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ボイスドラマの大半はヒロインが主人公(多くの場合視聴者)が会話する形で進行します。
このため「え? ○○ですって?」という感じの説明的な会話がどうしても多くなってしまうのですが、本作品ではヒロインのセリフ、状況説明の独白、BGVの3つで構成されています。
状況説明は「彼は私の胸を…」みたいな感じの落ち着いた口調なのですが、BGVで状況に合わせて喘ぎ声を流しており、エロさが削がれるのを上手く防いでいます。
声優の伊ヶ崎さんは耳舐め系の作品はいくつか聴いた事があるのですが、ここまで可愛い喘ぎ声を聴かせてくれたのは本作品が初めてです。
清楚な人妻が夫では味わえない快感を知って乱れていく様を好演されており、大変満足です。
付属のソフトは本作品をAVG風に楽しめるようになっており、上記3種類のボイスとSEの音量を変えられるのが嬉しい配慮ですね。
2018年05月04日
「気が付いたら見知らぬ場所に閉じこめられていて…」という、シチュエーション物です。
登場人物は主人公とヒロインの二人だけ。互いに記憶を無くしているという設定で、お話はヒロインが主人公に話しかける事で進みます。
他に誰もおらず、壁で隔てられているため互いの顔が見えない中で会話を続ける内に芽生える恋愛感情。そして会話を重ねる内に徐々に甦る記憶。
この二つがこのお話の両輪なのですが、これ以上はネタバレになってしまいます。
ラストはシリアス展開ですが、一応の救いはあります。
「全てが謎」という設定上、明確な説明の無いままいきなり突飛な設定で話が始まるので、そういうのが苦手な方にはお勧めできませんが、設定を受け入れてしまえばヒロインの感情の変化など聞き所は多いと思います。
個人的には星新一の短編SFというか、昔のラジオドラマを聴くような感覚で楽しめました。
普段なかなか会えない恋人同士が温泉旅行に行くというシチュエーションに惹かれました。
温泉宿の従業員とエッチする作品は割と多いですが、恋人物というのは意外と少ない気がします。
本作品はドラマ部分が大変優れており、最初の待ち合わせシーンから時間経過と共にいろんな場所でのエッチが楽しめます。各パート冒頭のドラマ部分(一緒にお風呂とか花火見物とか)が程良い長さで、そこから違和感無くエッチシーンに突入するのが良いですね。
視聴時間の長さから声優さんが延々と喘ぐだけだったり同じセリフを何度も繰り返すなどの冗長さを心配したのですが、本作品においては全くの杞憂でした。声優さんの演技も大変上手いです。
ヒロインの琴乃さんは上品だけど自分の意見はハッキリ言うタイプで、冒頭の会話からもその辺のキャラクター性が感じられます。
恋人である主人公とは過去に何度もエッチしてる設定なので、エッチシーンでは変に恥ずかしがらず積極的に求めてくる所がそそります。
京都弁の喘ぎ声も相当にエロく、本番シーンが多めなので彼女が感じている声もたっぷり聴けます。
ネタバレになるので多くは書きませんが、勃起する事を「達者になる」と言う所が個人的にツボでしたw
バイノーラを謳ってはいますが、よくある耳舐めや囁きだけに頼っておらず、直球勝負でいろんなシチュエーションのエッチを楽しめる良作です。オススメです。
2018年02月05日
事前準備や姿勢変更がない。変態と罵られない。感じてる所を嘲笑されない。寸止めで虐められない。連続絶頂で壊されない。
あるのは同棲彼女の甘いささやきとラブラブなエッチだけ。そんな夢のような作品です。
前作同様、今のご時世こういう作風の催眠音声は大変貴重ではないかと。
催眠誘導は深呼吸と部分脱力から入るオーソドックスな物ですがオーソドックスゆえに取り組み易く、なにより催眠をかけてくれる彼女の語り口が自然体で、かつバイノーラル録音による臨場感がたまりません。
そらまめ。さんの催眠音声を聴くのは前作含めて2本目ですが前作同様。催眠術らしからぬ「タメ口でフレンドリーな声」なのが良いですね。
エロは暗示でイかせるタイプですが添い寝しての密着状態で暗示を入れてくるのが新鮮で、彼女の愛情を感じます。
前作より長丁場ですがヒィヒィ言わされて疲労困憊する訳ではないので、余程のドMでもなければ広くお勧めできるのではないでしょうか。
サークルさんには今後もこの路線で高みを目指していただけたらと思います。
もし機会があれば、騎乗位エッチで女の子と一緒にイくタイプの作品も作っていただけたら嬉しいです。
最近「人間の」女の子と「ノーマルな」エッチをする催眠音声が少なくて(笑)
2017年10月19日
序盤であやお姉さんの会社とかランジェリーデザインについて説明されるのですが、この辺の設定と説明シーンの脚本がしっかりしてるのに感心しました。
それと謙譲語や丁寧語などの敬語がしっかりしていて聴きやすいです。
メイドさんや秘書さんが出てくる作品の中には「ちょっと待て、目上相手にその言い方はおかしいだろ」とツッコミを入れたくなる物も散見されますが、本作品では違和感を感じさせないのが良いですね。
