ＨＴさんのレビュー一覧

ゲームが始まると「セレクトシーン」の画面が出て、四つのストーリーから一つ選んで物語を進めていきます。
途中に選択肢はなくクリックするだけで楽にバッドエンド真っ只中に進んでいけます。
またCG閲覧モードやリプレイモードもあり、クリア後も実用的です。
　鎧やレオタードの破壊具合も自分にとってはちょうど良く、最初のうちは戦いに敗れて傷だらけの鎧から、敵にあちこち鎧を引きはがされたりレオタードを引きちぎられ、最後には抵抗する意志を失ったヒロインの心を反映するかのように申し訳程度に裸体にまとわりついている鎧とレオタード、と言うようにバラエティに富んでいます。個人的にはブーツを脱がさない点がポイント高いです。
ですのであっという間に生まれたままの姿になってゲームの中では盛り上がっているが、こっちは盛り下がりだよ!!とモニターに悪態を付くことはないかと思われます。

一部のキャラクター(sawanoboriフォルダのキャラが裸にリボン型のタイだけと言うマニアックな状態(汗)と、iwakiフォルダのキャラが素っ裸、あとおまけフォルダの一枚も一糸纏わぬ姿ですが)を除けば、ほとんどのキャラクターがコスチュームを着たまま(半脱ぎのも含めて)というのが一番の特徴でしょう。個人的なお気に入りはharumiフォルダに収録されているブーツにリストバンドだけというマニアックな格好のCGでしょうか。
　マニアックと言えば一部(sawanoboriフォルダとsakuraiフォルダ、yuukaフォルダ、yuuka02フォルダ)に虚ろ目の差分も用意されています。
　同じサークルさんから販売されている安いシリーズに比べてこれは高いですがそのぶん、様々なバリエーションが楽しめますのでサンプル画像が気に入ったならば購入してみても良いかもしれません。

コスチュームはだいたい着たまま、もしくは半脱ぎになっています。例外はKusanagi1フォルダに収録されている腕に巻かれている布しか残っていない、ほとんど裸のパイズリ画像ですが、Kusanagi2フォルダでほとんど着たままのCGも用意されているので着たままにこだわる人にも安心して購入できるでしょう。
　こんなはずじゃなかったと八つ当たり的に通りすがりの人にプロレス技をかけたくなることはないかと思われます。
　マニアックなシチュエーションも用意されており、例えばHoshina1フォルダ(「1」とありますがフォルダが二つあるわけではありません、あしからず)に眼鏡ありとなしの差分があるのがよいですね。また、Fujishima1フォルダ(「1」とありますがフォルダが二つあるわけではありません、あしからず)ではストッキング有り無し、および一部だけ破く、といった差分も用意されています。
　お気に入りはNagasawa1フォルダ(「1」とありますがフォルダが二つあるわけではありません、あしからず)にある虚ろ目なのに笑っている、壊れちゃった風のCGでしょうか。

シチュエーションは紹介文の通りですが、スクール水着娘では紺色の旧スク水着の他に白色の差分への切り替えがあります。
シングレット少女では差分として裸の場合に限り髪の毛が緑色になる差分がありますし、セーラー服娘Aでは肉壁に取り込まれた下半身を触手に犯されながら、肉壁に取り込まれていない上半身は衆人環視(おそらくクラスメートでしょうか)のもと、イキ顔をさらすシチュエーションの差分と、コンクリート壁に閉ざされた中で触手に犯されるシチュエーションへの切り替え、またセーラー服娘Bではセーラー服のスカート有りと無し、さらに黒色ニーソだけ残して裸、と言う差分が楽しめます。ただし、さすがに全裸少女はコスチューム関連の差分は用意されていませんでした。ですので骨が透けて見える差分もあるに違いないとワクワクしながらカートに入れようとしている人は注意が必要です。
　特筆すべきはブルマ少女はなぜか黒色のエルボーサポーターとニーサポーターを身につけています。しかも裸にエルボーサポーターとニーサポーターの差分も用意されています。こんなシチュエーション、誰が得するのか……私が得をしました、はい。
　この作品は文章が用意されていないので、例えば先のブルマ少女ではバレーボールの部活の練習中に触手に襲われ、ブルマごと触手を無理矢理挿入されるも、とうとうえんじ色のブルマが引き裂かれ太い触手を受け止めてしまうかわいそうな少女ハアハア……と想像力をフル回転させるのも楽しいかもしれません。

