レビュアーランキング:
677位
(役に立った数:516件)
投稿数ランキング:
454位
(総レビュー数:421件)
本作は、全編を通して赤ちゃん言葉で罵倒されるオナサポ作品です。
ママにおねだりしたヘンタイ赤ちゃん(聞き手)は
「感じてる顔、気持ち悪いでちゅね~」
などとほんわかと罵倒されながらシコシコできる、そういう作品です。
一部本音を模したきつめの声の罵倒がありますが、全体的には赤ちゃんプレイ的なあま~い声音が中心です。
台詞の内容は結構直接的です。
「臭い」「キモイ」「変態」と言った直接罵倒が目白押しです。
また、変態プレイを強いられて「こんなことするなんてヘンタイでちゅねー」と罵られたり、サディスティックな理不尽さなども所々で垣間見える。
チンポビンタのようなシチュなど、肉体的な責めもある。
スローオナニーな箇所もそこそこありますから、心身共に追い込まれる印象の作品です。
あと、左右の手を使うのでちょっと忙しめです。
他方で、耳舐めや喘ぎ声といったわかりやすい形で興奮を煽る材料もあります。
中でも唾吐きは、その性癖がない方にも刺さりそうな素敵な展開で置いてくれている。
マゾ性が強い一方で、プレイそのものはかなり甘みも含まれています。
最後の射精パートも、2や3はシンプルに盛り上がりやすい。良い射精を楽しめるフィニッシュです。
どうしてもマゾ性が要求される作品ですが、そうした性癖持ちの方にとっては癒し系に分類してもいいかもですね。
特に中盤以降の赤ちゃん言葉全開で進む展開と、射精パート3でのフィニッシュ辺りは愛情すら感じられる。
意外に素直に「ママぁ!」と甘えられる作品です。
そらまめ。さんの演技も、本当に甘い。
罵倒の毒が心地よく体に送り込まれます。
小馬鹿にされることに性的興奮を得られる方なら濃厚に楽しめる作品です。
個人的には亀頭オナニーパートもお勧めしたい。飛ばさない方がいいと思います。
余談ですが、口内射精直後の唾吐きを期待してちょっとドキドキしてたんですけど、さすがにそこまでマゾ向けではない仕様でした。(笑)
「こちら〇ネーク。怪しいマッチを売る蠱惑の館なる店への侵入に成功した。相手の話を聞いて油断を誘ってその正体を暴く予定だ」
その後、何やら満足げな表情で帰還し店の安全性を強調した〇ネークは、後日その店に足しげく通う姿が目撃されたという――。
冗談はさておき、本作は催眠における重要アイテムであるオノマトペ(の特に擬声語)に焦点を当てた催眠音声作品です。
ふわふわ浮かんだり、ズーンと沈んだり、催眠音声では必ず耳にするオノマトペ。
これをあえて強調することで暗示の影響力を高め、「言葉でイク」という本来的な催眠音声の強みを十全に活かそうとした作品です。
加えて、この作品ではパブロフの犬モチーフが採られ、犬を扱うように可愛がられながら催眠に落とされる甘さがある。
そして、耳舐め。この行為もまた館の主の「声」であると認識させられて、オノマトペ同様に強調されている。
色々な側面のある作品ですが、作品構造上、帽子屋さんで飛び切り耳舐めが楽しめる作品でもありますね。
催眠の構造はシンプルでいて強力。深呼吸、漸進的筋弛緩法、メトロノームを用いた深化といった感じです。
また、序盤はやや生硬さを感じる学術的な説明があって、簡易的に脳の疲労を狙ったアプローチなのかなと感じたところもありました。
短い時間で精確に落としてくれる内容はさすがの一言。
エロパートでは様々なオノマトペで聴き手を誘導し、耳舐めで昂らせてフィニッシュに至る構造になっています。
耳舐めに執拗な連続絶頂と、帽子屋さんの本領と言っていい内容がコンパクトに描かれている。
こうした内容を37分で描き切る手並みも凄まじいですが、ヤバいのは17分で描かれたEX版。
通常版を骨子に、初聞きでもギリギリ理解できるオノマトペ誘導が展開、別ルートでの絶頂を用意してくれています。
シンプルでいて強烈。そして個性的。特別な作品ですね、これは。
レビュアーが選んだジャンル
本作は、水音をテーマにした癒し系のASMR催眠音声作品です。
マッサージ店を舞台に、マッサージとお風呂でゆったり気分を味わい、水音で癒されながら気持ちよくなれる癒し度高めの作品になっていますね。
なお、最初に全裸指示がありますので、リアリティ重視の方は注意くださいませ。
この作品はハニーベルにおけるオイルマッサージ要素や癒し要素を踏襲している感じがあります。
オイルではなくジェルを用いたマッサージですが、全身を丁寧にマッサージしていく感触は大変心地いい内容でしたね。
加えて炭酸風呂で気持ちよくゆったり気分を味わわせてくれるのだから、安眠効果も高そうです。
ちょっと面白かったのは、濡れタオルを使って頭部の涼感を演出している点。
自律訓練法における第六公式ですが、あまり催眠音声界隈ではここまで誘導する流れは見かけないので物珍しかったです。