エロパートは「発情したお姉さんとなりゆきエッチ」的な流れなので、ストーリー重視の恋人モノなどと比べるとやや唐突感がありますが「顔に垂れた愛液をキレイに舐め取る」などフェティッシュなプレイが楽しめます。
また同じセリフを何度も繰り返すような冗長感も少ないので、飽きずに聴けると思います。
声優は分倍河原シホさんですが、さすがの演技力ですね。
下品なアヘ声ではなく清楚なお姉さんが未経験の快感に戸惑いながら次第に…という感じで、導入時のお姉さんのイメージを崩さずにちゃんと抜かせてくれます。
なおエロパートで声が左右に振られる演出があります。
バイノーラル録音ではないため音振りする事で一定の臨場感が得られるのですが、音振り無しのバージョンも同梱されていたらモアベターでした。
スクリプターさんが添付のテキストに「催眠音声はM向け作品ばかり、ラブラブで多幸感が味わえる作品が少ない」みたいな事を(意訳)書かれていたのですが、この業界でそこまでハッキリ書く人も珍しいなと(笑)
それで聴く前から非常にシンパシーを感じておりました。
そして実際に聴いてみたら案に違わず大満足。
そらまめ。さん出演の催眠音声は初めてですが、気心の知れたフレンドリーな演技が印象的でした。
最近は催眠っぽさをボカすタイプの作品が多く見られますが、本作品では彼女が「催眠術をかけてあげる」と明言し、深呼吸とカウントでストンと落としてくれます。
と言っても堅苦しい物ではなく、深呼吸の合間などにこちらを気遣うセリフを投げかけてくれるので安心して彼女の言葉に身を任せられ、結果的にガッツリ催眠にかかれます。
エロパートは気持ち良い感覚を長く味あわせてくれるのが良いですね。
寸止め地獄とか連続絶頂地獄とかそーいうのは無いので、疲労困憊する事もありません。
自分的にNGな「壊す」「狂う」等のワードも入ってないので、豆腐メンタルな自分も楽しめました。
特筆すべきは視聴時間で、ノーマル47分、二回目以降38分、エロ無し安眠版22分と短時間。
催眠だけで40分以上かける作品も多い中、平日夜でも気軽に楽しめるのは大変ありがたいです。
価格も700円+税と安価ですし、こういうお手軽な作品がもっと増えてくれると嬉しいですね。
自分の中では暗中模索さんの『自然体彼女』と並ぶ、いちゃラブ催眠のツートップです。オススメです。
このサークルさんの作品は淫語の発声回数を随分アピールしているので「ストーリー的にはどうなんだろ?」と思い未視聴だったのですが、こちらの4Dメガネさんが脚本を担当された他サークルの音声作品が大変良かったので、半額セールを機に購入しました。
結果、大満足です。
ぶっかけに特化した作品はどうしても会話や説明セリフが長くなるので、女の子がアンアン感じるタイプの作品と比べるとエロ成分が少なくなってしまいます。
ですが本作品ではセリフの多さを逆手に取って「主人公のぶっ飛んだ変態プレイにドン引きするJKのリアクション」をメインに持ってきているので、話の展開が面白く視聴者を飽きさせません。
120分近い大作でありながら「声優さんのあえぎ声やフェラ音で尺を伸ばす」といった冗長な所が無く、セリフの密度が濃いのでえらく聴き応えがあります。
それでいて1トラックの時間は約20分と適度な長さなので、集中力も途切れません。
声優の小粋さんの演技も素晴らしく、経験豊富でフレンドリーなJKを好演されてます。
主人公の変態さ加減に呆れ果てつつも「お金をもらった分はサービスするから」と律儀にプレイに付き合ってくれる所が良いですね。
ボイスドラマとして大変良く出来た作品だと思います。
明るいエロが好きな方、ささやきや耳舐めに食傷気味の方には特にオススメです。
2017年06月30日
最近、腕が肩より上にあがらないなど姿勢変更のハードルが高くて購入を迷っていたのですが、こちらのサークルさんの作風は以前から好きだったので購入。試しに姿勢変更および動作指示は全てガン無視して(笑)仰向けのまま最後まで聴いてみました。
催眠術師の言葉に対して前向きに取り組まないとダメみたいな話もありますが、自分の場合は最後まで気持ち良く聴けたので結果オーライでした。
(もちろん指示に従うのがベストなのでしょうけど)
本来の仕様ではないので積極的にお薦めはできませんが、動作指示が苦手で敬遠してる方は試してみても良いかも。
またエロパート前半までの部分(開始から約37分)だけを切り出してうつ伏せ無しのショートバージョンとして聴いた所、これだけでも催眠の気持ちよさとエッチな気分が高まるのを楽しめました。
(もちろん自己責任&ラスト約3分の解除パートをちゃんと聴くのが前提ですが)
属性を問わずどなたでも楽しめる良作だと思います。
ちなみに前作の『りふれくどーる」がセルフ物だったのに対し、本作はドライのみなのでご注意下さい。
(サークル様は商品説明にこのあたりの情報をもう少し書いていただけると買いやすいと思います)