戦闘服とセーラー服の全身絵がおまけコーナーに用意されているので本編の引き裂かれた戦闘服や脱がされかけのセーラー服と交互に見比べてみると、興奮度が上がるかと思います。
　「それは良いけど話が進むにつれて素っ裸になっちゃうんじゃないの?」と疑っている方もいらっしゃるかと思います。結論から先に申し上げますと、戦闘服は白いレオタード部分は最後の方ではほとんどびりびり状態です。ですがこれはこれで興奮するシチュエーションですし、赤い部分、例えばブーツや腕の部分はしっかりと残っています。またセーラー服では、最後の方ではスカートと下着は取り去られていますがセーラー服の上だけは、はだけた状態で残っています。ですのでご安心ください。

あらすじは「作品内容」欄や他のレビュアーの方が書いてあるとおりで、この作品の醍醐味は堕ちる課程を楽しむところにあります。と言いますのもヒロインはあることをきっかけに発情状態になってしまい、散々開発された挙げ句、処女を奪われる頃にはもう淫乱状態になっています。ですので、嫌がるヒロインの処女を無理矢理奪う、と言うタイプではないことに注意してください。
　とはいえ、自慰も知らないウブな少女がいけないことと知りつつも徐々に快楽に溺れていく課程だけしか楽しめないかというとそんなことはありません。
西洋風の鎧を着た美少女も良いものですが、しなやかな身体に密着した漆黒のレオタードと、古風な鎧を身に纏った美少女も良いものです。この意見に賛同出来る同好の士の方にはおすすめです。さらに言うと古風な鎧も着たままです。あっという間に素っ裸、という「ルパンダイブか!?」とツッコミを入れたくなると言うことはないので安心です。
　さらにヒロインが鎧(本編中では鎧骨と表現されていましたが)やインナースーツを身に纏っている様子の描写にも力が入っていますので、挿絵とともに楽しめることと思います。

身分違い故に結ばれることが叶わなかったこの作品のヒロイン、シャリィを諦められない主人公アレクは、領主である立場を利用して初夜権を使って寝取る方ことになります。
　彼女のためにドレスを仕立ててあげる一方で、渋る彼女に『処女証明』を発行しなければ大変なことになると言って脅したりと、硬軟使い分けて彼女を籠絡しようとします。
　性欲や快感を高める香を焚いたせいか、それとも領主と平民という圧倒的な立場の違いのせいか、嫌がるシャリィを無理矢理、と言った感じではなく、言葉責めで恥ずかしがらせながら物語は進んでいき、とうとうシャリィの純潔を奪う頃になるとシャリィに「入ってきて、私もアレクのそれで女になりたかったの」と言わせるほどになります。
　もともと幼い頃から互いを知る仲、と言う設定なので「お代官様お戯れを」「よいではないかよいではないか」「あーれー」的な展開を想像している人にはがっかりかもしれません。しかし、アレクの妻がいる部屋に面した窓を開けたまま、乱れたドレス姿のままのシャリィを抱くシーンは興奮します。

題名にある「彼女はウェイトレス」という言葉から一部の人は「ウェイトレスの制服Hはあるんだろうな?」と心配で夜も眠れないかと思いますがご安心ください。体験版にその挿絵が付いていますので本編にあることは購入前にご理解いただけると思います。と書くと買うまでもなく体験版をダウンロードして、それでいいじゃないかと思いがちですがそれはあまりにもったいないと思います。
　体験版をダウンロードして読んだ方はおわかりでしょうが香月のエッチシーンでの乱れっぷりはかなりのものです。購入すれば本文で香月の強気な面が書かれているのでそのギャップに興奮すること請け合いです。

