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2018年03月19日
2017年10月14日
たとえエロ抜きでもストーリーがCoCモノとして秀逸なEveningStarterのCG…だけではなく、様々な設定や制作秘話が満載の一品。
作者である男爵様がガチガチのTRPGプレイヤーであることもよく分かります。
(「ルゴーム砦の脱出」や「オーレクタ砂漠の魔術師」をプレイした人ならば、ゲームブックから慣れ親しんでいると既に知っているでしょうが…)
あと、当然ですがエロゲーの未収録CG…というよりイベントが載っているため、男爵様の絵がお好みならば購入を考えてもいいと思います。
あと、立ち絵が期間限定で入っているので購入はお早めに。
流石にゲーム作成に使ってはいけないのですが、私的利用(身内のTRPGのキャラ絵や『動画など』)ならば使ってもいいそうです。
強いて不満をいうならば、男爵様の地の文章なのにあの決め台詞がないことでしょうか。
「ぎゃーち○こもげる」←これ
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2017年10月09日
紹介にもあるように、体験版と本編の違いは画像が全部揃っている状態か否かというだけです。
正直なところ、体験版で画像を全種揃えてしまったので買う必要性はなかったのですが、紹介を書きたくなったことと作者様への経緯を表して買わせていただきました。
さて、戦闘要素は自動化されていますのでゲーム性は「事前準備」に尽きます。習得できるスキル数は制限があるものの、気楽にリセットできます。そのため、まるで「デッキ」を組んでいる感覚に陥りました。
直接戦闘指示をしたいんだッ!という人は物足りないかもしれませんが、デッキを組むのが好きな人は楽しめると思います。
(通常難易度のラスボスも即死させることが可能となりますが、難易度を上げればいくらでも楽しめます。)
エロのクオリティは、紹介絵で心惹かれる人は問題ないと思います。
ただし、ベースがツクールなので初回のアニメーション読み込みがスローモーションのごとく遅いことと、逆に読み込んだ後は爆速で一瞬しか見れないことが多いのが難点でしょうか。
テーマ通り「暇つぶし」に最適な作品です。
本作品は体験版で十分ですが、このサークル様から次回作が出たら注目するべき作品になるだろうと思います。
2017年10月08日
ゲーム部分とかアルプスちゃん可愛いとか、その辺は他の方がたくさん紹介しているので、置いときます。
このゲームのエロ部分は3つに分類できます。
ゲーム画面のまま犯される「アニメーション」
美麗な渾身のイラストレーションで描かれる「イラスト」
イラストレーションのクオリティを保ったまま生き生きと、描かれる「ムービー」
前者2つは体験版で十分見ることが出来るので、そちらでクオリティを十分堪能できますから、「百聞一見に如かず」とりあえずやってみましょう。
最後の一つ、ムービー。凄まじく生々しく、表情一つにも配慮がなされているとんでもないクオリティです。商業エロゲーだと、予算と容量のために企画段階で却下されるレベルです。
全体的に好印象だったのですが、このムービーで他の感想が全部飛びました。
製作者の愛と魂がこもっていると感じます。
2017年09月18日
readmeでも書かれていますが、催眠術を生放送で不特定多数に行うことは、被験者の安全を確保できないためまともな施術者は行いません。
しかし、これは生放送風なファンタジーであり、実際安全。
リアルヒプノシリーズの一つであるこれは、催眠誘導だと気づきにくい普通の会話部分から既に誘導は始まっています。
わちゃわちゃガールズトークに脱線しているようでも、ちゃんと聞いておきましょう。
本当に生放送を聞いているかのようなリアリティ。(説明文にもある)アクシデントも驚愕反応を巧みに利用して催眠状態を深めようというスクリプトの意図を感じました。
あと、そんなこと考えなくたって声優同士の掛け合いが普通に可愛くておもしろいです(端々に催眠のキーワードを滑り込ませている手腕は流石としかいえません)
