レビュアーランキング:
-
(役に立った数:58件)
投稿数ランキング:
-
(総レビュー数:44件)
2016年08月29日
みもりあいのさん演じる少女と一緒に天体観測、お風呂、読み聞かせと安眠要素満載の作品です!
みもりさんのあまあまふわふわな声で寝るときに聴けるような作品があったらいいな~と思っていた自分にはドンピシャでした。
まったりうとうと、とありますがストーリーもしっかりあるので最初は寝ずに通して聴いてみることをおすすめします。
自分は聴いているうちに「あ~もうずっとこの屋敷で少女と暮らせればいいのに・・・」となってしまい現実に戻るのが大変でした。。。
個人的なおすすめポイントは、つい口ずさんでしまうようなオルゴールの優しい音色とほんの少し切なくなる絵本の読み聞かせです。
R-18、ということでえっちなパート目的で買われた方も多いと思いますが、そんな中で僕は耳かきパートの方をおすすめしたいです。
秋の虫の声の中、どこか郷愁を誘う昔話であったり、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を想起させる言葉であったりが吐息まじりにぽつりぽつりと語られる・・・
お風呂パートで色々な意味で温まった身体を心地良い休息に導いてくれること間違いなしです。
お話の他にもはこべらさん自身の気持ちが語られます。
ドキッとするようなことを言われたかと思えば、「こうすればまた来てくれるかもと思って」なんて交わされたり、手のひらの上で転がされます。もうコロコロです。大人の女性の余裕でしょうか・・・
毎度思いますがはこさん作品は言葉選びが本当に秀逸ですね。
小説や詩を読んでいるような耳触りのよい様々な言葉が琴香さんの艶やかな声で紡がれるのを聞いていると、「日本語ってこんなに綺麗なものだったんだな・・・」と改めて感じます。
もしまたはこさん作品が出るのであればR-18ではない全年齢向けの、お話メインのやつを期待したり・・・
声優さんの交代については心配いらないでしょう。
全く変わらず、というわけではないですがはこべらさんのイメージが維持されていますし、藤村さんの演じるはこべらさんとはまた違った、琴香さんの演じる”はこべらさん”を楽しめると思いますよ。