　あともう一つもったいない理由として主人公が三姉妹とエッチしてハーレムエンドという単純なお話ではないと言うことが挙げられます。まず洋菓子店を切り盛りする長女真琴は可愛いものに目がない性格で二人の妹である次女香月と三女奈月(あと主人公の浩平)を「食べちゃいたい」とか言ってる始末です。ではドタバタコメディなのかというとそう単純でもなく、香月と奈月にとって真琴は義理の姉になります。比較的早く真琴になついた奈月に比べ、香月は題名にある「約束」の一件もあってどうしても素直になれない、そして本当は好きなはずの浩平にも……というこれだけで波乱含みであることを予感させます。
　こう書くと一見はちゃめちゃな姉ですがその一方で素直になれない香月の性格を姉としてしっかり把握し、浩平とくっつけるために文字通り一肌脱いでしまう、という妹思いな面もあり、この辺のシリアスとコミカルな、ただしエッチな展開もしっかり入っているというミックス加減の絶妙さが本書の特徴といえましょう。

この作品は登場人物が少なく、ほとんど姫様一人が被害に遭っているのでヒロインが多く登場する作品のように
エロシーンが分散すると言うことはないのが特徴です。
　おそらくそのせいでしょうか、ヒロインのシルキス姫がナイトスワニィに変身するシーンや、変身を解除するシーンでは鎧や姫様の体つきが描写されておりそのあとの「お楽しみ」をいやが上にも盛り上げてくれます。
　「お楽しみ」とはもちろんヒロインが敗北して鎧を脱ぎ脱ぎさせられてしまうシーンです。このいわゆる解剖シーンも
文字数を割いてしっかり描写されていますので、あっという間に真っ裸、ということはありません。
　もっとも、こう書くと「着たままH」好きの方は不安に思うでしょう。「変身ヒロイン」とタグが付けられている作品を購入して、何が楽しくて素っ裸のヒロインのHシーンを読まなきゃいかんのだ、と。
　ですが、ご安心ください。破壊されるのは胸の鎧などごく一部で、ショルダーアーマーやバイザーは残っていますし、挿絵でもその辺は心得ているのかしっかりと壊れかけた鎧を身に纏ったナイトスワニィが描かれています。

あらすじはおおむね作品紹介欄に書かれているとおりですので、紹介欄に書かれていないことを書きます。
　それはずばり「騎士姿での初エッチ」はどれくらい詳細に描写されているのか、という点についてです。
　結論から言うとやや物足りないです。描写が鎧ではなく、二人の行為に集中しているような気がしますし、図書館での行為に至ってはあっという間にレオタード姿になってしまいます。
　その代わりクリスがお弁当のタコさんウィンナーを主人公に「あ〜ん」と食べさせてくれるシーンは鎧姿でしかも挿絵付きであることからもわかるように、この作品は耕太とクリスのバカップルぶりが中心となります。
　と、ここまで読んで「な〜んだ」とカートから削除しようとしたあなた、ちょっと待ってください。
　たしかに鎧の「着たままH」は物足りないと書きましたが、浴衣に関しては話が別になります。
　耕太とクリスが行く夏祭りではエッチのバリエーションがアナルセックス、お掃除フェラ、パイズリなどと豊かになり、挿絵も浴衣姿のクリスが5枚と力が入っています。
　そして、なんと言っても、鎧姿でのエッチシーンではそれほどでもなかった着衣の描写がここでは急増します。
　あともうひとつ、「うなじ」もこの作品のキーワードになります。クリスの髪型がポニーテールだからということもあるのでしょうが、耕太の視線がうなじに行く傾向にあります。クリスとの初対面シーンでクリスのうなじの描写があり、ついでに言うとエッチシーンでのクリスの弱点はうなじです。むしろ、うなじを書きたかったがためにクリスの髪型をポニーテールにし、浴衣を着せたのではないかとさえ読了後に思ったほどです。
　この作品の表紙は騎士姿のクリスですが、じつはポニーテールや浴衣、うなじを愛する人に満足できる作品だと思います。