あと、一応誤解のないように。
施術者はメロン(メロ)ちゃんとスイカ(スイ)ちゃんの2名ですが、所謂双子系の催眠はありません。リアルな生放送の志向なので。(双子系催眠はトラブルのあったアドリブで出来る内容じゃないですし)。
あと、TSは面白い手法と暗示だったので、新鮮でした。
よくあるTSは精神も肉体も女性のものに書き換えますが――おっとこれ以上はネタバレですね。
これだけ、端々に気を使って施術する催眠術師はサイミーさんをおいて他に…いるかも知れませんが、私は知りません。
声優のわちゃわちゃを楽しんでも、スクリプトの技法に酔いしれても、何も考えずビクンビクンし続けても楽しめる作品です。
ただし、催眠スクリプトを書きたい人へ一つ忠告。
このスクリプトはサイミーさんだから成り立つように書けるのであって、並レベルの施術者が参考にしても失敗すると思います。
参考にしたいならまず白黒催眠(RJ109582)を買いましょう。
下手な本よりよほど参考になります。
レビュアーが選んだジャンル
2017年09月02日
「狐巫女テンの耳かきシリーズ」は、複数の耳かき短編を別の日に行っていく構成が特徴でした。
しかし、今回は「テンを待つ」というストーリー上同一の日付で連続した内容となっています。
また、構成は「お家でゆっくり癒されませんか?PLUS」のように多種多様な癒やしを行っていくものとなります。
――そしてやっぱりビャクは休日屋関係者だった!日向さん仕込みの癒しテクを駆使されますが、このシリーズ視聴中はちゃんと『心は』テン様一筋で聞いてくださいね。(身体はビャクのテクで溶かされると思うので不問。)
つまりこの作品は、狐巫女テンの耳かきシリーズの番外編ではありますが、休日屋シリーズの番外編でもあります。
(登場キャラクター及び視聴者はテン様シリーズですが、技術や作品構成は休日屋の延長線上にあります)
両方のシリーズが好きなら、購入を躊躇う理由はありません。
ただし、テン様シリーズのみ視聴してきている人は以下の点に注意してください。
テン様シリーズが1セット40~50分程度の視聴時間なのに対し、本作は休日屋シリーズ並みのぶっ通しで2:30あります。長時間の視聴時間が必要なので、1時間の休憩時間で聞くとかそういうことは難しくなっています。
クオリティの高さとかキャラクターの魅力とか異様なまでのコストパフォーマンスの良さとかは他の人がレビューを書いてくれていると思うので、そちらに譲ります。
(ジャンルにツンデレとかやきもちが入っているのは、トラック08のタイトルでお察しください。テン様ですから仕方ない。)
2017年07月13日
東方入眠抄初の試みがいくつもなされています。
まず、最初のラポール形成を担っていたボイスドラマ部分を飛ばして催眠音声からスタートします。
名乗らない正体不明の施術者(一体、何こころなんだ…)が、催眠風ボイスドラマに誘導していく…そう、歴代シリーズのように「明確なヒロインが、目的を明らかにして被験者を眠らせる」テンプレートから大きく外れています。
これは、繰り返しの視聴を前提として組まれた構成のためです。恐らく、初回の視聴では中途半端な催眠風ボイスドラマとしか感じられないでしょう。
周回すれば――構成を理解した上で聞くほうが催眠に深く入れるという催眠の基本を武器にして――印象が大きく変わることでしょう。2週目以降は冒頭の施術者がなぜ普通にこころちゃんではないのかも理解していることでしょうし。
ただし、この構成は「眠る」より「物語を聞かせる/体験させる」事に向いた構成となるので、シリーズの中では物語性を重点においた作品といえると思います。
(冒頭では見えてこないヒロインの儚さもシリーズの特徴です)
* * *
さて、おまけ(トラック06)は本編の繊細でピュアなこころちゃんのイメージを完膚なまでに吹っ飛ばす、むしろ別人だろうこれ!という超テンション爆アゲな何かです。
ボーナストラックがシリーズの最大5曲中、本編2曲おまけ3曲というあたり、ある意味肝煎りなのかもしれません。Re:Volte様は元々音楽サークルですから。
