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メスガキ分からせ制裁のアンソロジーであり、紹介文通りメスガキヒロインが馬鹿にしていた大人のオッサンたちに敗北し、性奴隷老い人・精液便所にされるシチュエーションで占められている。ジャンルのセオリーに忠実なので、冒頭にメスガキヒロインによる横暴な我が儘あるいは相手を小馬鹿にした活躍を添え、予期せぬ敗北からの巨大な分からせ棒で教育、泣きべそかくヒロインをなおも犯し抜き完全屈服させる、という構成になっている。
ヒロイン造形も作家様ごとに個性が出ており、マスクヒロイン(外すのは最後のみ)、ツルペタ魔法少女、ロリ巨乳、エロ衣装悪メスガキと、読んでいて楽しい。どの作品も気に入ったが、今回はロリ巨乳の「プリポワー!がんばえー!」を選出する。
こちらの作品は本アンソロジー唯一の巨乳なので、その揺れの躍動感がよい。服を破かれて左右乳が上下に踊る様、パイズリフェラでの柔らかさ、陥没乳首からチラチラ先端を覗かせる乳頭など、ムチムチの描写がたまらない。また、バックで突く場面ではツインテール髪を引っ張ってスパンキングもすると言うお仕置き差加減も好みである。エピローグでの惨めさや個人的趣味の一致もあってお気に入りである。
エロとしては、どこまでも嫌悪するヒロインへの雑魚姦といった内容である。基本的にヒロイン視点で描かれており、彼女のダイレクトな怒りのモノローグつきで進行する。
最初にヒロインの強さ・潔癖さを示し、潜入捜査というシチュエーションを加えることで本来はあり得ない、醜いものとの交わりを許すヒロインというシーンを描いている。
竿役達はいずれも性欲で頭がいっぱいであり、その様はヒロインでなくても醜いと感じるだろう。容姿の醜さから溢れる内面の醜さを前面に出しており、そんな連中に身体を許さざるを得なくなったヒロインピンチエロが美味しい。
雑魚に犯される屈辱感を煽る演出として、ヒロインの竿役たちへの嫌悪が効果的にアピールされている。怒りに引きつった微笑み、穴を使われているときの不快感など、隠しきれない怒りがどれもよい。特に、フェラ強要のシーンで青筋を立てながらのニラマレは別格の出来である。
前作に引き続き、弱体化淫乱状態でボロボロになりながらも戦い続けるヒロイン凌辱作品である。ヒロインが倒れるとそのパートナーが電撃で苦しめられるため、全身汗濡れの泥だらけで傷だらけでも戦い、この苦境でも立ち向かう心が折れていないからこそヒロインピンチ戦闘を充分に楽しめる作品となっている。
意志の強いヒロインが殴られ、蹴られ、それでも膝をつかないというリョナ趣味がメインであり、後半では本番挿入凌辱と磔逆さ吊り晒し刑もある。どんどんと勝ち目がなくなってゆく展開も合わせて、プレイは期待以上の出来である。
また、このエロスの盛り上げに一役買っているのが、皮肉にも人質となっているパートナーの存在である。ヒロインが殴られるのを見て泣いてしまったり、処刑シーンで絶望の叫びを上げたりと、ことの深刻さを補完するよい演出である。
エロは、人や人型の怪物や触手などによる凌辱であり、本作のキーアイテムである縄に緊縛されてのレイプ・輪姦がメインとなっている。後ろ手に締め上げる拘束もあれば、胸を強調させるような亀甲縛りを思わせる縛りもあり、SMチックな背徳エロスが特徴的だ。全裸のシーンもあるが、大部分は制服を着用してはだけさせられての半脱ぎで揃っている。
雑魚やトトラップイベントに捕まるとシーンが発生するタイプであり、雑魚敵・イベントごとに概ね2段階用意されている。ヒロインたちは暴力的な快楽や人としての尊厳を踏みにじられるような悦楽に屈してゆき、マゾヒスティックに堕ちるといった内容が多い。
また、ステータス画面ではフレーバー要素として経験の回数や状態が記録され、専用立絵では穢れ値によって細かく変化する。2ヒロインとも通常、身体の疼きが気になる、淫乱姿と複数枚あり、ついステータス画面を開いてみたくなってしまう。
本作のストーリーは脱出と親友を救出する目的とは別に、「過去に何があったのか?」=「怪異は何故起きたのか?」を探るサスペンスゲームでもある。途中で挿し挟まる記憶の断片、手記を始めとしたアーカイヴス、ステータスで確認できる取得アイテム・用語トピックスの解説など、読み込むほど夢中になってしまう。
