新着レビュー

八的暁さんが描くつるぺたものです。
作者さんの作品は、どの単行本も「幻想的で退廃的」という言葉が良く似合う独創的で素敵なつるぺたものばかりですが、今回の単行本にはそれにプラスして、唯一の特異なシチュのある話が8ページもある貴重な本です。
(全ての単行本を持ってますが、これが最初で最後です)
といっても人を選ぶ内容のスカトロシチュです。
あとがきによると、とある同人誌の為に勢いだけで描いた作品らしいですが、スカ好きの私にとっては大歓喜の内容でとても良かったです。
しかもその際のヒロインは、目立たない普通の少女で眼鏡のツインテールというキャラなのも最高でした。

元クラスメイトのAV女優に誘われてのエッチなど、カラー漫画やイラストが魅力的。
モノクロ漫画も色々なお話あり。

恋のガンファイト / 男がゲームするのを邪魔しようとちんこをいじっての攻めと、生意気な女性が反撃され、悔しくも乱れてしまう姿が良いです。
色は思案の外 / 報われないと思いながらも都合よく抱かれる女子の切ない心情が伝わってきます。
あせだくだって / 汗かきなのがコンプレックスの女子、エアコン壊れた彼氏の部屋で汗だくになりその姿に興奮した彼に求められる話。
女の子の体を舐めたり、お互い舐め合いなど。お互い汗だくにあり密着感のある濃厚なエッチ。

勤めていたメイド喫茶が潰れてしまい、バニーガール服を着て高級キャバクラに勤める事になった主人公。ある日、主人公は怪しげなVIPルームに呼び出されて…。
完全防音が施された密室に閉じ込められた主人公は、脂ぎり、いきり立ったエロ親父達に辱められてしまいます…!主人公は可愛らしい物が大好きな初心な乙女…と思っていたら、直ぐにその場に順応し、エッチを楽しむ女の子に大変驚き、そして興奮しました…!最後までバニー服を着たままの着衣エッチが堪りません…!特に黒い網タイツが舐め回したくなる位に魅力的…!

本作はセックスで汗濡れになった女体に重点を置いたエピソードが数多く収録されている。全エピソードで大まかに共通していることは、汗で全身が濡れてゆく描写と、そこからムワァッと香るフェロモンの描写である。本気の身体のぶつかり合いと夢中になって感じている演出にもなっており、濃密なエロ描写として楽しめる。個人的には腋汗にフォーカスを当てたコマがそれなりにあって満足である。

他、ヒロインたちの肉体にもフェチが加えられており、陥没乳首やキャラクター合わせた量の陰毛などがある。特に、陥没乳首はヒロインの状態に合わせて勃起させており、彼女たちが興奮したり、あるいは乳を吸われてしまったりした場合に屹立する。こういった細かなイっている表現が全体のエロスを支えている。

本作はどれもエロ馬鹿な内容で構成されており、なにがしかの理由でエロを求める(あるいは寛容だったり積極的な)ヒロインと、そこそこ常識的だが魅力的な肉体と勢いに負けて致す竿役といった組み合わせが多い。
この組み合わせのお陰でテンポ良くエロが展開されるだけでなく、シチュによっては、エロ娘なヒロイン優位からの受け身側だったはずの竿役優位に立場逆転するケースもあり、応用の利く作りになっている。

そんな中から、「～指導」「ロリ体型～」を選出する。
まず前者は女教師が指導と称して2人の悪ガキとセックスするが、悪ガキたちが分からないながらも指導に夢中になってゆくのが面白い。教師側も大真面目で相手をしており、積極的な行為も反省させたいからというミスマッチが良い。何より、悪ガキを持ち上げてのフェラは訳のわからなさと体格差エロが一体となった名シーンである。

「ロリ体型~」はロリ不良少女が恋人ゲットのために援交する。竿役のおじさんは優しく対応するのに窒息イラマ・巨根ピストンとプレイが極悪になる。それでも感じまくるヒロインの反応や、体格差がはっきりと分かる体位がエロい。

”ごさいじ”先生のカバーイラストと巻頭フルカラー短篇が”お宝”の予感……”comic快楽天”2024年08月号。印象に残った掲載作品は、脱サラして始めたラーメン屋台の店主な男性主人公が出会ったヒロイン”陽菜”は訳ありで……”楝蛙”先生、ヒロイン”千歳”は男子主人公”そーちゃん”が童貞いじりされて傷心・泥酔のお相手をしていたら……”層積”先生、三年ぶりの再会となった同窓会で男子主人公”田島”とヒロイン”綾川”が好きな気持ちを確認しあう……”南文夏”先生、男子主人公”永川”は同じゼミのヒロイン”穂高”から距離を感じて嫌われていると思っていたが……”かづき”先生などなど。ワニマガジン社のエース級な作家さんは勿論、初連載の作家さんにもキラリと光る短篇が多かった”comic快楽天”2024年08月号でした。