(催眠音声目的の私は、Re:Volte様の明るいor激しい系の曲を今回初めて聞くことになりました。こちらは、音楽に明るい方にレビューをお願いします)
ただし、冒頭がハイテンションでもしっかり眠らせに来る事が可能なのはRJ167282やRJ198282で証明済みです。むしろ初回ならおまけのほうが寝れるかもしれません。
2017年06月28日
元々、寝息系作品を手がけているサークルですが、催眠音声は初挑戦のようです。
ようです…と曖昧に言わせていただいたのは、初挑戦にも関わらず、基本を守ってしっかりとした催眠音声に昇華している点と、音声作品サークルの強みを活かした音のクウォリティを両立させていることです。
(R-18の音声サークル作品が催眠音声にチャレンジした際は、催眠の技術不足を恐れて、声優の演技やシナリオに頼った作品となり、催眠音声としては中途半端に成りがちです。この作品は、それがありません。)
R-18要素がなくても素晴らしい作品です。R-18要素が必要なければ全年齢版も割安で売っていますので、そちらを検討しても損はありません。
さて、R-18パートは(説明にもありますが)予め準備したオナホを使用するタイプになります。このタイプが少数派を占めるのは、『道具を使うことで催眠世界から現実世界に意識が持って行かれすぎてしまい、催眠が醒めてしまうタイプの人がいる』ことと、単純に余分なコストが必要なことです。
前者は、むしろ道具を使う方がどっぷり嵌れる人もいるためその人個人によります。
後者は、元々オナホやローションを持っている人ならば追加でコストがかかるわけではありません(むしろ、より良質な快楽を得られるのですから経費対効果は良くなります)。
作者は、手淫やドライも…と記述していますが、スクリプトはオナホを使用する誘導が含まれるため、オナホを使用したウェットであることを前提としています。
催眠音声処女作として、催眠音声としては非常に良質です。しかし、R-18催眠音声は経験を積まないと難しい部分も多く、特にドライは催眠術師の腕の見せ所です。制作難易度の比較的優しいウェットを前提にしたところに好感が持てます。
催眠処女作とは信じがたい完成度です。
2017年04月30日
トップ画像にある説明文のとおり、わりと命がけの理由( )であなたの部屋にクラウンピースがやってくるお話…なのですが、今までのシリーズとの相違点を。
1.周回を前提
催眠音声と同時にボイスドラマでもある東方入眠抄は、周回することで無意識へのアプローチが増強していく催眠技法部分と、ドラマ部分を初見でないにもかかわらず、初見であるかのように聞かなければならない、双方の長所に矛盾した構造的弱点を抱えていました。(これは多くの催眠風ボイスドラマの抱える弱点でもあります)
しかし、周回を前提としたトラック分けとストーリーによって、こちらの問題は解消されています。
2.リスナーの立場
今までの作品は、幻想郷在住の人物でした。(多くは散歩中にヒロインと出会ったり、元々親しかったり…)
今作は、違うと明言できるわけではないのですが…地獄の話以外幻想郷らしい話は出てきません。つまり、幻想郷の仮想のあなたではなく、リアルなあなたに話しかけていると解釈もできる構成です。
3.入眠抄トップクラスにウザい(かわいい)
入眠抄のレティさんのウザカワいさと、入眠抄リリーのフリーダムさを足して二で割らない。むしろタイツで掛け算をするレベル。
4.冒頭ドラマが長め
今作は最終的に入眠音声になりますが、ストーリーとしては「彼女のために催眠にかかる」事になります。そのため、ラポールの構築に時間がとられているのか、ドラマ部分が少し長めです。笑わせに来るので、ドラマ部分で寝落ちはできないと思います。
5.ある意味寝るな?かも…
ストーリーの〆で2週目の必要性がわかるため、寝落ちしてそこが聞けないと差し替え音声の必要性がわかりません。
完走してから差し替えましょう。
6.FSS
F(ふともも)S(すりすり)S(したい)
2017年04月30日