紅茶に砂糖を溶かすマドラーの音で意識を深めて、深い世界で(マッサージ店ではできない)プレイが繰り広げられます。
水音をテーマにした内容はここからが本領発揮で、性感を高める水音に加えてジェルマッサージの続きの形での手コキと耳舐めという形でも水音が利用されていますね。
水音で気持ちよくなる暗示で、こうしたプレイがより効果を発揮する形です。
まさしく「『耳舐め』を最高に気持ちよく感じるために作られた」作品。耳舐めの差し挟み方はその気風を感じましたね。
最後の絶頂時に耳舐めが無かった点は惜しまれますが、絶頂自体は凶悪な連続絶頂方式。
癒し系の作品ですけど、快楽そのものは結構凶悪です。
フィニッシュは一度だけですが、その一度が凄かった。
全体を通して癒し要素が強く、陽向葵ゅかさんの耳舐めもまた強烈で、テーマを見事に消化しきった作品です。
マッサージ店に行けない昨今の情勢にお疲れの方、この作品で水音に癒され、翻弄されてみてはいかがでしょう?
2020年07月31日
本作は、マッチをテーマにしたピュアなスタイルの催眠音声作品です。
最初に述べておきますと、物語の舞台は現代と思われます。
マッチ売りさんの誘いでラブホに行って、ヤベェマッチで気持ちよくさせられる作品です。童話世界ではないので注意をば。
この作品、ドラマ仕立ての構成や洗練された催眠手法、ASMR要素の導入など現代的なスタイルをとりつつ、その主眼は「マッチの音と立ち昇る薫りで絶頂する」といった刺激によるドライ絶頂にあります。
カウントや音などを刺激にした作品群、10年代前半に主に制作されたピュアなスタイルの催眠音声を、時代の発展を踏まえて制作している形ですね。
催眠誘導の面では、帽子屋さんの諸作で特徴的な五感に訴えかける手法が今作では特に光っていた。
マッチの音(聴覚)に加えて、マッチの色(視覚)、マッチから立ち昇る薫り(嗅覚)と複数の感覚を刺激する形で誘導は行われています。
加えて、耳舐め(触感、ASMR)の要素もあって、催眠を体験する入り口が多く設けられている。
ただ、それだけに忙しい印象もなくもないので、無理にすべてをイメージしようとせず、できる範囲で従っていく形で構わないかなとも思います。
エロパートではドライ二種、耳舐めを挟んでのマッチの音による絶頂と、マッチを折る音に心を折る暗示を乗せて屈服させる絶頂が描かれています。
前半部だけでかなり濃厚な絶頂が体験できますし、マゾ性向が強くない方は前半だけ聞く選択肢もありかも。
後半部の絶頂ではかなりプレーンな形で屈服を求めてくるのですよね。(具体的に嘲笑されたりはせず、シンプルに暗示誘導で屈服させられます)
この辺、マゾ的に想像力が足りない私は上手く想像しきれないでいたところはありました。残念無念。
ちょっと癖はありますが、良い作品です。
溜めてからの耳舐めは効きましたし、耳舐め好きにもお勧めできる作品ですよー。
レビュアーが選んだジャンル
本作は、サキュバスハーフの後輩彼女と夢の中で初体験をしちゃう催眠音声作品です。
彼女はエナジードレイン的な先天的欠陥を抱えていて、触れ合うだけで先輩(聞き手)を干からびさせかねない厄介な性質がある。
でも本当は触れ合いたい……というわけで、夢の中で接触を図ろうと(催眠術で)移動し、結局まあ若い二人が何も起こらないわけもなく(笑)、エッチな体験もしちゃった次第です。
上述した内容からもわかりますが、この作品は催眠風ボイスドラマのニュアンスが強い作品です。
エロトランスさんの「双子の催眠彼女」と方向性が似ていて、あんまり催眠手法的には洗練されてない(あえて未熟な風にしている)作品ですね。
彼女のエナドレを利用した脱力の誘導などは世界観構築としてさすがですが、深呼吸からの分割弛緩、落下イメージによる深化という構成のオーソドックスさから、意図は明らかかなと。
ちょっと聞きかじったくらいの催眠術で卓越した技術を見せたら、それはそれで不自然ですしね。(笑)
その分の深度調整は、丁寧に時間をかけて行われた古典催眠的な誘導によって成立させている形です。
また、「触れ合いたいという彼女の願いを叶えてあげたい」という形で聴き手の協力を得やすい目的意識を構築している点も見逃すべきではないでしょう。
エロパートでは愛情たっぷりのドライ体験二種と、イジワル度アップなオナサポスタイルのセルフが楽しめます。
全部乗せで聴きましたが、この作品の場合は選択制のドライ/セルフのどちらかを選んだ方が無難な印象です。
二度目のドライでかなり性的に放出しちゃうので、セルフは(全部乗せだと)かなり馬力が要る印象です。
まきいづみさん扮する愛らしい後輩ちゃんに、たくさん愛してもらえちゃう作品です。
日々に潤いが欲しい、愛情に飢えた方には特におすすめ。キスや耳舐め、愛の言葉で存分に癒されちゃいましょう!
