーム性が邪魔をして、けど良質なストーリーを楽しめた」というものとなってます。