縄や臓腑をモチーフにした民俗学的なトピックスもそれだけで興味深く、ここまで盛り込む作者様のこのジャンルへの拘り・作りたい意欲を感じつつ、それに応えるようにどっぷり世界観に浸れて大変に楽しめた。
百合やホラー部分以外も評価できる。遠回しな言い方で申し訳ないが、ヒロイン・千代の成長の表現が気に入っている。過去の出来事から俯きがちだった千代が世界に向き合い、怪異を解決しようと決意するシーンは演出が非常に凝っており、この描写があったからこその各ENDが納得のゆく仕上がりになっている。
クールなヒロインが未知のエロ体験を教えこまれるスケベ作品である。竿役の先生がひょうきんな感じなのでコメディよりな作風だが、イカせまくる教育手腕はさすがなもので、無知っ娘を喘がせまくる指導シーンはどれもぐっとくる。
さて、プレイはひたすらおっぱいいじめから始まり、数日がかりでの体外ポルチオ開発、手マン潮吹き連続絶頂、満を持しての本番挿入膣中出しである。あまりの快楽にヒロインはビクビク痙攣し、ピストン時にはジタバタと暴れ回り、情けないイキ顔をさらす。普段のクールさが微塵も感じられない艶姿は必見である。
なお、本作は着衣エロであり、インナーやストッキングは適宜ずらし、大部分は顔にマスクの状態で進む。このマスクの使い方が拘っており、本番挿入時まで顔を隠したままのイキ顔が描かれ、挿入時にのけぞりイキした際にようやくマスクオフとなる。マスクが顎へとずり下がり、ヒロインはイキ顔を見せるのだが、散々素顔見せを焦らされただけにこのシーンでの顔は大変にエロく感じた。
魔法少女がメスガキなワル人格とエロバトルする作品である。記憶空間において様々なシチュで犯されることとなるので、同級生やクズ市民、魔物たちによってあの手この手を使われて魔法少女は辱められてゆく。基本的にローザエンデがメインであるが、要所ではフォールン(メスガキ敵)のシーンもある。こちらは最初こそ竿役に対し優位であったが、その優位性が失われてレイプされるシーンが複数あるため、分からせ趣味も本作はカバーしている。
羞恥責めという点や屈辱責めといった点どちらに置いても雰囲気作りには力を入れており、シチュエーションに合わせて通常の姿もしくは変身姿でプレイは展開される。単純な着衣エロ・半敗れ脱ぎエロとして見た目が良いだけではない。
例えば、同級生とのシーンでは魔法少女は通常姿で相手を誘い致すため、知り合いに犯される羞恥責めとなっている。変身姿でクズ市民に弄ばれるシーンでは、本来なら勝てる相手に弄ばれる雑魚姦の屈辱責めになっている。このように、ヒロインの姿でシチュの持ち味が最大限に生きるように工夫が凝らされているのである。
エロは、ヒロインが敗北し、人狼や調教で堕とされた仲間にレイプされる凌辱作品である。構成としては典型的なADVなのでとっつきやすい。テキストを読み進めてゆき、時折出てくる選択肢をどう選んだかでルートが変更する。
いずれのルートでもヒロインたちの圧倒的な強さの描写と、負けるはずのないヒロインたちが敗北してしまう展開が無理なく描かれており、かつ、シーンごとに趣向を凝らした責めの数々はどれも一級品である。
1枠あたりの差分量も多く、表情や服の状態、失禁や愛液濡れなど身体の変化が逐一変わって面白い。テキスト量も長く、ために内容が濃い。特に、ヒロインの屈辱や誇りを踏みにじり、戦士としての存在意義まで破壊するかのような責めは、悪堕ちし敵に寝返るor性奴隷に堕ちる説得力にも繋がっている。
以上から、プレイは敗北ヒロインとして必要なものが詰まっている。
獣形態による凌辱、敵の女や悪堕ちした仲間からのレズレイプおよび悪堕ちor屈服の連鎖、ぶっ壊れバッドエンドなどはほんの一例である。どんどん堕ちてゆく描写もよく、敵の竿に絶対服従になってしまったり、ふたなりではこらえ性のない情けない早漏射精中毒になってしまったりする。ヒロインがそうなってしまうきっかけの敗北凌辱と、彼女たち自らが深みにはまってゆく堕ち描写は見応え抜群だ。
ヒロインピンチ好きにはたまらないことに、乳首責め・クリ責め描写メインのシーンも多い。こんな責めに負けないという最初の強気さから、こんな責めに無様絶頂させられるギャップが美味しい。
なお、着衣エロ作品でもあるのでそこも嬉しい。戦闘服の急所が破かれてのシーンがメインだが、数多くあるバッドエンドでは専用衣装を着せられたヒロインが登場する。かつての勇猛さを失い、性玩具と成り果てた末路を引き立てる効果も併せ持った着衣エロは、全て堪能してもらいたい。