薬の副作用はきちんと説明をお願いします……!(ポイズン)
それはさておき、本作はアリスになって不思議の国でチェシャ猫お姉さんに散々弄ばれちゃうTS系の催眠音声作品です。
露出系の羞恥要素や耳舐め要素、甘味の強いマゾ向けの嘲弄などの要素が含まれた作品ですね。
ただ、基本は「童話調で展開される物語系催眠作品」という部分が一番の強みではないかなと思います。
物語通り、ウサギを追いかけて穴へと飛び込む流れで催眠は進行しますが、ここでは視覚的な誘導が中心となっているのが特徴的。
バイノーラルによる時計音の移動や、世界観を感じさせる物品の紹介、その中にあるランプの火の揺らめきなど、不思議の国感強めで色鮮やかに視覚的に表現されている。
一部、どれだけイメージできるかが問われる部分もあるとは思いますが、こうした視覚的な内容の方が催眠に入りやすい方もおられるのではないかと。
エロパートでは(男性向け版では)かの仔さん扮するチェシャ猫に、徹底的に焦らされてイカされる楽しい体験が描かれています。
エロ自体も三段階になっていて、羞恥を下敷きにした特定ワードによる絶頂描写に、カウントによる性感の急激な強化、そして時計の音を用いた徹底した焦らしによって、かなり長い時間ビクンビクンさせられます。
絶頂描写自体は二度ほどなんですが、体力の消耗度はかなり高め。
また、満を持して登場する耳舐めは「耳舐めのためにここまでの流れはあったのだ」と言わんばかりで、なかなか凶悪です。
最後の最後には出てこなくてちょっと残念でしたが、耳舐め好きの方にもお勧めしたい流れでしたね。
キーとなるワードや音の扱いなども巧みで、物語の内容も楽しく、催眠の質も高い良質な作品です。
TSや羞恥など嗜好を要する側面もありますが、ある程度適性があれば十分楽しめるはず。
お勧めしたい作品です。ユー、アリスになっちゃいなよ!
本作は、悪魔な天使ちゃんに癒されて、気持ちよくイジメられて、めいっぱい精気を吸い取られちゃう催眠音声作品です。
耳舐め要素強めの連続絶頂物(複数回の絶頂+長尺絶頂)で、ドライオンリーの作品ですね。
まず最初に述べておきますと、若干のマゾ向け要素が見られる作品です。
前半部は癒し要素強めに展開しつつ依存へと誘導する流れが見られ、後半は依存心でがんじがらめの状態で好き放題されちゃう感じに移行。
その後半では軽度の挑発・罵倒も含む形で進行していますので、癒しオンリーだと思って聞くとちょっとビックリするかもですね。
天使ちゃんは「私の世界」でそういった本性を表しますので、一つ変転がある点は前もって知っておいていいと思います。
(ただ、あまり警戒しすぎますと前半の誘導にハマりきらないかもなので、そこは「どんな展開になるんだろ」とワクワクする方向で念頭に置いておいてくれると色々捗るかと)
催眠誘導は結構面白い構造をしてまして、定番の流れを踏みつつ、かなり大胆に省略を行っています。
この辺、催眠経験が浅いと付いていくのに大変かも、とも感じましたので、初心者は注意が必要かもですね。
深呼吸、接触による温感・脱力・重感の強調、落下感を強化するカウントダウンと構造自体はわりとシンプルですけど。
エロパートでは耳舐め、セックス描写を利用しながら徹底的に吸い取られます。
一個前で終わってもおかしくない構成をしていて、絶頂の特盛的構造になってますね。
ドライ未達成の方でもこの構造なら何かを感じられるかも。
初心者はちょっと注意が必要かもですが、甘くイジメられながら徹底的に天使ちゃんに絞ってもらえる素敵な作品です。
60分で強烈な快楽を体験できるのは特に魅力的。お勧めです!
「時間はあんまりないけどドライ絶頂したい!」というお忙しい方にお勧め……するには体力面で厳しいですかね。(笑)